ノンバーバルコミュニケーション

こんばんは、めぐです。
突然ですけれど、貴方は文字から何を読み取りますか?
文字の意味だけ?語感の良さ?その時の感情?
色とか音とかもあるのかな。
そう、今回の話は正にそういう話です。
(話す順番も、人を会話にぐっと引き込むには大事です。例えば体言止め。例えば疑問文や会話文から入るとか。)

とある人と話してびっくりした事がありました。
というのも、その人は言葉を言葉の意味としてしか捉えておらず、語感とか言葉にある裏の感情とかを読めないらしいのです。
更に驚いたのが、コミュニケーションにおいて本当に言語の意味しか使わず、ノンバーバルコミュニケーションの一切を受け取れないらしいです。

や、びっくり!


百歩譲って詩が読めないのは分かります。
詩の読み方って、語感とか言葉の掛け合わせとか、そこから色々なものを想像して書き手の感情、ひいては世界を読み取って遊んだり、更には自分の世界を想像してその中で遊ぶものなので。
それって人によっては難しいことだし、なかなかできる人がいないのも頷けます。

しかし、しかしですよ。

私、人が自分に対してどのような感情を抱いているとか、自分のこと好きなのか嫌いなのかとか、あるいはAさんとBさんが仲良いかとか、見ていれば分かると思っていたんです。私からするとヒントの宝庫なので。

でも、人によってはブラックボックスで、言葉の意味しか受け取れないから腹の中で考えていることは分からないし、だから人のことを信頼できないという派閥があることを知りました。

私は当たり前のように、人は人の感情をある程度推測できると思っていたし、その人が自分のことが好きか嫌いかなんて当たり前のように分かるものだと思っていました。少なくとも少しは。

でも実際は違うらしいです。
しかもアウトプットして分かったのですが、私が人と付き合う上で見ている項目があまりにも多すぎる。

自分はどうなのか、よかったら考えてみてください。
「分かる〜!!!」
なのか、
「いや、こんなこと分からないって!」
なのか、どっちの意見もすごくすごく気になります。


では、自分がどこを気にして何を考えているのか発表ドラゴン!

※昔かじった程度のあっさい心理学の知識がちょこちょこ出てきます。要するに偏見を生み出す方法なので、信じるか信じないかは貴方次第。

1.目

目は口ほどに物を言う。
とはよく言ったもので、私からするとかなり多くの情報を得ることが出来ます。

分かりやすいのは、目線を合わせている秒数・回数です。

人は好きな人をより多く見つめます。当然です。
嫌いな人は逆に見なくなります。

目を合わせるのが苦手な人もいます。そういう人は集団で話している時に誰とも目を合わせる回数が少ないので、その人は単に苦手な人であると判別することができます。(それでも本当に信頼を寄せている人だけ見ている場合があるよ!)

たまーにその人が(特に恋愛的な意味で)好きだと目が合わないことがあります。それも判別できます。そしてあんまりそのケースはないです。

タチが悪いのが、3人以上で話している時、残りの人とは普通に目を合わせるのに、ある一定の人間とだけ目を合わせない人間です。その人には嫌われている可能性が高いです(もしくはどうでもいいと思われているか)(好きである場合は恋愛的な好き以外にほぼないと考えていい)。

目の動き、特に誰をどのぐらい見つめているのかをざっくり見るだけでも、その人とその人の関係値を推察することができます。便利です。


犬と同じで目を合わせている=下に見ている、目を合わせられない=上の立場に見ているということもあります。ケンカの時に目を合わせて、逸らさないようにするのはそういう所からきているのかもしれません。



2.手の動き

腕組みをしていると緊張していたり、居心地悪く思っていたりする可能性が高いです。腕組みは防衛反応です。

あとは忙しなく手が動いていると、退屈なのか、あるいは何もしていないと落ち着かない性質を持っているのかなあと考えます。特に髪の毛を触る人。とても退屈そうに見えます。

どちらにせよ、相手が聞き手側なのに手の動きがしっかりある時は、話題を変えてもいいかもしれません。




3.足の動き

有名なのは貧乏揺すりです。イライラや忙しない感情が伝わってきます。

あとはつま先がドアの方を向いていたら帰りたい気持ちの現れだと言いますが、真偽はよく分かりません。

こちらも話題を変えるかそっとしておくのが吉でしょう。




4.体の向き

これは分かりやすい!目と同じくらい。
やっぱり人間なので、好きな人の方向に無意識に体が向きます。

集団で話している時、誰が誰の方を向いているのか、どのぐらいその人に身体が向いているのか(角度的にも時間的にも)を見ると、目と相関関係があったりなかったりするかもしれません。

ちなみに相手が自分の話に食いついている時は、無意識に身体がこちらに傾いています。
手まで前に出して身を乗り出していたらもう夢中です。手応えを感じましょう。




5.声のトーン

有名なのは、怒っているお母さんの声が電話だと高くなるアレですね。
それと同じように、人によって声のトーンが無意識のうちに変わっていることはよくあります。

例えば、女性はよそ行きの声は高く、親しい人と話す時は声が低くなる傾向があります。ただし、性的に好きな人に対しては声が高くなる傾向があるとかないとか。

その他にも、テンション上がった時の声のハリとか、怒っている時悲しい時の声の若干低いトーンとか、その辺分かる人は分かるのではないでしょうか。耳の感度もあるので後天的に身につけるのは難しいかもしれませんが……。

Aさんが仲良いBさんと喋っている時の笑い声と、Aさんがそこまで仲良くないCさんと喋っている時の笑い声を比べるといいかもしれません。
文字起こししても違うと思いますよ(ハハハ、とうぇっはっは、みたいな)。




6.言葉の言い回し

その場その場によってあるので、全部を網羅することはできませんが。

例えばAさんが「こいつさー」とBさんのことを呼ぶ場合、私は
「AさんとBさんは仲良いのかな」
だけでなく、
「AさんはBさんのことを潜在的に下に見ているのかな」
と考え、見下す人は嫌いなのでAさんのことを少しだけ嫌いになります。

分かりやすいのは呼称ですかね。
さん・ちゃん・くんの違いでも関係性がある程度わかります。意図的にさん付けして、これ以上仲良くなりたくないという意思表示をすることもあります。
自分やその人の役割に合わせて呼称を変えている人もいますね。

あとはどれぐらい敬語を崩すかとか。
仲良くなりたい相手に対しては、敬語ベースで少しずつタメ口を入れますし、やはり仲がいい人で完全なる敬語を使っている人は珍しいです。(私の人間関係が狭いせいもあるかも)
基本敬語から入るコミュニティにいるのですが、やはり仲がいい同士は敬語がちょこちょこ外れてますよね。

女の人を女呼びしたり、男の人を男呼びしたりするのも、やや蔑視や嫌悪が含まれているのかなあと考えます。

今考えられるのはこれぐらいでしょうか。
人間関係に便利なのは、呼称と敬語オンリーか否かを気にすることですかね。



7.口角

変なところにこの項目入れてごめんなさい。思い出したもので。

本当の笑いなのか否かって、口角に出ると思っています。(目が笑っていない、もありますが)

本当の笑いの時には、口角の不自然さがなく、均等にきゅっと上がっています。

逆に笑うのが下手であればあるほど、愛想笑いだったり、緊張している時の笑いだったり、写真に撮られる時の笑いだったりの口角が歪んでいます。
一説によると、右の口角の方がより意識的に上げられて、左の口角は本当に笑った時しか上がりにくいので、作り笑いの時は右だけが上がっていることがままあるらしいです(自分では実感している)。

あと、人の悪口を言っている時の嫌な笑いだったり、シニカルな笑いをしている人も口角が歪んでいますね。醜いです。





8.距離の近さ

人間には無意識的なパーソナルスペースというものがあり、これでも人間関係を測ることができます。

好きな人間には近づくし、嫌いな人間からは離れる。これだけです。

パーソナルスペースには個人差があるので何センチの距離だと〜とは言えませんが、Aさん、Bさんといる時より私といる時の方が遠いな、とかボディタッチがないな、とか感じるなら、少なくともAさんにとってはBさんの方が好きな人間です。こんな感じで人が人につけている序列が手に取るように分かります。

試しに自分の中でどういう序列があるのかを見てみると面白いと思います。例えばファミレスで横並びになった時、どれぐらい距離を空けるかとか。2人で立って喋っている時、どれぐらい距離をとっているかとか。

ちなみに相手と相手の間にものがあると心の距離が広がるらしいです。私は意図的にものをどけたり置いたりします。


距離とは少し違いますが、人の座る位置を見るのも面白いです。
誰と誰がよく隣にいるかは見ておく価値があります。ちなみに親しくなるためには目の前に座るよりも横並びの方がいいらしいです。



9.声の速さ

変な項目順でごめんなさい。考えた順に上げていきます。

基本、感情が高まっている時は速く喋るし、そうでなければ遅くなります。

速く喋っているならテンションが高く喜んでいたり、逆に怒りの感情を爆発させている、焦っているなどとにかく感情が高まっています。

遅く喋っているなら、落ち着いていたり眠かったり、怒りまではいかない悲しみだったりですかね。

慕われるリーダーになるためには、声の速さを少しゆっくりめにすると相手に伝わるだけでなく、どっしりとした落ち着いたイメージを与えることが出来ます。

やや速く喋ることで、相手に圧を与えて文句を制圧することもあります。



直接的身体的なノンバーバルコミュニケーションはこんなもんですかね、お疲れ様です。

ここで番外編いきます。
比較的分かりやすく、数が絡んでくるのでノンバーバルコミュニケーションとは言えないものです。



1.喋っている回数

集団でいると、どうしても全員でいるわけにはいかなくなり、グループが生まれます。
その時に誰が誰と喋っている回数が多いか見ておくと、誰と誰が仲がいいかが分かります。

あとはSNSのいいねの数とか空リプを飛ばし合う回数とかもいい指標です。
SNSのいいね欄を見るとおそらくその人が誰と仲がいいか、誰のことが好きかが分かりますが、私は悲しい事実を目の当たりにしたくないのでみません。


2.写真を撮る回数

人間なので当然で、撮りたくない写真は撮りません。
集団で出かけた時にAさんが撮った写真をよく見ると、写っている人物に偏りがあることがあります。

その人がかわいい、美しいから撮っているのか、その人と仲がいいから撮っているのかは分かりませんが、少なくとも苦手な人を撮る枚数は当然少なくなりますし、ある程度この人はこの人に好意があるんだなーというのは撮った写真をみれば何となく見えてくる場合もあります。

ちなみに撮られた側の表情によっても関係値が分かります。それこそ口角が分かりやすいですが、仲がいい人に撮られた写真は大体目から笑っていて表情が柔らかいです。



3.会話を聞いて覚える

手っ取り早いけれど意外としていないかもしれないですよ。

例えば前述のノンバーバルコミュニケーションを意識すると、相手の会話が建前なのかそうでないのかなんて簡単に分かります。

そこで、相手の本音から趣味嗜好や相手の人間関係を類推することができるようになります。

建前でない褒め言葉は、自分に言われたものだろうが他人に言っているものだろうがものに言っていようが覚えておくと、後々に相手ウケを狙う時に役立ちます。私は自分がこの格好をしているとウケがいいとかを覚えて、褒められたい時に敢えて寄せたりその格好で話しかけたりして、褒められを狙います。

相手ウケというと人聞きが悪いかもしれませんが、単純に仲良くなりたい時もそうだし、自分となんの趣味が合うかを類推する時にも使えるし、自分の布教したいものの布教先を誰にするかを考える時にも使えるので覚えておくと便利です。






番外編終了です。
ここからはやや印象操作の話がメインになります。

1.ファッション

服で相手に与える印象を変えることができます。
分かりやすいのは、ボサボサすっぴんダル着vs普通の格好vs派手な服、おしゃれな服ですかね。私は女性の視点でしか語れませんが、しっかりおしゃれをすればするほど舐められにくくなると思います。(道でぶつかられる回数とか、服屋で店員に話しかけられる回数とか)

また、その服を着ている時の食い付きがいいというのは前述の体の向きとか目の動きとかで分かるので、遊びに行く時はその人やコミュニティにウケがいい格好で行くことが多いです。

逆にこれ以上仲良くなりたくない場合は、敢えて相手にウケるものを外す場合があります。
人から注目されたくない時も無難な服を着てオーラを消すようにもしています。


また、服の系統で相手の性格を何となく推察し、仲良くなれるか否かを判断することもあります。

私は派手な陰キャなので、モード系・ロリィタ服・その他派手服を着ている人とは割と相性が良く、逆に無頓着な人も陰キャの傾向が強いので相性がいいです。

本当に困るのは無難な服を着ている人ですね。
全く合う気がしません。

当然服はガワなので、身体的ノンバーバルコミュニケーションで得られる情報の方に重きを置いています。

が、ガワはガワでも人の信条が現れている(個性を貫く、人に合わせる、人目を気にしない 等)ので、侮るなかれ。



2.メイク

基本TPOに合わせてですが、優しい印象を与えたい時にはナチュラルメイクにアイラインは垂らし気味にするし、舐められたくないときには濃いメイクにキャットラインを引きます。

服に合わせて、与えたい印象によって変えています。



3.アクセサリー

アクセサリーにも個性が現れます。
ど偏見ですが、ピアスの穴が多い人は不安定な人が多い気がします。(バチバチのギャルマインドを持っている場合もある)

無難なアクセサリーを付けていたり、逆にヤンキーが付けているみたいなジャラジャラしたアクセサリーをつけている人とはあまり合わないなあと思います。没個性の人と乱暴な人が苦手なので。



4.持ち物

持ち物にもその人の個性が現れます。
何色が好きか、なんのキャラクターが好きかなどその人の趣味嗜好が分かるのは当然です。

他にもその人が何を重要視しているかが分かります。実用性なのか、趣味を大事にするのか。はたまた何に金をかけるのか。

ちょっとしたその人の拘りに気づけるとプレゼントを選ぶ時に役立ちます。



日常的に気にしていることはざっとこんなもんですかね。
改めて、自分がいかに色々なことを考えているのかが分かり、自分の生きづらさのヒントを得られた気がします。
これだけ色々なことを気にしていたら、確かに集団生活はキツいし聞き役に徹して話題を考えるテマを省く方がいいのは当然だと思います。

それでも、コミュニティの中で誰が自分の味方なのか、どうやったら味方の人ともっと仲良くなれるのかを無意識下で判断できる能力達なので、とても便利だし少しでも情報が欠けると辛いです。
私のように人のあらゆるを無意識に気にし過ぎて辛い人は、あえて見ないことを意識するのもいいかもしれませんね。

逆に人の感情が分からない、誰が自分の味方なのか分からないという人は、目線と体の向きと距離を意識するだけで分かりやすくなるかと思います。集団生活の処世術に是非。


皆さん、どれぐらい考えていることがありましたか?それが私はとても気になります。
私には常時これらの情報が勝手に入ってきますが、どうやら世間には程度の差はあれそうでない人もいるらしいのです。

私はここまで考えているよーとか、こんなことは分からないよ!とか、これが足りてないとかこれは本当はこうなんじゃないの?というご意見・感想、お待ちしております。



最後まで読んでくれてありがとうございました!
人間関係って難しい!

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