IELTS対策②〜お金をかけないでアウトプット力を磨く
今秋から大学院留学を目指している、Gucciです。
前回は、IELTS対策についてスコアの推移と共に触れていきました!
今回はその続きとして、お金をかけずにIELTSのアウトプット科目: ライティングとスピーキングを無理やり6.0まで押し上げた方法について紹介していきたいと思います!
(正直、このnoteはあまり参考にならないかもしれませんが、少なくとも私はこの方法で無理やりスピーキングとライティングのスコアを向上させました...)
1. はじめに
4技能を測定する英語資格試験であるIELTSですが、多くの帰国子女等ではない日本人が苦労するのは、スピーキングとライティングかなあと思います。
私もその一人で、高校までの英語の勉強では、スピーキングとライティングに特化した勉強をしたことがなかったので、どのように勉強すべきか全く分からず、IELTSを受け始めてからもスコアが全く伸びず、代わり映えしませんでした。
手っ取り早いアウトプットの技能を磨く方法として、「英語スクールに通う or オンラインの類似サービスを活用する」、などが考えられます。しかし、こうしたサービスはもちろん有料ですし、いくら安くて品質が高いとしても、お金を払うことに抵抗感を抱く人もいると思います。
>(ちなみに、私もこの一人でした。この業界の方々、こうした層にうまく売り込めばもっと儲けられるのではないでしょうか?)
そこで、「何とかしてほぼ無料でIELTSのライティングとスピーキングで6.0をとる方法はないか?」と試行錯誤を始めました。以下では、その試行錯誤の内容を紹介していこうと思います。
* ちなみに、ライティングとスピーキングで最低6.0をとりたかったのは、大抵の大学院が語学要件として、「各モジュール6.0以上であること」を条件としていたためです。
2. ライティング対策
ライティング対策はインターネット環境と、パソコンかタブレットがあればよいです。もちろん、紙とペンも必要ですね。
2.1 IELTSの問題入手
まず、IELTSのライティング類題と模範解答を大量に入手することから始めます。これらは比較的簡単に入手でき、例えば前回紹介した下記のサイトから大量に入手できます。
上記で正直、やりきれない量が入手できるとは思います。足りないと思う方は、さらにググってみるといいでしょう。
2.2 いざ練習
入手した模擬問題を使って、2日に一回程度のペースで毎朝1時間確保して、本番さながらにTask1とTask2に取り組みます。
時間がないときは、気分に応じてTask 1だけか、Task2だけにしてもよいと思います。
2.3 添削タイム
ここからが本題ですね。
基本的に「IELTS Simon」のサイトには、模範解答がほぼ必ず付いているので、それを参考に自分の書いた文章を添削していきます。この際、重要だと思うフレーズを書き留めておくと、語彙が増えて一石二鳥だと思います。
一通り添削しきったと思ったら、フレーズや文法に不安のあるところにチェックを入れておきます。
ここからが肝です。チェックを入れた部分のフレーズを、ダブルコーテーションで囲ってGoogle検索にかけます。すると、実際に使われているフレーズであれば、検索結果に反映されますし、使われていないフレーズであれば、全く検索に現れないと思います。
例えば、何らかのタスク中で、「政府は〜に対して責任を負うべきだ.」との文を書きたくて、"take responsibility for"という言い方があるかどうかが不安になったときに、以下のように検索をすると、その言い回しが使われているかどうかが確認できます。
この例の場合では、"take responsibility for"という言い回しは、約162,000使われているので、正しいと判断できます。
また、Grammarlyと呼ばれるオンラインの基本無料英文校正ツールも大助かりです。同じくチェックを入れた箇所を抜き出して、送信すると怪しい箇所があれば教えてくれます。
2.4 ライティングのまとめ
文章の基本的構成は前回紹介した本で掴めるので、あとは基本的に練習あるのみだと思います。自分で添削をすると、時間がかかる上、若干確実性は低下しますが、インターネットを活用しながらであれば、意外と効果はあると思います。
3. スピーキング対策
IELTSのスピーキング対策は、個人的にどれだけストーリー立てて話せるエピソードを持っているかが重要と感じます。つまり、発音等はあくまでも採点の要素の一つであり、高得点を狙わなくて良いならば、独学でもいけなくもないと思います。
それでは、私が取り組んできた恥ずかしい対策法を以下に列挙していきます。なお、IELTSの問題はライティングのときと同様に、IELTS simon等で入手しましょう。
3.1 シャワー中模擬面接
恥ずかしい対策法その①としては、入浴している最中に、セルフ模擬面接をする方法です。私の場合、シャワーを浴びながら、Part 1の流れを自分で再現しながら喋り尽くしていました。Part 2やPart 3は論理展開も重視される上、本番はメモがあるので、シャワー中に再現するのはオススメしません。
Part 1のコツとしては、よどみなく聞かれた質問に対して答えることです。したがって、シャワー中喋り続けることが大事だと思います。
3.2 通学路で模擬面接
これも、3.1のお風呂で模擬面接とあまり変わりません。歩きながら、Part 1を意識してブツブツ話すだけです。(周りの通行者に不審者と思われないように注意しましょう笑。)
3.3 机に座って模擬面接
これは、Part 1〜Part 3のどの場面に対しても使える方法だと思います。やり方は簡単で、入手した問題のスクリプトに基づいて模擬面接するだけです。
また、時折スマートフォンの音声認識機能を使って、発音チェックをするのもいいと思います。一文ずつ認識させて、きちんと各単語や冠詞が認識されているか確認しましょう。認識されていないものは、発音が怪しい可能性大です。
最近のiPhoneの音声認識はかなり精度が高いので、信頼性もそれなりに高いと思います。なお、iPhoneで英語の音声認識をさせたい場合、わざわざiPhoneの言語設定を英語に変更しなくても、キーボードの設定で利用可能になります。
見にくいかもしれませんが、上の画像の手順で、お好みのキーボードを追加できます。英語キーボードを追加すれば、英語キーボード使用時に音声認識も使えるはずです。
3.4 スピーキングのまとめ
スピーキング対策の肝はなるべく多くの話せるエピソードを持っておくことです。発音も語彙の広さも大事ですが、6.0を取るだけならば、なるべく沈黙の時間を作らず話し続けることが重要です。
特に、Task 2は試験官が止めに入るまで、必ず話し続けましょう。話す内容がなくなったら、それまで話した内容を簡潔にまとめて話すと時間を稼げます。途中で切り上げるようなことは、余程のことがない限り、控えることをオススメします。
これだけでも、試験官の印象は上がりますし、その後のTask 3で、少しは落ち着いて質問に答えることができると思います。
もし、試験中に頭が真っ白になったら、つなぎの言葉を使って少しでも時間を確保するように努めましょう!なお、つなぎの言葉に関しては、以下のサイトを参考にすると良いと思います。
4. 全体のまとめ
今回はほぼお金をかけずに、IELTSのアウトプットを磨く方法を紹介してきました。
ライティングについてはかなり使える方法だと思っているので、困っている人は実践してみると良いかもしれません。
スピーキングの勉強法は若干役に立たないやり方かもしれませんが、一人でブツブツと途切れずに拙くても英語を話せるようになっておけば、本番でもそれなりに話せるようになると思います。
それでは、現在IELTSを勉強中、またはこれから勉強を始める方々の健闘を祈って、このnoteを終わりにします。次回以降は、留学に欠かせない奨学金の話題に移っていこうと思います。
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