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IELTS対策〜とある理系大学生が7.0を取得するまで

みなさん、こんにちは!
前回は、「どうして学位留学を決意したのか?」について、項目分けをしながら紹介していきました。

今回は、英語圏の大学院に出願する上でほぼ必須となる、英語資格試験の話題について触れていこうと思います。

1. はじめに

英語圏の大学院出願では、英語を母語としない学生は英語資格試験のテストレポートを提出する必要があります。

通常、利用可能な英語資格試験は、TOEFLかIELTSの2種類であることが多いです.
TOEFLかIELTSのどちらを選ぶかについては、人の好みが大きく左右しますが、私の場合はIELTSを選択しました。

簡単に理由を挙げると、

筆記テストであること
→ TOEFLはコンピュータ上で受けるテストが基本

スピーキングが対面であること
→ 実際にインタビュー形式で行われるので、話しやすい
→ TOEFLはコンピュータに向かって録音形式

の二つが大きな違いとしてあります。

IELTSとTOEFLの比較については、ググればたくさん出てくるので、これ以上は割愛します。以下、参考程度にいくつかリンクを貼っておきます。

http://mikiann.hatenablog.com/entry/2017/01/31/184506
http://sakusaku-study.com/ielts-7

ちなみに、それなりのレベルの大学院へ行くには、IELTS 7.0を要求されることが多く、正直純ジャパにはキツい壁の一つになっていると思います。

2. 英語力スペック

私の初IELTS受験前(2016年10月時点)の英語力スペックは以下のような感じでした。

・純ジャパ
・センター英語: 195/200点
・TOEIC L&R: 815点
・英会話スクール等の受講経験なし

総評すると、いわゆる筆記テストは人並み以上には得意でした。
しかし、WritingやSpeakingの勉強は特にしたことはなく、アウトプットの技量は皆無だったと思います。

ちなみに、この状態でIELTSをほぼノー勉で受けると、

Overall: 6.0
Listening: 5.5
Reading: 7.0
Writing: 6.0
Speaking: 5.0

となりました。鬼門のリスニングとスピーキングが低い点数になっていますね...

3. 日常的に取り組んだこと

IELTSの対策法はネット上で広く紹介されていますが、結局のところ毎日少しずつ、四技法の勉強をしていくしかないと思います。

なので、以下では私が日常的に取り組んでいる(取り組んでいた)項目について3つ紹介します!

IELTS Simon
鉄板のIELTS対策ブログです。ほぼ毎日IELTSに関する課題や、Tipsが投稿されます。

私の活用法としては、通学時間の隙間時間に毎日2〜3記事読んでいました。
また、WritingとSpeakingの課題については、別途紙にまとめて印刷をして、毎朝30分程度時間をとって、交互に取り組んでいました。

CNN English Express
英語学習誌として有名なCNN English Express (CNNEE)は、CNNのニュースを題材に、より自然な英語を学習できる良教材です。月刊誌となっています。

CNNEEは現在でも続けていて、大体20〜25日ペースで終わるように、毎朝20〜30分の時間をとって取り組んでいます。
慣れてきたら、別冊の小問題集(リスニング部分)をぶっつけ本番でやると、結構なリスニングのトレーニングになります。

Podcast
鬼門であるIELTSのリスニングに耳を慣らすために、CNNEEに加えてPodcastも活用していました。
おすすめとしては、「NHK World Radio Japan」と「BBC Global News Podcast」の二つです。

Podcastは防水スピーカーを使って、今でも入浴中に流しています。

NHKのPodcastは、日本人と外国人のネイティブアナウンサーがごちゃまぜで流れます。日本の時事ニュースがメインとなっているので、初めてでも比較的聴き取りやすいと思います。

BBCの方は世界中のニュースが扱われるので、内容的に聴き取りにくいかもしれません。BBCはもちろんイギリス英語が多めな印象です。

ラジオニュースではなく、普通のニュースを見たい+聴きたい方は、CNN10もおすすめです。その名の通り10分間のニュース番組になっています。


4. 受験1ヶ月前からやったこと

受験日の大体1ヶ月前から、休日を利用して本番に向けてIELTS対策本を購入して形式慣れをしました。

私が使った対策本の中で、おすすめできるIELTS対策本の2冊を紹介します。(むしろ、これ以外の対策本はほとんど使っていません。)

① スコアに直結!IELTS徹底対策テキスト&問題集
セクション別に様々な出題パターンが紹介されていて、タメになります。
特に、Writingの部分は個人的に非常に参考になりました!(Simon先生のブログと一致する部分が多いため、頭に入ってきやすかった。)

模擬試験も2回分ついていて、きちんと時間を測って取り組めば、実戦さながらに対策できます。

パーフェクト攻略IELTS
この本は現在新装版がでているようで、廃盤になってしまったみたいです...

本の内容自体は、「スコアに直結!IELTS徹底対策テキスト&問題集」と似たような構成になっています。

私の場合は、①と②の両方を活用することで、色々な出題パターンに柔軟に対応できるようになったと思います。

対策本の個人的注意点としては、何ヶ月も前から取り組まない方が良いということです。それよりも、日常の英語の勉強を丁寧に取り組んだ方が、スコアの向上に繋がる気がします。(長期のIELTS専用対策は、時間対効果で劣る。)

なお、単語帳はCNNEEで補完されるので、正直必要ないと思います。

5. スコアの推移

上記を踏まえて、参考程度にスコアの推移を載せます。

2017年7月 Overall: 6.5 / L: 6.5 / R: 8.0 / W: 5.5 / S: 6.0
2018年3月 Overall: 6.5 / L: 8.0 / R: 7.0 / W: 5.5 / S: 5.5
2018年7月 Overall: 7.0 / L: 7.0 / R: 8.0 / W: 6.0 / S: 6.0

2017年8月〜2018年2月までは、留学をしていたのでその間はほとんどIELTSの勉強をしていませんでした。

留学によるIELTSスコアへの効果は、個人的にはリスニングとリーディングだけに反映されると思います。つまり、ライティングとスピーキングは別物ということです。

帰国後一発目(2018年3月)のIELTSで感じたことなのですが、ライティングは「幅広いなテーマについて書く力」、スピーキングは「幅広いテーマについて話す力」を問われているように思います。

語学留学ではない交換留学をすると、特定のテーマについては話せる & 書けるようにはなりましたが、幅広いトピックとなると別途持ちネタを持っておく必要があると感じました。

というわけで、2018年の7月末に受けたIELTSではこの点を踏まえて、

・スピーキング: Part1とPart2の持ちネタを増やす
・ライティング: IELTS Simonを参考に、とにかくいろんなテーマについて書きまくる

ことを重点に勉強した結果、見事IELTS7.0を達成しました!!!

6. まとめ

IELTS対策は日々の勉強が鍵となってきます。CNNEE以外はタダで取り組めるものなので、ぜひ試してみてください!!!

今回はかなり長くなってしまったので、次回のnoteに、「お金を使わず、スピーキングとライティングを無理やり6.0に上げた方法」について書いていきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました!
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