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リサイクル、半額セール!

行きつけのリサイクルセンターが冬物セールをやっているというので足を運んだ。
もともとそんなにたくさんの商品があるわけではない。
多めに見積もってレディースで800枚ぐらいだと思う。
で、センスや年代が合わないものもあるわけだから、候補は半分以下。
セカンドストリートあたりの在庫とは比べようもありません。

今回はこんなもの買ってきました。

三峰のダウンコート
しっかりと中身の詰まったみっちりコートをゲットしました。
フードにはラクーンのふわふわファー。
ウェストを中でしぼるタイプで、ちょっとフェミニンなラインにできます。
売り場にたった1枚のダウン。
冬の人気アイテムが残っていたのには理由があります。
ダッフルタイプのデザインだったのですが、トグルのループが合皮で、劣化してボロボロだったんですね。
私は何度もバッグのリペアで処理したことあるのでこれぐらい何とも思いませんが、やり方を知らない人には買えない商品です。
帰宅後にすぐリペアしました。
詰め物はダウン90%と優秀なスペック。
古いせいか少し重いけど(笑)冬は暖かいのが正義。
価格はセールで150円でした。

白いカットソーワンピース
裾の長いトレーナーって感じのデザインで、あたたかくて楽ちん。
部屋着にぴったりで、今後も着ていきたいのはこういうタイプのもの。
65%コットン、35%ポリエステル、色は白。
ありふれたタイプだと思いますが、特徴は後ろの下半分にフリルがついているところ。すごく可愛いです。
大事に着させていただきます。
セール価格で50円。

ウールの大き目コート
手触りがすごくよかったのでひっぱり出してみたところ、アンゴラが30%入ったウールでした。
縫製もしっかりしていて13号。
大きすぎるしカシミアじゃないので少し迷いましたが、寒い時の普段着にいいかと思ってゲット。
タグをよく見たら瀧定名古屋という老舗の繊維メーカーで、ちょっとした日本ブランドでした。
やばい、普段着にできません(笑)。
つやのあるソフトな素材、さすがのクオリティです。
アンゴラは私が30代のころによく買っていた素材。
アンゴラ100%のヘリンボーンをたくさん持っていました。
普通のウールとは保温性能がぜんぜん違ってて、特に太陽に当たった時のぽかぽか具合が段違い。発熱してるみたいにあったかいです。
アンゴラは表面に少し毛羽立ったふわっとした感触があって、そこが同じ高級獣毛のカシミアとの違いです。
よりスマートな感触を求めるならカシミアかな。
昔はアンゴラのお安いコートも割と見つかりましたが、最近はアンゴラ100%はなかなか見なくなりましたね。
素材価格が上がってるのかな?こんな時代だからこそリサイクル品はねらい目。良質のものがたくさん眠っています。
価格はセールで100円でした。

モノトーンのスパター柄パンツ
柄と仕様がすごく気に入ったので久しぶりに買ったパンツ。
ゴム入りだけどラインがけっこうキレイ。
生地はポリエステル+ポリウレタンというガッツリ合成繊維。
でもすごいんですよ、風合いがものすごくコットンっぽいの。
最初コットンだと思いましたもの。
ポリエステルもついにここまで来たかと感慨深いです。
素材に興味のない人もいると思いますが、私はポリエステルと天然素材、ちゃんと見分けられる人でした。百発百中でした。
しかし、見分けがつかないっていう稀有な例がたまにあって、それは10年前ぐらいに始まりました。その後の技術革新はすさまじく、綿に関しては5年ぐらい前からかなり肉薄してきたと思います。
そんでついに素材タグを見ても「ウソ~?」って思う領域まで来ました。
今後はポリエステルを「綿」と書いてもわからなくなるでしょう。
偽装できるレベルになったわけです。
このパンツも本物の綿や麻、ウールが入ってればもっと良かったのですが、パンツを縫うには2000円ぐらいかかるらしいので格安のノーブランド商品なら仕方ありません。
サイズが合わなかったら母にあげようと思っています。
これならトップが無地でもクールに決まります。
こちらもセールで50円でした。

合計350円。
半額セールってやっぱりお得ですね。
今回ダウンのわりと好きな形のコートが買えたので、手持ちの物を整理します。

買わなかったものもあります。
シャンブレーの長袖シャツ。
きれいな色でダメージもなく、丈も袖も長すぎず、良かったのですが、裏の縫い目がすごくいいかげんだったんです。
具体的には脇の縫い目がロックかけただけで切りっぱなしになっていました。
最近、某高級服メーカー社長のYouTubeを見て、日本の高級な仕事のクオリティを再認識した私。
以前から服の素材や糸くず、シワは気にしていましたが、シャツのことはよく知らなくて、仕立ての仕様の良しあしをそこまで意識したことはありませんでした。
「ここは三つ折りにするのが高級服」「私たちはこういう処理はしない」etcという縫製する側からの話を伺って、そういう目で見ていくと、、、クオリティに気を付けていたはずの私のワードローブにもチープなものが入り込んでいました。
今回はそこに気が付いたので買うのはやめました。

ここからまた、クオリティを確認しながら服を整理していきます。

つらい毎日の記録