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その神社、大事だったのね。

今朝の体温 36.6

実家の裏は神社だ。
去年の豪雨で神社の敷地が土砂崩れし、裏庭が埋まってしまった。
1年近く放置状態に。
この神社は普段は無人で、一見ボロボロなのにたまにお祭りとかやってて「稼働中だったの!?」とビックリしていた。
その土砂崩れの工事を始めることになったという。

正直いって驚きました。
カネかかってイヤだ、この際だから「神社じまい」しちゃおうっていう結論になるんじゃないかと思っていました。たいへん失礼いたしました。
その神社、大事だったんですね(^^;)

普段は無人の小さな神社でも、祭祀の時にやってくる神主がだいたいいます。ここもそう。
日本の神社の歴史は、新しくても明治時代、さほど立派に見えなくても(失礼)、普通に1000年ぐらいの歴史があったりする。
なぜ明治時代かというと、大規模な統廃合が起こったから。近年で移転したり廃社になったりしてるのはたいていこの時期だ。あとは終戦後。

この神社も、昔は神職の屋敷が近くにあったのかな。
その子孫がそのへんに住んでたりするのかな。
同じ苗字の家が周辺にいっぱいあるんだよね。
そういうことを考えるのはけっこう楽しい。

私は神社の縁起を調べるのが好きだ。
誰が、どういう理由でなぜこの場所に、どの神さまを祭ったのか。
それがわかるとただの知らん神社が身近に感じたりするから不思議!

崖は以前は林と竹藪だったのですが、7~8年前に伐採。
落ち葉に悩まされることもなくなり、我が家もだいぶ明るくなりました。
何十年も暗かったのは神社のせいだったわけです(←罰当たり)。
ただ、毎年来ていたウグイスやキジバトは来なくなりました。春になると美しかった藤もいつのまにかなくなってしまいました。裏庭を埋め尽くしていたツワブキも根こそぎ消失。人生ひきこもごもです。

空が開けて気分が良くなったので、去年からは崖に残った木を少しづつ切っていたのですが、、、大木などが無くなって地盤が弱くなったことは感じていました。崖の土砂がボロボロ落ちてきます。
で、豪雨でとうとう崩れたワケです。

崖崩れは見事に修復され、立派な擁壁になりました。
過疎地ではありますが、売る時の価値がいくらか上がったと思います。
擁壁と言っても3メートル弱で、家から4、5メートル離れているので大きな危険はありません。

アンラッキーの末のラッキーでした。

つらい毎日の記録