スマホと、重荷の話。

私は年末にようやくスマホを購入した。
私の主な収入源であるメルカリを、もっと効率的に利用するためだ。
なんとか自分で設定していたところ、翌朝にはパスワードを忘れていた。若い頃とは記憶力が違う。忘れるはずのないパスワードを選んだはずなのに、忘れてる。メモしたつもりなのにできてない。
ヤマネコに相談したら、心を殺されるほど非難された。
たかがパスワードですよ？アタマおかしいでしょ。自分だってポンコツのくせに、いつも私に迷惑ばっかりかけてるくせに、ほんとクソ野郎。
こっちも黙っちゃいないわけで、「死ね」「おまえが死ね」「ハア？死ね」という殴り合いの大げんかに発展した。

スマホのほうはケータイ会社で無償リセットしてもらったが、私は２カ月ほど鬱状態が悪化し、浮上できないほどの痛手を負った。

そんなわけで、トラウマとなったスマホを積極的に使う気になれず、たまに写真撮ったりメルカリの検索するぐらい。

今日、ボイスレコーダーのアプリを入れて、１つ便利になった。

スマホ見るたびに今も苦しい。こんなモノをほしがったせいで私の世界はいっそう壊れたと思う。

私はキチガイと一緒にいるんだ、とあの時ハッキリと思った。

キチガイと一緒にいるんだから、諦めなきゃいけないこともある。
幸せな人にはわからない話だ。