子供の教育方針

私は大学には行っていない。

大学に行く理由がある人は行ったら良いわけですが、理由がなければ無理して行かないで、その学費分を本人のやりたいことに使ってもらいたいと考えています。

ただ自分が子供だった時のことを思い出してみると、「本人のやりたいこと」を選択するのはとても難しかったように記憶しています。

私は小中高は公立の学校を卒業しています。高校はいわゆる進学校で、同級生で大学に進学していないのは3人だったというのを卒業後しばらくして誰かから聞いたような聞かなかったような。

当時私には行きたい大学はありませんでしたが、出会いが多そう(知見が広がりそう)という理由で学生数が多い早稲田大学を受験して落ちました。
落ちたら当然のように浪人しました。
当時は「私には大学受験以外の進路は無く、受験してどこかの大学に行くしか無い」と思い込んでいました。
そして、勉強がつまらない……やる気がない……。

結果、二浪してどこも合格せず。
一浪目は、模擬テストで偏差値60-65くらいでしたが、二浪目は、ほぼ勉強せず、まさかの偏差値55程度。

二浪で受験する前に、ゲームの専門学校のWEBページを調べていました。
でも「大学受験しなければならない」と思っていました。
今思えば、受験料がもったいないわけですが、当時は受けないわけにはいかなかった(と思っている)わけです。

私は好きなゲームの仕事を選ぶのに2年間と予備校代(親の大切なお金)を無駄にしたわけですが、自分の子供には無駄なく自分自身の人生を進んでもらいたい。

そのために、
・多種多様な経験をする。
・子供の好きなものやその傾向を子供本人と親が知る。
 (親は観察者。介入はできるだけ控える)
・好きなものを徹底的に探求できる環境。
・一度選んだ好きなことから離れて他のことも気軽にやってみれる環境。
こんなものを子供には提供してあげたい。

そんなこんなで私は子育てに重視する項目を成長段階に応じて以下のように考えています。

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愛 0~4歳
永遠に変わらない祝福。恵み。祈り。
十分に親から愛されることで「永遠に変わらない=不変」の概念を掴み、「安心」や「自信」が生まれ、挑戦する気概や余地を生み出す。
愛が足りないと、子供は「安心」を得るための行動を優先し、結果それ以外の要素の習得が後回しとなる。また「自信」が生まれにくく、不安感に苛まれるようになる。
母乳、衣食住は、親から子供への祝福であり、恵みである。親からの教えは祈りである。

愛する 4~6歳
他者を愛すること。
他者に祝福や恵みをもたらし、他者のために祈ること。
他者のことを想うことで、友情や仲間意識を共有できるようになる。
また他者を愛することこそが、自身の幸福であることを知り、心の平安を得ることができる。

好奇心 1~6歳
珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心。
既知と認識したものからは失われるが、どこまで知れば既知とするかは対象の内容と個人差が大きい。
好奇心が長く続くものを子供と一緒に探すこと。
子供との会話で好奇心が続くように力づけることで物事を深く捉える力がつく。

成長するにつれて、段々と外の領域に広がって行くイメージです。


もし過去の私にアドバイスするとしたら、
高校卒業直後にゲーム会社に就職活動するようにアドバイスします。

息子は「私」ではありません。
環境を用意して、できるだけ観察して、息子と話して、息子が自分の人生を歩めるように頑張っていきます。

いただいたサポートは息子の学費の拡充に充てさせていただきます!