冬のいいところとわるいところ
いきなり寒くなりやがって。
地球はいつだって気まぐれですね。その気まぐれさにいつも振り回されてばかりです。たまに優しい時があるから生きるのやめられないよね。
冬は四季の中で1番よくて、1番わるい。
四季の中だと、総合すると秋が好き。けど、好きだけの具合で言えば冬が好き。
冬のいいところ。
冬服が可愛いこと、お風呂が心地良いこと、食べ物が美味しいこと、澄んだ空気の甘さを味わえること、お布団の重さに気づけること、人の温もりに気づけること、特に理由がなくても終わりと始まりの節目のおかげで贅沢できること。
けれども、冬はわるいところがたくさんだ。
寒い部屋に居るとまざまざと1人を実感させられるし、たくさんのイベントごとのたび1人が悲しくなるし、日照時間の短さや低気圧のせいで体調も心もボロボロになるし、何かとかかるお金に悩まされるし。
周囲の忙しい気持ちにはついていけなくて、自分を元気づけようと頑張った結果空回って。
だから、冬のことが1番好きで、1番嫌いだ。
でも、これは私が独り身だからかもしれない。
実家に居れば、きっと母や祖母の愛を受けてもっとあったかい冬を過ごすことができる。
恋人が居れば、恋人と愛を共有して熱く溶けていく冬があるかもしれない。
人間って難しい。
来年は、再来年は、って期待して生きてるからこそ、冬が嫌いなのかもしれない。
けど、たまにある幸せにときめいて、やっぱり冬は良いなあ、となる。
果たして、私はツンデレが好きなのかもしれない。
振り回される感覚、実は好きなのかもしれない。
だから、冬が好きで嫌いだ。
追伸
ふいのスノースマイルに感情ぶん殴られるのも、また冬のいいところであり、わるいところ。
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