クラブミュージックで今の英語を学ぼう

言うまでもなく、外国語を学ぶ上で音楽は非常に効果的です。
しかしながら英語の学習で定番とされてきたビートルズは古すぎて、今英語を学ぶ人に興味を持ってもらうのは難しいし、かといってビルボード上位の曲を聴いても歌詞が難しくて聞き取りもままならないと思います。
そんな方にオススメなのがクラブミュージックです!

なぜクラブミュージックが良いのか

理由は簡単で、「英語がネイティブでない人も聴くことを意識して作られたメッセージ性の強い曲」だからです。なんなら作詞者もネイティブではなかったりします。
というのも、EDMに限らずクラブミュージックの定番曲の多くがヨーロッパ出身のDJによって作曲され、世界中のクラブでかかります。有名どころを例に挙げるとSwedish House Mafiaはスウェーデンですし、David Guettaはフランス、Tiestoはオランダですね。
彼らが世界でヒットするために作っているので、英語が難しいわけがありません。

歌詞の内容がシンプルで基本的に万人向け

音楽がそうであるように歌詞も純粋にカッコいいだけで、一つのことを繰り返し言い換えるようなものが多く、揺れる複雑な恋愛感情を歌い上げるような曲はほぼありません。
歌詞がシンプルなのには理由があって、DJ setではある程度前後の曲調と歌詞がつながるようにするので自然とそうなるわけです。
また、盛り上がるところではフロアで合唱できるようにシンプルな強調表現が使われていてこれも勉強になるポイントです。

YouTubeのLyric Videoが教材に!?

YouTubeで"Lyric Video"で検索すれば多数のPVが出てきますし、そうでなくても映像に歌詞が出てくるものが多数あります。ただの字幕ではなく演出付きのものは雰囲気で理解できたり。(気になったらあとでちゃんと調べよう)
例えば、これなんかは歌詞が付箋で出てきます。

ここで英語の勉強になる例を挙げてみると、サビで連呼する

Sun is shining, and so are you.

は、直訳すると「太陽は輝いています。あなたもです。」という意味になります。私も、という意味の"So am I"と同じく動詞が主語の前に出る倒置構文で、疑問文ではありません。ビートルズの"Here comes the sun"と同じ強調表現ですね。
このように分かりやすく英語が身につく、というわけです。

オススメのアーティスト&曲

さて最後にオススメを貼っておきます。古いものが多いのは私がオッサンなのもありますが、EDM黎明期に良作が多かったことも無関係ではないでしょう。

どうだったでしょうか?洋楽に馴染みがなくても歌詞の世界観が伝わると違う印象になるのではないでしょうか。
なんとなくでもパリピだけのものではないことが分かれば幸いです。