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【ロゴマーク制作実績】Kiraly Piano School様編

こんばんは。
23designworksの一ノ瀬ふみです。

本日はロゴマークの制作実績のご紹介。
※以前の記事のリライトになります。


ピアノ教室 Kiraly Piano School様のロゴマーク制作をしました。

ロゴデザインをするときは、何はともあれヒアリングです。
わたしがクライアント様におうかがいするのは、大体こんな感じ。

1. 法人名または個人名
2. 事業内容 / 商品詳細
3. ロゴの表記名
4. ロゴ表記名の意味・由来
5. 理念・コンセプト
6. ロゴのタイプ( シンボルマーク+文字 ・ 文字のみ ・ おまかせ など )
7. ご希望のイメージカラー(色数など)
8. ターゲット層
9. ロゴのイメージがある場合は、イメージに近い画像、参考URL
10 ホームページURL

ロゴマークは象徴になるものですから、これらをしっかりおうかがいして、このクライアント様”ならでは”のカタチをさがしていきます。


ヒアリング内容からキーワードを得る

ハンガリー留学経験のある主宰の浅野先生。ヒアリングでは以下のようにお答えいただきました。

私が主宰するピアノ教室なので、ハンガリー色が強い教室です。
教室名のKiràly Piano SchoolのKiràlyはハンガリー語で「王様」の意味で、私がハンガリーに住んでいた時の住所が「Kiràly通り1番地」であったこと、ピアノは楽器の王様であること、通っている生徒さん達が王様のように堂々と立派な演奏がらできるようになってほしいという気持ちを込めてつけました!

ハンガリーの国旗が赤、白、緑でできているのでその3色を教室内にも使ってます。

ハンガリーっぽさは欲しいところなのと、あまりかわいいイメージというよりは、かっこいいイメージの方がいいです。
主に子供向けの教室ではあるけれど、かわいいかわいいしていない、何だかピアノがとっても上手になりそうなイメージがいいです笑


このヒアリングからわたしが得たキーワードは、
『ハンガリー、王様、かっこいい』
そして、このイメージで、ラフ案を出します。
(連想ゲームのように、次々とイメージが湧いてきます)
ラフ案はバババッと手描き、そのあと、ひとつずつデータにしていきます。


ご提案 DESIGN NUMBER 001

DESIGN NUMBER 001 は、
ハンガリー、王様=ライオン、それから、浅野先生の華やかさという連想からできました。
ハンガリー国旗を背負った王様ライオンの立髪はピアノになってます。

DESIGN NUMBER 001

手書きのラフの時点で、このライオンのイラストが、自分的にとてもすきでした。


ご提案 DESIGN NUMBER 002

DESIGN NUMBER 002 は、グランドピアノ+王様のイメージ。
ピアノに王冠を被せた、すごくシンプルなモチーフ。
ハンガリー色がむりやりはいっていますね。。。

DESIGN NUMBER 002


ご提案 DESIGN NUMBER 003

DESIGN NUMBER 003は、ハンガリー=外国、+ピアノのイメージを、入国スタンプ風に。ピアノが隠れているんですけど、おわかりになりますか?
四隅にはハンガリーの国の花のモチーフをデザインしました。
ピアノピアノしていないデザインも、ご提案させていただきます。

DESIGN NUMBER 003

入国スタンプ風にしたのは、先生は大の旅行好きとうかがったから、というのもあります。
あくまでもオリジナルのロゴマークのご提案なので、さまざまな角度からデザイン案を出せるように、クライアント様との雑談のなかにもヒントを見つけます。


デザインのご提案は3案

クライアント様のイメージがとてつもなく明確な場合を除いては、ご提案は3つのデザイン案を出させていただくことにしています。そしてその3つは、できるだけ異なるイメージのものになるようにしています。
これはクライアント様の好みではないかもしれないな、でも、そういうものも入れます。クライアント様のご希望とは別の角度からのご提案も、ひとつは入れるようにしています。新たな気づきがあればいいな、と思って。
(今回の場合は003のデザインがそう)


今回の提案は、実際に対面して行いました。
これは、直にクライアント様の反応を見るので、実はめちゃくちゃ、とってもとっても緊張します。
捨て案はありません。ただ、どれか一つでもお気に召しますように、と祈る気持ちです。笑


選ばれたのは DESIGN NUMBER 002

即決だったように思います。
「あ〜、これ、これがいいなぁ。ピアノに王冠。かっこいい。」
「でも名前のフォントは002の方がすきだなぁ」

さて、これで方向性が決まりました。
そして、浅野先生からひとつご要望をいただきました。
「もうすこし色味がほしいかな〜」

“かっこいい”、”お色味”、をキーワードに、持ち帰って修正します。


ご提案後のブラッシュアップ

浅野先生の”かっこいい”を受けて、002をかっこよく、スタイリッシュにするために、いろいろと検証しました。(検証中のデータを残していなかった…!しっぱい!)
原案より背丈を高く、シュッとした印象にしました。
外枠はこれだ!と決定がはやかったのですが、お色味をプラスすることにはなかなか悩みます。いろいろなイメージ画像をお借りして検証しました。

今回も3案、浅野先生にご確認いただいてご意見をいただくことに。

A案。
先生は「色味がほしい」とおっしゃったけど、
一発でピアノ!とわかるものが良いかも、と思い、黒ベースにゴールドのラインを入れて、お名前をあらわす文字も、ゴールドにしました。
ほどよい高級感、というかっこよさ。


B案。
浅野先生は、ものすごく華やかで明るい方なんです。
演奏はダイナミックで(演奏動画、拝聴しました!)、
思い切ってその華やかさを、そのまんま大きく花柄のデザインを。
あそこのピアノ教室、じゃなくて、
浅野先生のピアノ教室、感を出したくて。


C案。
カラフルに配色するなら、ハンガリーの国旗のカラーをいれたもの、と考えました。
これにはハニカム模様を重ねてニュアンスを。

こちらをご提案したところ、ここでは、A案の黒か、B案のピンクの2択になりました。
ピアノ教室らしいA案か、先生の好きなピンクが入ったB案か。
(ここで先生がピンク好きということを確認しました!)
先生は、ご友人のピアニストさんにもご意見をうかがったりされたそうです。
そして、最終的に、こちらを選ばれました。

”ならでは”のデザイン、B案のピンク案

先生は、「やっぱり、わたしがピンクが好きなので」ということで、B案のピンクを選ばれました。
そのあと、背景のグレーを調整したり、お花を描いて、色味を調整して、お名前を表す文字には、" i " の丸をキラキラに変えてデザインしました。
ピンクなんだけど、派手派手じゃなく、シックに、飽きのこないようにしました。


Before

After

これで完成です!!


長くなりましたが、今回のロゴ制作の過程でした。
さぁて、次の案件もはりきってくぞ〜〜〜


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