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セルフカウンセリングっぽいもののお話

久しぶりのnote更新です。

今回はTwitterでもたまにツイートしてたり、今日もたまたまそんな話題になってた所で興味を持って頂いた方がいたので僕が離婚を切り出す前に自分で行っていた「セルフカウンセリング」“の様なもの”についてお話ししていきます。

初めにお断りしておきますが、僕はカウンセラーではありませんし、心理学を学んでいる訳でも無く精神医学を学んだりしてる訳では全くございません。

なのでこれから書く事は「元モラハラ被害者で毒親持ちのおじさんの戯言」だと言う事を充分に理解してお読み下さい。

「セルフカウンセリングはそんなんじゃないよ」とかのご意見は基本的に受け付けておりませんので、そう言うご意見をお待ちの方はそう言う情報を探している方々の為にご自分で情報を発信してあげて下さい。

きっかけは【自己肯定感】

僕が「自己肯定感」と言う言葉を知ったのは僕がモラハラ環境下にいる事をカミングアウトした仲良くさせて頂いてるフォロワーさんが“娘の自己肯定感”を心配して下さった事がきっかけでした。
(そう言う環境で育つ子供は自己肯定感が低くなり易いと教えてもらいました)


「自己肯定感」と言う言葉自体耳慣れない言葉だったのですぐに検索して調べましたがその時は娘の事だけが気がかりで、その時にはまだ自分の自己肯定感が低いだなんて全く思ってもみませんでした。

元々僕はどちらかと言うとポジティブな思考で自分が大好きと言うとても自分に甘い人間です。
そんな人間が自己肯定感が低いなんて思えなかったのが自分の自己肯定感を低くないと感じていた原因です。

自己肯定感については後でまた触れるとして、本題のほうを進めていきましょう。

セルフカウンセリングの“様なもの”のやり方

やり方といっても、そんなに難しいことをするわけではなくいたって簡単なプロセスの繰り返しです。

①最近あった人間関係のトラブルになったシーンを思い出す。

②その時のトラブルが起こったきっかけから、どういう流れで最終的にそのトラブルがおさまったのかをできるだけ詳細に思い出す。

③その時に自分が最終的にとったアクションを思い出す。

④その時に自分が取ったたアクションに対しての自分の気持ちを考える。

⑤その時に本当は自分がどういうアクションをとりたかったのか、またはどう思っていたのかと言う自分の本当の心を深く深く潜って行く様に考える。

⑥そこから導き出された答えに対して、今の自分がどう感じるのかを考える。(答え合わせ)

⑦それよりも一つ先の、同じように人間関係のトラブルになったシーンを思い出す。

⑧「②」に戻りその先はループ。

と言う流れです。

ここで気をつけて欲しい事は、過去のトラブルに関してはできるだけ客観的な視点で思い出すと言うことです。

過去のトラブルに関しては被害者はどうしても怒りや悲しみの感情を抱えていることが多いので主観で思い出してしまうと、ただ怒りや悲しみの感情を思い出してしまい冷静に自分の無意識の中を探ると言う作業ができなくなってしまうためです。

ここで大切な事は過去のトラブルの中で自分が無意識に抑圧してしまった自分の感情をすくいあげていくと言うことです。

“抑圧とは、自我を脅かす願望や衝動を意識から締め出して意識下に押し留めることであり、意識されないままそれらを保持している状態である。精神分析において想定される自我の防衛機制のうち、最も基本的なものと考えられている。”


一応浅い記憶から始める事に特に意味はありませんが、僕の中のイメージとしては、絡まってしまって雁字搦めになっている糸を優しく一本一本解していくイメージです。
いきなり内側には指が入らないから外側からゆっくり優しくみたいな感じだと思って頂ければと思います。

これを就寝前等の誰にも邪魔される事のない時間帯を見つけてやって行きます。

一回に1セットでも数セット出来るならそれでも構いません。無理無く自分のペースで一つひとつ大切に。

自分が抑圧してしまった本来の「感情」や「思い」ってそんなに簡単に見つかるものではありませんでした。(自分の場合2ヶ月弱かかりました)

何となく僕がやってて感じたイメージは
「真っ暗な深海の海底で遠い昔にそこに沈めてしまった“大切な何か”を手探りで探して行く」
みたいな作業だと感じました。

なので深く潜れば潜るほど周りは暗くなり、呼吸もままならない様な状況で地道に探して行く様な感じでした。

ただ、自分の辛い過去に向き合うってやはりそんなに簡単な事では無いし、客観的にそれを思い出すのも辛い事です。

なので自分の心にあまり負担が残らない様に焦らずにゆっくりゆっくりと進めて行く様にご注意下さい。


この方法をやり始めたきっかけと効果(あくまでも僕個人が感じた効果)

この方法は僕が幾ら努力しても、どれだけ耐えたとしても全く状況が良くなる事が無く、逆に悪化して行く原因が
「元妻のNPDだけでなく、自分にもあるのでは無いだろうか?」
と考えた時に“もう少し真剣に自分に向き合ってみよう”と思いやり始め、それを進めながらパターン化した方法です。

初めにもお伝えしましたが、僕はその道の専門家では無いし、ましてやカウンセラーでもありません。

そう言う“ただの人”がたまたま思いつきでやってみたら“自分には効果があった”というだけの話です。

このセルフカウンセリングの様なものをする事によって、自分が今まで気づかなかった(見ないようにしていた?)事に、たくさん気付く事が出来ました。

たくさんあった“気づき”の中で1番大きな“気づき”は、「今までどれだけ自分の心をないがしろにして生きてきたのだろう」と言うことでした。この時に初めて自分の自己肯定感が思っていたよりもはるかに低い状態だったことに気づきました。

最初の頃は“それは”大きなトラブルでは無く、小さな“違和感”でした。その小さな違和感の一つひとつを全て見て見ぬ振りをしてた事にも気づけました。

僕の限り無く低い自己肯定感は自分自身の感じた事や思ったり気づいた事全てを否定していたのです。

モラハラの被害者になってしまう人の多くが「被害者体質」です。以前にもこの事には触れましたが、


真の意味でこれらの事に気付く事はモラハラ被害者にとってはとても大切な事で、ここから先を探求し自分自身をより深く知る事で、より多くの事がプラスに向かって行くのだと思います。

それを踏まえて、

⑨この自己肯定感の低さを本当の意味で実感出来たら更に深く潜り、その原因を探究する。

「なぜ肝心な所ではいつも自分を抑えて何でもかんでも譲ってしまうんだろう?」

と言う思考の根源を自分の過去(無意識)から探し出して行きます。

誰もがそこを見つけられるかは分かりませんが、僕の場合はそれを見つけ出す事が出来ました。

言い換えればそれは「トラウマ」と呼ばれるものなのかもしれません。
一つの大きな出来事が原因の場合もあるでしょうし、または小さな一つひとつの積み重ねがそれを形作って来たものなのかもしれません。

僕がこの時に見つけたものは、「母親の歪んだ愛(正確には愛では無いもの)」でした。

多分普通の子供ならもっと母親に対して求めていたであろうものを、かなり幼少の頃から“諦めて”いました。

母親がNPDだと認識出来ている今ならば、それを想像する事は容易いのですが、様々な自分の過去に起こった問題を紐解きながら辿り着く事にきっと意味があったのだと思います。

物心ついた頃から、何かトラブルがあった時に感じた様々な事を諦め、その時の感情を抑圧して行く事で、そのトラブルが無かった事にして先に進もうとする“偽物のポジティブ”が自分自身の抱えている闇の部分でした。

問題の一番の原因が何も解決してる訳では無いのに、それは置いておいて無かった事にして先に進んで行ってしまうのですから、何も解決して行く訳も無く、ただ先送りにして行くものが増えて行くと言う悪循環。

それでいて「自分では“ポジティブ”だから問題無い」と自分の置かれている状況を無視して楽しい“フリ”をしていたのです。自分の心を蔑ろにして。

それに気付けた瞬間に「なぜもっと自分に正直に、自分に優しく生きて来られなかったのか」をかなり深く後悔しました。

そして「このままではいけない」と言う事を強く思い自分を変える決意をしました。

これが自分の自己肯定感を上げる為の、大きなターニングポイントになります。

自己肯定感

このセルフカウンセリングのようなものをする事によって、自分の自己肯定感の低さとその原因まで辿り着けたならば、後は自己肯定感を上げて行くだけです。

でも、「そもそも一体自己肯定感ってなに?」となったりしませんか?

一応僕も迷いました。

これは僕なりの解釈なので正確には違うかもしれませんが、人間には良い部分と悪い部分があります。

被害者体質の人に多い自己肯定感の低めな人は往々にして「良い人でなければならない」と言う基本的(脅迫的)な考え方を持っているのだと思います。

なので、右を選べば「善」、左を選べば「悪」、どちらかを選べと言われれば“何となく左が気になった”としても「右」を選んでしまうのではないでしょうか。

その時に“何となく左が気になった自分”を蔑ろにしてるんです。

物事を考えたり決めたりする時に、確かに善悪を考える事は大切な事かも知れませんが、普通に人間が生きていて、何でもかんでも善悪を決めなければならない事なんてそこまで多くは無いと思います。

明らかな犯罪や他者に迷惑をかける様な行為は別ですが、物事を考えたり決めたりする時の基準を善悪の基準ではなく、「自分の心に正直に」と言う事を基準にしても良いんだと思います。

誰の中にも「善の心」と「悪の心」があります。その両方をひっくるめて「自分」なんだと思います。その自分の中の「悪の心」さえも認めてあげる事が、今現在モラハラや毒親等の人間関係のトラブルで悩んでいる人には大切な事なんじゃないかと思います。

決して「悪い事をしろ」と言っている訳ではありませんよ。間違えないで下さいね。

中には「悪い自分を認めるなんてそんな事していいの?」と不安に感じる方もいらっしゃると思いますが、そもそも人間関係のトラブルを抱えて真剣に悩む様な人は「正義の人」です。

そんな「正義の人」が心に持つ「悪」なんて、加害者側が抱えている「悪(闇)」に比べれば比較にならない程にたかが知れています。安心して下さい。

大切な事は「善の心」「悪の心」両方ひっくるめて「自分」であって、その全てを自分自身が全力で肯定してあげる。それが「自己肯定感を上げる”と言う事で、それが今の現状に思い悩み、それを何とかしたいと日々苦しめられている方々に必要な事なんだと思います。

まとめ

今回は「セルフカウンセリング風」のものについて自分だけの体験を元に書かせて頂いたのですが、あくまでも自分本意な内容になっていますので、正直誰かのお役に立てたりするのかは疑問しかありません。

ですが、“もし”僕の過去の体験や経験が、日々悩み続けている過去の自分と同じ境遇にいる“誰か”が少しでも前を向く事が出来るきっかけになるのならと思い書かせていただきました。

セルフカウンセリング風の何かならば、別に何かに囚われる事無く、これをお読み頂いた方がそれぞれの方法を考えたり見つけたりと自由にして行っても良いと思います。

大切な事は「自分をしっかりと見つめ直す」と言う事なので、これをきっかけに今までにした事の無いほどに、じっくりと自分自身を見つめ直してみてはいかがですか?


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