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ひどい陳述書の話

昔むかし、元夫と離婚裁判する際に向こうが提出した陳述書のお話でして。
向こうの言い分はモラハラ、DV行為は一度もしていないし、妻の陳述書は嘘ばかり。妻も息子も愛しているのになぜ解ってくれないのか、と嘆いてた。
 加害者が被害者ぶってんじゃねーよ、と突っ込んではいられなかった。全て自分の都合のいい様に物事を変換してて嘘ついてんじゃねーよ、と。

特に「うつ病の妻には育児を任せられないので親権は譲ることができない」の一文には驚愕した。
元夫が私を精神的ストレスで病気にさせておいて子どもは自分が引き取るってどんな思考してんだろう。

例えるならば元夫が私を車で轢いて大怪我をさせたのに、その体じゃ育児できないから親権はもらう、と言ってるようなもの。

てか私の主治医が「うつ病。DV後遺症」って診断書を提出したんだけど、読んでないのか。バカなのか。うん、バカなんだろう。

元夫の謎の言い分は続き、「離婚したくありません。病気の妻は私が支えるので三人で暮らしたいです」って。

嫌です。嫌ですよ。PTSDの症状出てるのになんでその原因の相手と暮らさなきゃいけないんだね。罰ゲームにしては度が過ぎてるぞ。

その後も裁判を重ねてどうにか離婚できたけど、いやー、恐ろしい。加害者の思考がねじ曲がってると真実もねじ曲がって受け止めてるのね。恐ろしい。

 モラハラの離婚調停、離婚裁判は証拠がないと不利になるってDVの講習会で聞いた事がある。
怒鳴っている声を録音して裁判に提出したら「これは妻には言ってません。壁に向かって独り言を言ってるんです」ってすました顔で夫が証言した、という話を聞いた時はゾッとした。

どこまでも嘘つき。人として怖すぎる。もし証拠をつかむなら絶対に動画がいいと同席していた弁護士が言っていた。私もそう思う。

離婚してかなり経つけど未だにうつ病とPTSDは治っていない。けれど、あの頃の地獄の生活に比べたら幸せ過ぎる。今こうして生きていられるのも周りの人のおかげ。本当にありがとうございます。嬉しいな。ありがたいな。

元夫の記憶は私を闇に突き落とすけど、逆にそこから色んな事実が見えてきたりする。だからこそモラハラ被害者、DV被害者に生きたアドバイスができる。私の経験を役立てられることが使命なのかもしれない。

 PTSDとうつ病を克服できたらピア・サポーターになりたいんだ。前を向いて歩いていくよ。

頑張れ、私。


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