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行ってはいけない場所

はじめまして、だ・みらです。

初投稿なのでお題を探して書くことにしました。

#私の不思議体験  です。

あるいは、

#本当にあった怖い話  でもあります。

はじめに、これは決して自慢話でも武勇伝でも何でもなく、若気の至りが起こした自業自得の話です。興味本位で見にいき本当に反省しています。もう相当な年月が経過するので今ようやく書けますが、実際に今まで文字に起こした事はないので、なんとなく読んでもらえたら、嬉しいです。


あれは、2004年4月1日 月の光が強く夜空を照らしていた深夜の出来事。

春休み中だった私は、同級生の仲良しYとその彼氏と2人の男子と5人でドライブに行きました。

2人の男子達が(以下A君とB君)が、実は心霊スポットに色々行ったことがあるという流れで話が盛り上がり、ある場所へ行くことになったのです。

K病院 という廃墟の病院。

有名なのですぐに分かる方も沢山いると思うのですが名前は伏せます。ちなみに既にこの場所は取り壊されていると聞いています。

「じゃあ行こう」と決まったのですが

その前にファミレスに寄り適当にお腹を満たしてから向かうことになりました。

そこでA君かB君がポテトか何かにかける塩を

「これ持って行こう」と言って

持って出てきたんですね。


ハイ。「塩」です。


それで、実際病院に入ると、屋上で飲んでる地元?の若者だったり、複数のグループがそれぞれでたむろしていて、音楽流してたり、心霊スポットというよりはたまり場的な感じの印象を受けたので、他にも人がいる、よかった・・・という安心感がありました。「どっから来たの?」とか絡まれることもないし、というよりいるのは分かるけど接触することのない広さというか・・

そして

ほんとにそのままなのね・・・・

ロビーとか、椅子やらがそのまま残されていたし紙のカルテ?書類が散乱していて、それがリアルに恐ろしくて。何が怖いってこれが怖かった。

廃業する時って、ほんとにそのままにして行くのか・・・ 

下の方の階のことは、書けないほどの恐怖でした。

もちろん電気はついてないので暗い階段を上り下りして行くしかないんだけど、床も色んな物が散乱していて、なかなかパニックでその辺はあまり覚えていません。

ただひとつ物凄く印象的なのは、

突き当たりが大きい窓になっている廊下で、普通に窓ガラスがあると思って近寄ったらガラスなんてとうに割れてなかったこと。

その夜が快晴で、月明かりが照らしてくれていなかったら、落ちてたかも。あり得なくはない。

そうして、怖い思いを沢山して、

私たちはそこを出たのですが、

A君またはB君が「塩踏んで帰ろうぜ」的なことを言いだしました。

持って来た塩を敷地内のコンクリートに撒いて、踏めば取り憑かれないから、という迷信を私たちは信じ、全員その塩を踏んで車に乗って家路に着いたのです。

私が家に帰ったのはすでに親も仕事に行って留守にしていた時間で、ちょうど誰とも会うことなく、寝ようとしたのですが

自分の部屋で寝たらマズいーーー と何か直感で感じた私は、

同じく既に学校へ行っていていない妹の部屋で寝ることにしたのです。ドアを開けて。閉めたらそれこそ怖いと思い・・・それも直感でそう感じたのです。

私は金縛りにあいました。そして、妹の部屋の開いたドアからは私の部屋のドアの前に黒い影を見ました。


夜、母親が帰って来て、話かけてきました。

ーちなみに前日の夜から出かけた事は知っていてもどこに行くとは言っていないので母は知りません。朝私が帰って来てからも母はもう既にいなく会ってないのでどこに行っていたかは知りませんー


母「今日さ、初めて会った運転手さんだったんだけど、(母は保育士で送迎でのバスに乗っていた)何かいきなり、変なこと言い出してさ〜」


私「えっ なに」


母「運転中に、急に、あんな塩じゃだめだよ〜とかなんとか意味不明で」


「あ ん な 塩 じ ゃ だ め だ よ」

  

私 「ヒィイイイイイ!!!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいもうほんとにごめんなさい・・・・・おかあさあああん!!!!!!」


母に全部話して、呆れられながら、塩を盛ってもらったのを覚えています。

母は昔から霊感が強くて、色々体験しているのですが騒いだりせず冷静に対処するタイプなので、私も彼女の体験は聞いてはいたもののどこか他人事のように捉えていました。あの時母が取り乱していたら私は更にパニックで震えていたことだと思います・・・

母さん、すみませんそして心からごめんなさい。

後日一緒に行ったYと朝、駅で会い、学校へ向かう途中「あんな塩じゃだめだよ〜」の話をしました。

怖がりすぎて歩けなくなった彼女。


彼女のリアクションが一番怖かった。


数ヶ月後、母と話していて知ったのですが、

あの時の運転手さんとは、あの日以来会うことがなかったそうです。

嘘のような、体験談でした。


もう言うまでもないのですが、

やはりというか当たり前に興味本位などで心霊スポットを訪れてはいけませんね。本当に本当に心から謝り、もう二度とそういう場所へはいかないと誓いました。それ以来、映画だけにしています。


だ・みらの初めての投稿でした。


読んでくださった皆様、ありがとうございました。


P.S 

こういう類の話はこれ以外はないので、初投稿限りになります(笑)


アゲイン、thank you for reading! 






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