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冬の下呂旅3 違法建築編(これも読めば面白いかも)

お風呂屋さんの話の前に・・・

人は争うものさ。そして、勝ち負けが絶えずあるのさ。

出典 己

ここの町はとても土地が少ない。ってのもあるのと、街道沿いに店を出したい。そして、お値打ちにお店を建てたいと思ったかは不明だが・・・。
この造り、必ず3か5軒で出来ています。

左端の大福もち屋さんに案内されるといきなり試食が飛んできます。

この写真、切れてはいますが5軒のお店が入っています。
何故奇数なのかと言うと、お隣の壁と自分の壁が同じ壁なので、修理などの時、費用や時期など話し合いが当然起こりますが・・・賛成反対が割れた時
偶数だと埒が明かない。なので、奇数なら賛否が決まりやすいという。
面白いのが真ん中の家は絶対自分から修理をしたいとは言いだしません。
だって両端が自分ちの壁を修理してくれるから。(・ω・)これって建物の固定資産税ってどうやって決まるの???

さて、お風呂屋さんに話は戻り、ここで町内の人々はお風呂に入りますが・・人数が半端ない(ダム建設時などは)から、早く回転させたいと考えるんですよね・・・

地元民しか入らないので暖簾は不要。

懐かしい!!って思ったけど・・・なんだか鍵が違うよねぇ。

穴に鍵を落として回すというタイプ。ただすべてどの鍵でも開くので意味が無い。

先ほど回転率を上げたい喫茶店のオーナーの様な話をしましたが、回転率をものすごく上げる方法をここで教えましょう。

メモの準備は良いですか?

あまりの狭さに驚き

この浴槽、狭さもさることながら中途半端に深いんです・・・。丁度160センチ位の人なら腰辺りまででしょうか。座るには深い・立つと浅い。
でも肩まで浸かりたいじゃないですか!!!
なので、どうやって入ったのかここで教えましょう!

自主規制中

中腰だから疲れてくるのであっという間に湯舟から出ていく仕掛け。

入浴時間とかの貼り紙もそのまま。それにしても合理的と言えば合理的なんだろうけど・・・さ。

舞台のセットのように感じる

ここの銭湯は最後昭和54年?だったかな?位まで営業していたそうです。

笑顔で中腰

さて、ここからが違法建築サロンとなります。(・ω・)なんだかこの町って。

川沿いに建てられているこの建物(左側)川沿いは全て違法建築物(爆)
川岸からかなり奥が地面というか登記上の土地なんです。が、ほら、アバンギャルドなこの町の人々ですから、地面が無いなら地面に基礎を作っておいて上の階から川にせり出していても間違いじゃないでしょ!←間違いです。

案内人が「ここねーこの町の観光ポスターになる場所なんだよー」と笑顔で話しますが、
さっき違法建築って話をしてませんでした????


川沿いのこの辺りは街道沿いというのもあり、各種お店がありまして。
表向きは旅館だったり小料理屋だったりするんですが、なにせ違法建築、

基礎で無理やり作る1階があまり使用用途としてはおすすめできないんですよね(とても低い天井になるので)で、その基礎部分もちゃっかり商売をやっていたのがこの写真。

白いものは蝙蝠の絵です。多分目立つように白なんでしょうねぇ。

ここで風俗営業をやっていたという代物。上から顔を出して、呼び込みをします。話がつけばそそくさと橋の役目もする階段を上がっていくという。

とてもお互い便利だったんでしょうね・・・人目もつかないし。

ちょっと待って!!これ、完全に川を跨いじゃってるじゃん!!!って思う自分の気持ちと裏腹に案内人は笑顔で「ハウルの動く城」みたいって人気が出て、写真家や画家がよく来るんですよ~と。(・ω・)いいの?いいのか?

言われればハウルの動く城のような雰囲気もある。
気になる固定資産税

ハウルの動く城の前に小さい畑があり、案内人が葉っぱを切る。
「食べて」(・ω・)=🍂 (・ω・)え?
大根の葉のような味でした。ここの地方のお野菜だそうです。
案内人笑顔で「これ自分が育ててるの。文化を守る為って話でただで土地を寺から借りてるんだよ」あ、例の寺か・・・。

家庭菜園だよなぁ。

案内人笑顔で「この石の部分が土地。あとは違法だから笑」と教えてくれました・・・(・ω・)マヒしてきた自分がここに居ます。

土地の幅は実際50センチあるか無いか・・・

立派な木造3階建ての料理旅館。今は自宅として利用中との事。
市区町村大合併などがあり、お役所がどんどん統廃合されていくので
店主「もう役所の宴会が無いなら畳むべ」ってさっさと閉店。(・ω・)

内装が残っていることを願う。

下から見上げてもかっこいい

幸いにしてエアコンとかをつけたりサッシになっていないので雰囲気はそのまま

ぶれた写真が多いのがものすごい勢いで案内されるのでおちおち写真を撮っていられない(笑)不思議の国のアリスのウサギを追う気持ちです。

上にきちんとした道路があれども筋骨をあるくスタイル


水飲み場に案内されました。

ここは飲み水として飲めるので管理もきちんとされています。

右から飲み水・米とか野菜洗い・食器洗いと区分けして使用します。
使うときだけ水の栓を開ければ夏は冷たく・冬は暖かいお水が出てくる。
そうか地下水って冬は暖かいよねぇ。便利。

湧き水がきれいだから普通にわさびが生えてきます(・ω・)!!
「葉っぱを粕とかにつけて食べるんだよ。自分は食べんけど」
食べんのかい!!!!(・ω・)

ほんとうにそこらへんに生えてます。

さて、もうそろそろこの旅も終わりに近づいてきました。
床屋さんに唐突に案内されて「これ、夢の国を建てた人が建てた」

おしゃれといえばおしゃれ

内装がミラーボールみたいになってるからと言われて覗くと・・・

確かにミラーボールでした。(・ω・)ギンギラギンに全然さりげなくない。

鏡のタイル張りなんですよ壁全体が・・・・

さてほぼ最後となったこの川、手前が馬瀬川奥が飛騨川合流すると飛騨川と名前が統一されちゃいます。馬瀬川はアユが取れる良い川と自慢してました。そして飛騨川をディズりま・・・(・ω・)

奇麗な川ですよ両方。釣りキチ三平にこの写真のままのコマがあります。

上の写真の右側に実は橋が架かっています。川を渡るときに船で渡すのですが・・・ご想像通りお金を取ります。(・ω・)なのでこの橋はけちんぼ橋とよばれているそうです。

馬瀬川沿い。桜並木なので春は凄い人が来るそうです。確かに雰囲気が良さげ。春もアリかもなぁ。

馬瀬川は川底が見えるのでアユを道路から確認して釣りをするそうです。


ほぼ最終地。ここはこの写真の奥に向かう道路が中山七里。実は中央の祠ですが、伊能忠敬が測量した場所でもあります。

左へ行けば山を登り峰伝いに歩けば富山にたどり着きます。


基本水準点を探すのが実は好きな自分。嬉しいサプライズ。


さて、これで本日最終となりました。造り酒屋さんの案内で終わりです。

300年がいつの時点か知りたい


店内は新酒が出そろい賑わいでした。1本購入しましたよ。

お店限定と言われると買ってしまうチョロい客です。
試飲ってあったのかな??


駅に戻りました。一日が長い!そして充実。

岩屋遺跡の事が抜けていきそうw


電車に揺られ・・・本日のお宿は下呂温泉。

いきなりクリスマスなので頭がついていかない。


まだまだ続いちゃいますが・・


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