あの場所 そこ
そうしてここからが雑誌やらなにやらで取り上げている御幸の間と残月の間です。
話は少しずれて、自分は建築好きだけど商売じゃないし勉強した訳じゃないので
ズブズブの素人
なのでいきなり専門的な話をされても限界突破は早め。今回自分以外の参加者は建築不動産関係の人だったのさ。要するにアウェイ感満載。
女将とお二人は専門用語飛び出しの話で盛り上がる中、こちらも床の間みたいですよねと馬鹿な事を言うと「そうは見えません」と手痛いお返事が飛ぶ程。
部屋をぐるぐる周りすぎて東西南北がわからなくなってる自分からするとちょいと床の間風な角に見えるからなんだけどなぁ。
女将の内心は「チッこれだからら貧乏人は!」って思われていそう(被害妄想だと思う多分多分)
さて、話を戻して茶室の残月の間に到着。
真ん中に床柱が見えますが、ここに秀吉がもたれかかり、天井がパカリと開くのでそこから月を眺めたと言う。写真ではわからないが小さな鐘が🔔ぶら下がっています。銅鑼は見た事は多いけど鐘もあるんですね。
東屋で客人を呼ぶ鐘の音を待つ。
緊張するだろうなぁ。
鐘の写真があった!
あの鐘を鳴らすのはあなーーたーーー♪
ぶち壊しですよ。
全体はこんな感じの茶室。個人的一番好きな部屋かもしれない。
これを見て、「はーん、アレね!」ってわかった人は立ち去ってください。ここは物好きのズブズブの素人のコーナーです。しっしっ。✋
確か桂離宮の笑意軒のデザインに通じるとかだったかな。
そしてお待ちかねのタイトルのあの場所に初めて来ました。御幸の間。昭和天皇が宿泊されたとの事。
なんかもう、無駄にテンション高くなってキャーキャー言ってました。
女将も自分のテンションの高さには呆れを通り越しほほ笑みに変わって居たと信じたいのシンジ君。
ここは襖も圧巻なのは知っていましたが、
この夏の風情も自分は素敵と思う。
床の間の床框一本の木材。縦に8畳の大きな床の間なのに掛け軸は小さい物を掛けても違和感が無いそうです。
夏なので畳にござを敷いているのでゴールド感が
かなり高くなりますが、素材が涼しいので暑苦しさは有りません。
女将が旅館時代の名残の旅館アルアルの3点セットはこの御幸の間だけ残しています。籐なので何度も補修を繰り返しているそうです。
まあ猫を飼うとあっという間に爪で破壊で直すまでも無いけどね。(経験者)
この場所を維持する大変さを何度も語る女将の心情もよくわかる。
まず職人も居ない・材料も無い・そしてお金も無い。修繕以外の保全も手間。ほぼ一日の半分は掃除だろうなぁ。
最新技術の詰め込まれた強化ガラスに映り込む
庭の風景。どこもかしこも美しか無い。
名残惜しいですが退室します。
今度は雪の降る冬に来たいな。
まだまだ写真が多いのでもう少しのお付き合い。
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