見出し画像

本屋の記録 📝vol.1

学生の頃から本屋を開拓するのが趣味で、最近は書店の売り場工夫や本屋開業に至るエッセイなど、「本の本」を好んで読む日々。

個人的には駅近の本屋よりも、個人経営型のリトルプレスを取り扱う本屋であったり、人との交流を促すような空間づくりを意識しているサードプレイス的本屋が大好物。


私がここ数ヶ月間で本屋開拓した中で心にブッ刺さった場所を2つ、備忘録として記したい。


恵文社

リトルプレスや専門書などなかなか手に入らない本を取り扱う、京都の本好きには有名な本屋。
(2008年イギリスのガーディアン紙が選ぶ「世界で一番美しい本屋10」に日本で唯一ランクインしたとか)

個人的おすすめポイントとしては、選書のセンスだけではなく、静かな空間の中で天井の配管から水が伝う音が心地よくて眠っていた幼心をくすぐられる。

さらに実際に1冊のエッセイを購入した私は、別売りだった紙のブックカバーをつけて欲しいとお願いすると、店員さんは「私でよければぜひ」と発した。

その咄嗟に出たワードチョイスが素敵すぎて私の心をじんわり温かくしてくれた。
きっとあの店員さんにとっては日常的な作業のはずなのに、あの会話のおかげで私とって忘れられない体験にさせてくれた。


夢眠書店

元でんぱ組.incの夢眠ねむさんが経営されている東京・下北沢にある本屋。
そこは予約制かつ住所はホームページ・SNSでも非公開としていて、予約完了後に店舗の住所が書かれたメールが届くという仕組み。

実際訪れると何度か通ったことがある通りに位置しており、一見本屋には見えない門構え。「本当にここで合ってる?」と不安になり10分くらい周りをウロウロしたほど。

なんと言ってもそのシークレット感がたまらなく好奇心にぶっ刺さり、秘密基地みたいでワクワクした。


いつか「ここが私のアナザースカイ!」と言わんばかりの運命的な本屋に出会うまで、これからも開拓し続けたいし永久不滅の趣味でありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?