51028号室

今年に入ってから、手帳と向き合う日が増えた。

というのも、自分のタスクと予定が増えて、管理が出来なくなったのと同時に、
この日、この瞬間、一日一日を確かに、泣いて喜んで怒って生きていたのに、何をしたか何も記憶がなく、ただのらりくらり平凡な毎日を送った事になっているのが少し寂しかったから。

手帳と向き合うことは自分と向き合うこと。

人付き合いが上手くなく、ただ人に話せばスッキリするであろう事をひとりで消化しなければならない私は、思った事を書き出して、解決策を見出して、ひとりでスッキリさせている。
学生の頃よりもペンとノートに向き合っていると思う。
正確には向き合っていた、だ。

つい1ヶ月前、ノートを栄養ドリンク漬けにしてしまった。
ビンの蓋を閉めてカバンに入れたつもりが、半開きだったのだ。
(自分の中ではまたかーADHDの特性かしら、と思う。)
半年ほど書き留めた思いはもう使えないし、開けもしない。
会社のゴミ箱に捨てた。

さて、新しいノートを買ってもいいが、またきっと私は悲劇を繰り返す。考えた結果、iPadのgoodnotesに書き留める事にした。

ルールは簡単で、日付を書いて、一行だけ日記を付ける。それから、その日が躁か鬱かの印を付ける。これは、後で見返した時に自分がどの状態なのか、どんなサイクルで躁と鬱が来てるのかを把握するためだ。

goodnotesの特性上、ノート自体もページも無限に増やせるので、日記に加えて色々とノートに書き留める事が増えた。自分ができる事、やりたい事、やれない事を書いて自己分析したり、目標やTODOをまとめたり、お金の管理をしたり。
書き留める以前よりも、焦燥感がかなり減った。というか、焦燥感が出てきたら、思っている事をつらつらと吐き出して、自分でスッキリさせる事が出来るようになった。

自分の今を記録することと、やりたい事を明確にすること。
すると少し先の人生が見えてくる。
今や「早く書きたい…!!」ともはや頭が求めている。

お先真っ暗で悩んでる人は、お気に入りのペンとノートを探して、初めてみるのも良いかもしれない。

ちなみに、学生の頃は圧倒的にjet stream0.7派でしたが、最近はAcroball0.5派になりました。インクが乾くのは遅いですが、jet streamより書きやすい。オススメ。会社の人に貸したらハマって買いだめしてたくらいには良いです。

あと、文字を間違えるとやる気がなくなっちゃう完璧主義の人にオススメなのが、やっぱりフリクション。0.38のブルーブラックが細いしニュアンスでブルーが入ってる所がお洒落で好きです。
それから、油性ボールペン派の方は、いちばん最初のページに左手で落書きしておくと、最初から不完全なノートになるので、もし文字を間違えたとしてもやる気が下がらず済みます。裏技。

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