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ACミラン17-18シーズンまとめ!大型補強でCL出場権獲得?新体制チャイナ・ミランに膨らむ期待・・

Ciao!ドドン小西です。みなさん、お久しぶりです。

20-21シーズン。最後までどうなるか分からない中で、最終節アタランタ戦を勝利で飾り、カンピオナート2位でフィニッシュ。久方ぶりのチャンピオンズリーグ出場権を獲得!ピオーリの続投、ズラタン・イブラヒモビッチやカラブリアの契約延長などポジティブなニュースやジャンルイジ・ドンナルンマのPSG、ハカン・チャルハノールのインテルへの移籍😢😱💀などネガティブ面(ズラタンの怪我もか・・)もあります。この夏のメルカートは目が離せません。。しかし、フロントの一体感や長期的な戦略を見るに一貫性をもった行動を取ってくれるでしょう。(メニャンやジルーの獲得、トモリやトナーリの完全移籍など)

そしてイタリア代表(アッズーリ)のEURO2020優勝🏆ミランの選手が一人もいないなか、元ミランのボヌッチとドンナルンマの活躍が光りました(^0^;)複雑・・

さて、さっそくですが、17-18シーズンはミラニスタの期待を煽る大型補強で始まります・・その額なんと約2億1000万ユーロ😲280おくえんくらい・・。ということでざっとご紹介します。。

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17-18シーズン・夏移籍市場

加入
アントニオ・ドンナルンマ
(アステラス・トリポリス)
レオナルド・ボヌッチ
(ユベントス)
マッテオ・ムサッキオ
(ビジャ・レアル)
リカルド・ロドリゲス
(ヴォルフスブルク)
アンドレア・コンティー
(アタランタ)
ルーカス・ビリア
(ラツィオ)
ハカン・チャルハノール
(レヴァークーゼン)
アンドレ・シウヴァ
(ポルト)
フランク・ケシエ
(アタランタ・買取義務付ローン)
ファビオ・ボリーニ
(サンダーランド・買取義務付ローン)
ニコラ・カリニッチ
(フィオレンティーナ・買取義務付ローン)
ホセ・マウリ
(エンポリからローンバック)
ハキム・マストゥール
(ズヴォレからローンバック)
など・・
放出
ディエゴ・ロペス
(エスパニョールへ)
本田圭佑
(パチューカへ)
アンドレア・ポーリ
(ボローニャへ)
ユライ・クツカ
(トラブゾンスポルへ)
デ・シリオ
(ユヴェントスへ)
ジェラール・デウロフェウ
(エバートン・ローン終了)
マリオ・パシャリッチ
(チェルシー・ローン終了)
アンドレア・ベルトラッチ
(ジェノアへローン放出)
ジャンルカ・ラパドゥーラ
(ジェノアへローン放出)
カルロス・バッカ
(ビジャ・レアルへローン放出)
ニアン
(トリノへローン放出) 
など・・

17-18シーズン・冬移籍市場

加入
アントニオ・ミオニッチ
(イストラ1961・クロアチア)
プリマヴェーラへ加入~
放出
ガブリエル・パレッタ
(江蘇蘇寧へ) 
など・・

ユヴェントスからのボヌッチ獲得には驚きました。たしかにアッレグリとの不和、ベンチ外など衝突が起こっていたことは事実のようでしたが、まさか・・さてさて、ではシーズンを簡単におさらいしていきます

モンテッラ監督の苦悩・・

戦力的に充実したと思われたミラン。モンテッラ監督は昨シーズンの4-3-3とボヌッチを中心とする3-5-2(3-4-1-2、3-4-2-1)を段階的にしかも、選手を替え、やり方を替え、なんとかもがきます。が、打つ手がことごとく裏目にでてしまう試合が多い。コンティの大怪我での離脱は痛かったし、スソのウイングバック、ボリーニのサイドバックなどもありました。守備(ボヌッチが急にザルに・・)は安定せず、攻撃も中に入れない(スソの良さが出せなかったのも痛い)。悲しいほどに決定力のないカリニッチやシルバ・・まぁ、ボックス内にすら入っていけないチームで得点をもとめるのも酷ですかね。(クロトーネの活躍やELでのアンドレ・シルバの活躍もありましたが)

14節終了時点で6勝2分け6敗の勝ち点20。首位ナポリとは18差、CL出場圏内4位のローマとも11差の7位。開幕前の期待には応えられず、「見合った服」を見つけられないまま、2017.11.27解任となりました。

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上記は、主なスタメンです。フォーメーションは前述の通り、結構ぐちゃぐちゃだったので僕の偏見です笑

リーノ・ガットゥーゾ!チームを立て直せるか?

そしてすぐにミランのレジェンド「ガットゥーゾ」が監督に就任します。2017年5月からミランのプリマヴェーラの指揮を執っていた彼を昇格させる形をとりました。

さっそく、チーム再建に着手したガットゥーゾ。まず4バックに戻し、守備を安定させます。そして攻撃面では安定した守備組織から奪ったボールを即サイドへ運ぶ速攻スタイルに。定位置に戻され高パフォーマンスを披露したスソ、そしてスソとのタテのコンビネーションを魅せたカラブリアケシエの攻守でのレベルアップ。さらにチャルハノール。ガットゥーゾ体制になってからの彼の魅力はスペースをいち早く発見し、そこへすばらしいロングボールを供給することだと思います。左サイドからやや内よりでボールを引き出し、対面した複数のDFを引き連れ、一気に逆サイドへ。ミランのストロングである右サイドをストロングたらしめたのは、実はチャルハノールの活躍が大きかった訳です。ともかく、第15節から12勝8分4敗と最終順位は6位。辛くもEL出場権を確保します。

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カンピオナート結果!

結果17-18シーズン

では、以下選手紹介です。。

|レオナルド・ボヌッチ
1987.5.1生 ITA  
190cm/82kg DF
(17~18年)

ボヌッチ2

語るか語るまいかと悩んだものの、100年後には笑い話になると思い書きます。2017年7月20日、ボヌッチのユーヴェ退団そして移籍先はミラン。ミランは4200万ユーロもの大金を投じて彼を獲得しました。アッレグリ監督との軋轢が主要因と言われていますが、まさか・・と誰もが耳を疑う移籍劇。。さっそくミランではカピターノにも任命されるも、2017-18シーズン前半は彼の低パフォーマンスから批判が続出。彼がミランで成し遂げたことは2018年3月31日のユベントス戦で同点弾をたたき込み、ブッフォンの(17-18シーズンの)連続無得点記録を終わらせたことと、1年後の8月2日、ユーヴェ復帰を果たし、ミラニスタの反感を買ったこと。マッティア・カルダーラとゴンサロ・イグアインのトレードに加え、3500万ユーロが支払われ、ボヌッチは再びユーヴェの一員となりました。能力は語るまでもないでしょう。EURO2020優勝の大きな原動力であったことは言うまでもありません。ディフェンスラインなら何処でもプレー可能。元ミッドフィルダーの彼は足下のテクニックに優れ、正確なロングフィードで攻撃を牽引することも出来ます。ともかく、「気の迷い」でまたユヴェントスを飛び出さないように祈るばかりです。

|ハカン・チャルハノール
1994.2.8生 TUR  
178cm/69kg MF
(17~21年)

チャルハノール

気が重い選手紹介が続きます。レヴァークーゼンで背番号10を背負い、トップ下でソン・フンミン、カリム・ベララビなどと攻撃を牽引し、スペシャルなFKを決めるなど世界トップクラスのプレースキッカーとして活躍。そしてミランの目にとまり、本田の10番を引き継ぐ形で2017年にクラブへやってきます。移籍当初はなれないインサイドハーフやウイングでの起用、セリエAへの適応に苦労していたものの、ガットゥーゾ監督の下、徐々にミランの中盤に欠かせない選手となっていきます。好不調の波が激しく、世界レベルのFKも鳴りを潜め批判の的にもなることも多い彼でしたが、ステファノ・ピオーリ体制になり、ズラタン・イブラヒモビッチという真のリーダーの元でミランの10番として攻守にわたり貢献できる・違いを生み出す選手へと成長。これがミランの「No.10だ!」と叫んだ夜もありました。しかし、20-21シーズン終了後、年俸の折り合いがつかずに(交渉すらまともにしていない、求める年俸が高すぎる)フリー退団してしまいます。しかも、インテル・・・・。ミラン史に大きな傷をのこして去って行きました。さようなら・・・・

|ニコラ・カリニッチ
1988.1.5生 HRV  
187cm/77kg FW
(17~18年)

カリニッチ

幼い頃からクロアチアのクラブ、ハイドゥク・スプリットで育ち、2005年17歳でトップデビューを飾ります。その後、クロアチア国内やイングランド、ウクライナと渡り歩き、2015年セリエA、フィオレンティーナに入団。在籍中にはインテルとカリアリ相手にトリプレッタを決めるなど活躍、15-16シーズンはカンピオナート15得点とストライカーとして十分な成績を残しています。そして2017年8月22日、カリニッチは2,500万ユーロの買取義務付ローンでミランへ加入しました。背番号は7番。 8月27日のサン・シーロでのカリアリ戦78分に交代出場。9月17日、セリエAでのウディネーゼ戦でのミランの初先発デビューします。しかし、カンピオナートやカップ戦など途中出場も含めて42試合6得点と大ブレーキ。彼だけの所為では決してないものの、ガットゥーゾ体制となって完全にクトローネにスタメンの座を奪われてしまいます。翌シーズンはアトレティコ・マドリーへ1,500万ユーロで売却され、ローマへのローンを経て、ヴェローナへ。2022年まで契約を残しています。

|アンドレ・シウヴァ
1995.11.6生  PRT 
184cm/78kg FW
(17~18年)※以降20年までレンタル

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公式戦40試合10ゴール2アシスト(シーズン終了後にレンタル移籍)。背番号9を背負った彼がミランで残した成績です。ゴールの内カンピオナート2得点、ELで8得点😲このフリきった感!落差がすごい。2006年のカカー以来、ヨーロッパの舞台でトリプレッタを決めた選手になりました。セリエAでの2得点も侮るなかれ。第28節のジェノア戦。後半終盤にチャルハノールと交替で投入されるとアディショナルタイム、右サイドからスソが上げたクロスにシウヴァが反応し、ヘディングでゴールへ。待望のセリエA初ゴールが貴重な決勝点となりました。2点目は次の第29節のキエーボ戦。2-2で迎えた後半終盤、再びシウヴァは奇跡を起こします。チャルハノールのCKのこぼれ球が彼の足下へ。そして貴重な決勝ゴール。彼のおかげで勝点6を得ることができました。すばらしい!しかし、やはり次のシーズンは放出候補としてローンでセビージャへ。そしてフランクフルトへ移籍し見事にブレイクします。フランクフルトでの2シーズンで公式戦71試合45得点。ここでも落差がすごい・・。現在はRBライプツィヒへステップアップ。良かったね。

本日はここまで。。

21-22シーズンに向けてミランも始動し始めました。なんといってもCLへの出場ができることに喜びを感じるとともに、これを継続していかなければならないという緊張感をもっています(何様だ、オレは・・)

次は18-19シーズンをご紹介します。今後ともお付き合いのほど宜しくお願いします。

では、Forza Milan 🔴⚫🔥

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