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ACミラン11-12シーズンまとめ!アッレグリ2年目の軌跡。得点王ズラタン・イブラヒモビッチ

Ciao!ドドン小西です。さてさて、今シーズンも新型コロナに翻弄されるカルチョ界。その中でもカンピオナートでは今だ無敗で首位を守るミラン。まだまだ序盤とは言え、ELも含めた過密日程と怪我人やコロナ感染などで主力を欠くなか、素晴らしい出来といっていいでしょう。

11-12シーズン総括(アッレグリ2年目)

さて、今回からサクサク行きたいと思います。まずは、アッレグリ2年目の総括から。

アッレグリ・ミラン2シーズン目

だいたい、このようなメンバーでしょう。はっきり言って、あまりにも怪我人や不調、病気などで出場できない選手が多く、ベストメンバーを組めた試合は数えるほどだと思います。(エル・シャーラウィを入れ忘れました😰次のシーズンで活躍するので次回に笑)

新戦力のアクイラニノチェリーノの活躍や、前年獲得したエマニュエルソンが途中出場が多いなかで様々なポジションで仕事をこなし、ネスタの欠場の穴をメクセスが埋め、ボネーラもバックアッパーとしてセンターバックやSBを務めてくれました。ガットゥーゾは序盤から視力に問題を抱えており、ほとんど出場できませんでした。ともかく、野戦病院状態でシーズンを戦うことになりました。

11-12シーズンカンピオナート結果

結果11-12シーズン

順位表を見てもらうと分かりますが、ユヴェントスが無敗優勝。ここから現在に至るまで、ユーヴェ一強時代が始まります。ミランはユヴェントスに1分1敗、インテルに2敗が大きく響き、惜しくも2位。抜群のタレントを揃え、ズラタン・イブラヒモビッチが28得点と得点王を獲得するも2連覇とはなりませんでした。

また、CLでもベスト8、コッパ・イタリアもベスト4と無冠に終わります。

さてさて、無敗優勝のユヴェントス。無敗優勝といえば、カペッロ・ミランでしたから偉業と言えるでしょう。

負け惜しみを言うと、新戦力が大当たりしたことと、前年7位で他の欧州カップに出場しておらず、コンディションが安定しほぼ怪我人がいなかったこと、コンテ監督の采配などでしょうか。

ピルロの脇をアルゥール・ビダルとマルキージオが固め、ピルロが素晴らしいパスを供給する・・どこかで観たことある光景が繰り広げられていました。。

当時はアレッサンドロ・デル・ピエロがスーパーサブだったり、今だ現役のジャンルイジ・ブッフォン(当時34歳😲)やキエッリーニ(まだいる❗)ボヌッチ(まだいる❗)、2019-20シーズン得点王にもなったクアリャレッラ(現サンプドリア)、不動の右SBリヒトシュタイナー、元ミランプリマ出身のマトリ、天才ミルコ・ヴチニッチなどなど負けない強いチームでした。

ではでは、以下、まだ紹介していなかった選手達です。

|アルベルト・アクイラニ 1984.7.7生 ITA
185cm/77kg MF(11~12年)

本人もロマニスタであり、ローマで将来を期待された選手でしたがケガに泣かされることが多く、絶対的定位置を確保するには至りませんでした。しかし、その才能を認められ(ローマの財政難もあって)リヴァプールへ完全移籍。その後も怪我で試合になかなか出られず、1年でイタリアに帰ってきます。レンタルでユヴェントス、そして翌年ミランにまたもレンタルでやってきます。彼の特徴は多くの中盤の役割をこなすことが出来る近代的で汎用性の高いプレイメーカーといったところでしょう。また、運動量もあり、味方のために顔をだし、スペースを作るなど献身的な選手でもありました。かなしいことに翌年ミランの財政難が表面化どうしようも無い状態となり、買取OPは行使されることなく、リヴァプールへ帰っていきます。その後フィオレンティーナなどを経て、2019年6月引退。

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向かって前列右から2番目No.18がアクライニです。単体でのミランユニを着た彼を見つけられませんでした笑

|アントニオ・ノチェリーノ 1985.4.9生 ITA
175cm/75kg MF(11~16年)

ユヴェントスの下部組織出身。中盤で右サイドやボランチなどをこなす、ファイター。ジェノアやクロトーネ、メッシーナなどを渡り歩いてきた苦労人は2011年8月31日、イタリア移籍期間の最終日ぎりぎりにパレルモからミランへ。第8節パルマ戦ではハットトリックを決めるなど、加入初年度でリーグ戦10ゴール、CL準々決勝のバルセロナ戦でも得点を記録する活躍を見せてくれました。翌2012年夏にはスイスのクラブシオンに移籍するガットゥーゾの後継者として8番を背負うものの、前年ほどの活躍は見せらせず、2013年にはアンブロジーニが去った後に背番号を23へ変更。2014年以降は出場機会を求めマルコ・ボリエッロと共にプレミアリーグのウェストハムへローン移籍してしまいます。その後、トリノ、パルマとローン移籍を繰り返し、2016年アメリカのオーランド・シティへ完全移籍。2020年1月に現役引退。

ノチェリーノ

|ウルビー・エマニュエルソン 1986.6.16生 NLD
176cm/68kg DF・MF(11~14年)

アヤックスの下部組織からトップチームへ駆け上がり、左SBレギュラーに定着。アムステルダム・タレント・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど活躍し、当時、左SBを求めていたミランの目にとまり、2011年1月に加入。その攻撃的な才能から、左SBだけでなく、左MF、左右のウイングなど複数のポジションでの起用も多く、途中出場で活躍することよくありました。加入当時、個人的には若くてスピードと攻撃力を持ったサイドならどこでもこなせる選手として期待したものです。正確なクロスとプレースキックを持っており、CKを蹴ることもありました。しかしながら、激しいポジション争いもあり、2013年1月に2012-13シーズンの終わりまでイングランド・プレミアリーグのフラムへレンタルされました。デビューとなったマンチェスター・Uからコンスタントに試合に出場し得点も決めるなど活躍していましたが、結局ミランにもどることになり、すぐにローマへと移籍していきます。そこから紆余曲折を経て、母国ユトレヒトへ。現在も現役で頑張っています

エマニュエルソン

|フィリップ・メクセス 1982.3.30生 FRA
187cm/82kg DF(11~16年)

メクセスはフランスのトゥールーズ生まれ。彼は12歳でオセールでユースでサッカーキャリアをスタートさせ、トップチームに定着したのは17歳。若くしてセンターバックとして定位置を掴みます。2004年にローマへ移籍し早々に定位置を獲得し活躍するも、ローマ在籍終盤はレギュラー争いに敗れ、さらに大怪我を負うなど不遇の時を過ごします。そして、2011年5月ミランへ移籍。怪我を負ったままの移籍ではありましたが、ミランはプリマヴェーラの試合でコンディションを整えさせるなど長期的にサポートする体制で彼を迎えました。そして10月26日、セリエAデビューを果たし、パルマ戦4-1の勝利に貢献。デビューシーズンはミランで24試合に出場し、アレッサンドロ・ネスタとチアゴ・シウバに次ぐ第3のDFとしての役割をしっかりとこなしてくれました。さらに2012年11月21日、UEFAチャンピオンズリーグGSのアンデルレヒト戦では20メートルのオーバーヘッドでミラン初ゴール。このスーパーゴールは記憶に残っている人が多いのではないでしょうか。観たことない方は是非YouTubeなどでみてください。本人は「何も考えてはいなかったんだ。やってみたらうまくいった。少しラッキーだったことは認める」とのこと。翌シーズンはネスタとチアゴ・シウヴァがミランを去り、ビジャレアルから移籍してきたクリスティアン・サパタとのコンビで堅守を誇りました。2017年4月現役引退。そういえば、現役時は度々の暴力行為で退場処分を受けていた武闘派イケメンDFでした😁

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以上、11-12シーズンを駆け足でご紹介しました。悔やまれるシーズンでしたが、まだまだ強いミランでした(当時としては物足りない成績でしたが)。12-13シーズンからは苦難の道のりが待っています。さらに更新スピードが遅くなるとは思いますが、お付き合いのほど宜しくお願いします。

それでは最後に、現在のミラン。第8節を終わって6勝2分と無敗の首位😲久しぶりに首位をキープしています。先日のナポリ戦ではイブラヒモビッチの2得点の活躍で勝利。ナポリのホーム「スタディオ・サン・パオロ」での勝利はなんと10年ぶり(スクデットを取った10-11シーズン以来)です。

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ズラタン・イブラヒモビッチが怪我を負ってしまったことは痛恨ですが、ここが最初の正念場でしょう。ミラニスタとしては応援するしかない❗❗といった状況ですね(毎試合そうですが・・😁)

ではまた❗ Forza Milan🔴⚫🔥


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