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マルディーニ✖︎スペツィア

Ciao! ドドン小西です。
メルカートの動きが緩慢なミラン。
そんな中、ダニエル・マルディーニはスペツィアへのレンタルが決定的とのこと
かわいい子には旅をさせよ
とはよく言ったものですね

「マルディーニ✖スペツィア」によってどのような化学反応が起こるのか・・
検証してみます

21-22シーズンのスペツィア

主なシステムは1-4-2-3-1

簡易スタッツ

出典:https://fbref.com/en/より抜粋

21-22シーズン雑感

スペツィアの試合は対ミラン、インテルおよびラツィオ戦のみ観戦

後ろからのビルドアップはあくまでセンターラインまで全体を押し上げ、マナイやエンゾラをターゲットにボールを前線に送るもしくはヴェルデやギャシーを走らせるためのもの
中盤はセカンドボールを拾いゴールへ向かう

相手がハイプレッシャーを行う場合はビルドアップが上手くいかず、素直にGKからロングボールを放り込む形をとる

前線を封じられた場合はマッジョーレが橋渡しもしくはヴェルデが引き取りに降りてくる

スペツィア生え抜きのマッジョーレは長いパスで裏のスペースにボールを送りこみ、中盤の守備でも献身的なプレーでチームを支える

また、エースのヴェルデは単独突破もできるウインガーであり8G8Aとチームトップの数字を叩き出している
守備時は4-4-2のブロックを形成
前線2枚は中を切ってサイドにボールを誘導

4-4のブロックは一見しっかりと連携が取れているが、ライン間を走り回り、スペースメイクに優れた選手、そこに飛び込む選手がいると捕まえられず失点してしまう

33節インテル戦での最初の失点は典型的

22-23シーズンのスペツィア(preseason)

監督交代

補強も出来ない、監督イタリアーノと主力は引き抜かれる・・など21-22シーズン当初から降格候補だったスペツィアを残留に導いたチアゴ・モッタ

今シーズンはウディネーゼ戦を昨年12月に解任されたルカ・ゴッティが監督に就任

ウディネーゼでは当初3バックだったものの解任直前は4バックに変更するなどゴタついたゴッティ

スペツィアでのプレシーズンはいまのところ3バックを採用

メルカート

CFのマナイはレンタル期間終了により離脱
ミランからカルダーラ
サンプドリアからエクダル
(負傷中)
ジェノアからローレンス ・セルペ
(クロトーネからリターン)

その他メルカート報道

ゴッティ監督はストライカーを希望

・カリアリのパボレッティ
・フィオレンティーナのクアメ
(アンデルデヒトからリターン)
・フィオレンティーナのGKドゴラフスキ
・コヴァレンコの買取
(現在アタランタへローンバック)
・エルリッチの買取
(サッスオーロと交渉中?)
・マッジョーレのラツィオへの売却
・プロベデルの売却?トレード?など


システムは1-3-5-2?

7月のプレシーズンマッチは3-5-2を採用

レツァ(アタランタから完全移籍)
21-22シーズンに主力だった数名は合流遅れもしくは交渉中?
以上を踏まえて現段階のスカッドは以下

7/16ボーフム戦

1-2敗戦
ボーフムの積極的なハイプレスで後ろからのビルドアップはすぐに破綻
前半そうそうに引きつけてからのロングボールに切り替え、全体を押し上げつつセカンドボール奪取を目論むもうまくフィニッシュにつながらず
守備はミドルブロック
前線2枚でナカを切ってサイドへ誘導しボールを奪う。しかし逆にウイングバックの裏を取られる場面が散見される
後半はアグデロ、ヴェルデの2人が入りパスコースが増え後ろからのビルドアップを再開
サイドのスペースをつく良い攻撃を見せる
しかし、前がかりになったところをカウンターで浅野に決められる。右サイド高い位置で奪われ、浅野がワンツーで抜け出しそのままドリブルで持ち込みゴール!コレはゴラッソ!
その後、更に失点
アグデロのゴールも時間切れ

7/22ヤブロネツ戦

3-0快勝
カルダーラがスタメン。3バックの右
ボーフムと比べてプレッシャーが弱く、カルダーラ、キウィオール、ニコラオウの3人は足元も良いためしっかり後ろからビルドアップ
センターライン付近まで運びエンゾラをターゲットにするかギャシーを走らせる
ヴェルデが自由に動いてパスを引き出す
守備コンセプトはボーフム戦と変わらず

7/28パドヴァ

5-1快勝
攻守ともにゴッティ色が浸透してきた
セリエC相手だけにしっかりと自分達のプレーができていた
前半はパドヴァの兄ルンマことアントニオ・ドンナルンマが頑張っていた。後半頭に交代。懐かしい

ゴッティのスペツィア

ボーフム公式YouTubeより
3バックは今のところカルダーラ、キウィオール、ニコラオウの組み合わせが1番良かったと思う
ここに昨シーズンのレギュラー組であるレツァやアミアン、エルリッチを合わせると人材はそこそこ豊富である
アタッカー陣はヴェルデ、エンゾラ、アグデロ、ギャシーなどフィジカルやクイックネスに優れたタレントがおり、彼らを活かすためのチームを構築中
ビルドアップは相手のプレスライン次第でつなぐかロングボール
とにかく
前線にすばやくボールを届け、かつ、しっかりと全体を押し上げセカンドボールを拾う、中盤が後ろから飛び込んでいくスタイルだろう

ダニエルに求められること

ミラン公式より

インサイドかアンカー?
セカンドトップ?

中盤起用?

CBのビルドアップのフォロー
引き取って素早く前線に当てるかサイドへ展開し、自身もゴールへ向かう
後ろからのロングボールが前線へ送り込まれる際はセカンドの回収、フォロー、カウンター予防も。ポジショニング大事
ネガトラ時は素早くミドルブロックを展開
守備を整えつつ自陣で奪ってカウンター

ダニエルと歳の近い24歳の生え抜きマッジョーレが非常にうまくこの役割をこなしている。
彼と中盤でコンビを組むのも良いかもしれない。

マッジョーレはラツィオへの移籍話もあるため去就は不明。

セカンドトップ?

トップのフォロー
ピルドアップの出口
中盤へ降りてボールの出し手
サイドに流れてスペースを作る
そしてゴール

現状、ヴェルデがこの役割を担う。ヴェルデには切れ味鋭いドリブルと得点力あり。
ダニエルの場合は出し手とスペースメイクで違いを出せるかどうか

ダニエルの未来像

ミラン公式より

中盤マルチかセカンドストライカーか?

正直なところ、あまりにもセリエAでの出番がなかったため、まだどこが適正かわからない

ミランでのプレシーズンはトップでの出場があったがやはり攻撃面で違いを作れるタレントではないように思う

しかし広い視野と長短のパス、ポジショニング、守備センスから中盤マルチは個人的にありだ

というより、

今後の活路はインサイドハーフやアンカーへの魔改造ではないだろうか?

最後に

世間ではデ・ケテラーレ騒動が佳境を迎える中、ダニエルへ妄想が止まらない7月でした
そしてこんなにスペツィアのことを調べたことは初めてでしたがとってもおもしろい!

スペツィア公式YouTubeチャンネルでフルマッチを見ることができるのはありがたいがカメラワークと画質が悪すぎて大変だった!
ボーフム戦はボーフムYouTubeで見たらめちゃ綺麗だし笑

やはりカルチョはサイコーです

これからもダニエルがどこに行こうともダニエルを皆さんにお届けします

では

Forza Milan  🔴⚫️🔥
Forza Daniel🔥

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