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また、新しいスタートラインへ立つ

感謝しかないGoodpatch

今年の1月まで、3年3ヶ月間色々学びや経験をさせていただいたGoodpatch を卒業しました。恵まれた同僚や環境の中、UI Designer として、Design Lead として、BX Designer としてお客さんの案件にアサインされお手伝いさせてもらったり、7〜8人のデザイナーのマネジメントをするチャンスをもらうなど色々な経験をさせてもらいました。

今になって振り替えてみると、Goodpatch での経験は自分にとって本当に大事な時間だったなと感じます。年齢関係なく魅力で個性ゆたかで学びが多い同僚たち、デザインを通じ世の中をもっと幸せにしたいという社内雰囲気、真剣に何時間もデザインについて議論ができる環境、最後に本当に世の中を良くしたい熱い思いのクライアントたちとの出会える環境って中々ないと思います。そして、「Goodpatch で働いてるんですか?」と分かってくださる方も増え続ける喜びも実感することができた幸せな期間でした。

Goodpatch に入る前の自分と比べ、デザインへの考え方やアプローチ方法も大分変わりその結果も実感でき自信を持つようになりました。

足りないところがたくさんある私を信じ色々チャンスを下さった土屋さん、松岡さん、難波さんには感謝しかないです。そして足りないリードを信じてくれたチームメンバーたち、案件・チームで一緒にしてもらった優秀なデザイナーやエンジニアの皆さんには私のありがたい気持ちを何日も語れそうです。

「たまたま運が良かった。」

なのに、こんな幸せな環境からなぜ離れようとしたのか?

私もそうでしたが若い人たちにとって「死」ということは他人のことで自分にも当てはまると中々自覚できない表現だと思います。

中々話さなかったことですが、約1ヶ月ぐらい体調が良くなれず苦しんでいた2019年の夏に、軽い気持ちで行った血液検査の結果を見たお医者さんから入院検査が必要ということで、入院し精密検査を行ったところ、次の日に家族も呼んでもらえないかと言われました。肝臓癌のステージ2と宣告され、直ちに手術が必要ということでした。「たまたま運が良かった。」と言われました。もし半年ぐらい遅れたら手遅れな状況になったかも知らないとも言われたのです。

幸いに手術も無事に終わり日常生活や仕事に復帰はしましたが、その前まで自分の頭の中には一切存在しなかった、「死」について色々考えるようになりました。人生観が変わったわけではありませんが、モノ・コトを見る視線が変わったといのが正しいかも知りません。その中でもその「たまたま運がよかった。」という言葉がずっと頭から離れなかったんです。喜ぶべきなのか悲しむべきなのか… 複雑な心境が続いていました。

手術後約1年半にたった今は順調に抗癌治療を行っており今のままがキープできると何の問題ないと言われるようにまでなりました。サポートしてくれている家族に感謝しかないです。

「たまたま運がよかった。」 で本当にいいの? 

元 Goodpatch の同僚でもあった畠山から Ubie のことは聞いて以前から知っていましたが、正直いうと当時の私からはあると便利で必要なサービスだなという第三者としての気持ちが少し強く、自分が一員になりたいまでは感じてはいなかったです。もちろん自分にも年寄りの親がまだ韓国に住んではいていつも心配をしていますが、「病気」や「死」というのは自分の身近なものだとあんまり実感していなかったからです。

手術後に改めて Ubie (ユビー) のプロダクトである 「AI受診相談ユビー」を触れることができ、絶対このようなプロダクトがもっと世の中に広がり、「たまたま運がよかった。」「たまたま運が悪かった。」という表現を世の中からなくしたいと思い始めました。

少しでも体に違和感を感じたらその違和感を気軽に調べ、信頼できる情報を接することができる。その正体が早く分かり、適切なタイミングで適切な医療陣と出会い、少しでも多くの人が幸せな世界を作りたいという気持ちが強くなったのです。

そして患者だった私の立場だけでなく、無駄な作業を削減しもっと患者と向き合う時間を増やすことができるお医者さんや医療関係者の皆さんを手伝うことへのやりがいもより強く感じ心を決めました。

だから、またスタートラインに立つ

デザイナーとして仕事をし始めた長年クライアントワークしかしたことない私にとって、事業会社のインハウスデザイナーになるということは自分にとって正直に大きく高いハードルでした。キャリアのリスタートまでは言えませんが、完全に違う動き方・考え方をしないといけないと感じていたからです。

更にもう40代の中盤を見ている私にとって、正直そこまで簡単にできることではありません。周りに相談したら「お前みたいな年でそんな事する人いねーよ。家族もいるしなぜゼロに戻ろうとする?」と言われたこともあります。確かにそうです。確かにそう…

しかし、やったことないところへの飛び込みは私の得意です。無茶かもしらないことも結構してきました。今振り替えてみると成功したのは別としてずっと自分なりには挑戦の連続な生き方をしてきたな…と。

だからまたスタートラインに立てるのは全然問題ない、今がその時と思いました。

これからが本当の意味での挑戦

これから私は今までの経験を活かし、ユビーでまた新しい挑戦を始めます。

ユビーのブランド構築・ブランドコミュニケーションデザイン、ブランド体験(BX)を向上するために、ユビーの様々な部門や仲間たちの横軸を走る役割をこなします。更に将来は海外展開を計画しているユビーのブランド体験を世界に広げるために皆さんを含めたユーザーやクライアントが接するものに関わっていく予定です。事業ドメイン的な難しさも感じ悩むときもありますが、この仲間たちとなら絶対よい物が作れると思う確信が日々強くなっています。

Goodpatch とは少し違う雰囲気の優秀な仲間たちに恵まれる環境にまた入れるようになった私は、もしかしてこんどこそ本当の意味での「運が良かった」かも知りません。この運と今の縁を大事にしながら、もっと世の中を幸せにしていきたい、ユビーをもっと知ってもらい、満足できるブランドに作っていきたいです。作ります。

これからのユビーも楽しみにしてください。

みなさんもその「運」を自分のものにしませんか?

ユビーにジョインし約1ヶ月半が立った今は心配していたことが全部なくなったわけではありませんが、毎日が刺激でワクワク感が止まりません。近くても文化が大分違う韓国から日本に移住してきたときみたいに、なんか分からないけれど楽しい気持ちで毎日過ごしています。そして、人々の生活・人生に直結する健康で豊か世界を作ることに一員になりその動きに一緒に足並みを揃えていることが実感でき嬉しいです。

特特なユビーの文化も楽しく、コロナが終わりみんなと直接会い一緒に仕事しながらもっと楽しめたいです。気になる方はユビーの カルチャーガイド ユビーネス(Ubieness)を読んで頂くとまたユビーのことがもう少しお分かりになれると思います。

そして、ユビーのメンバーたちが書いた記事もこちらに集まってるので読んでみてください。

医療・ヘルスケアに関わる仕事というのは、地味でおしゃれな仕事ではないかも知りません。しかし、本当に大切な仕事で、私たちを含めた人々の命に向き合い、より豊かな生活を過ごすことにつながると思います。

いつも私たちユビーは皆さんを待っています。一緒に行動しましょ。


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