見出し画像

河伯にはなれない

※ 今回は本当に本気でセンシティブな内容となっています。
主に私以外にとってですが。
脂腺母斑(しせんぼはん)という病気について触れています。
繊細な方は回れ右で次回の記事投稿まではどうかそのまま回り続けていてください。
そしてどうか呆れず次回も相手してやってくださいませね。

夏休みの帰省時に、急激に感染者数が増えてきたこともあって、あまり外出はしなかったお話をしたことがあるんですが、その時に子供たちと実家探検をしました。

探検と言うほど広くはありませんけど、押し入れをアチコチあけて中を探ったり、かくれんぼをしたり(笑)

今までも、独身時代に私が使っていた部屋は何度も開けて、中から出てきた漫画を皆で読んだりはしていました。

出てきた漫画は名探偵コナン、王家の紋章、あさきゆめみし、闇のパープルアイ、機動警察パトレイバー、Dr.スランプアラレちゃん、幻獣の國物語、クレヨンしんちゃん、はらったまきよったま、少年三白眼、卓球戦隊ぴんぽん5、真夜中猫王子、おそろしくて言えない、ねこめ〜わく、ざ・ちぇんじ等、ジャンルとしては本当にバラバラ(笑)

ついつい懐かしくて漫画の題名を羅列してしまいましたが、昔、友達に
「所持している本はあまり明かすな。
他人に性癖がバレてしまう。」
と、言われたことがあります。
もしかして、これで私の何かがバレてしまうんでしょうか。
どうか内密に願います。

これらは結婚した時に群馬県まで持ってきた車に、積みきれずに置いてきた漫画たちですね。

何度かの引っ越しや出産で家が手狭になり、ほとんど処分することになったので、実家に置いたまま運ぶ機会を逃した漫画は持ってきていません。
持ってきたら処分するように言われてしまうので。

気に入って嫁入り道具にした方を手放すことになるとは、人生ってどこでどうなるのか分からないものですね。

ちなみにその漫画を積みに積みまくった車を見た人に、夜逃げかと思いました。と言われました。

閑話休題。

今回はその他の場所を探検してみました(笑)
何故か折り畳み?の麻雀牌(父の?)が出てきたり、中学時代の地図帳(世界地理歴史大好きな次女が大歓喜)が出てきたりのびっくりもあったんですが、学生時代の成績表やら、アルバムやらも発見されました。

成績表は長女がニヤニヤしながら開いて、中を確認した途端に怒号をあげました。
何を期待していたかは知りませんが、学校の勉強はそこそこ出来たんですよ。
そこそこですけれど。
残念ながら頭がいいといい成績を出すのは別物ですけれど。
私の場合は予習復習をしつこいくらいやっていました。

そして大量のアルバム。
これを見ていて思い出しました。

実は私、子供の頃は河童のようだったんです。
いや、意味不明ですよね。

というのも、実は脂腺母斑という病気を患っていたんですね。
なんで忘れてたんだろう。
あまりご存じの方はいらっしゃらないかもしれません。
今までもお友達に話すと皆さんキョトンとされるので。

実は病院等でも、既往歴のところにこの病名を記入すると、「ああ。」と言うお医者様と、無言のお医者様がいらっしゃいます。
単に不必要な情報だからスルーされただけかもしれませんけれど。

脂腺母斑は皮膚病の一種で、先天的に顔面や頭部にできます。
皮膚の色は蒼白や黄色っぽくなり、頭部にできると円形脱毛症のようになります。

2、3歳の頃の写真を見ると、頭頂部に髪の毛が存在しません💦
なんてこった。

同じ病気を患った人にこの表現は申し訳ないのですが、わたしの場合はもう本当に河童のようとしか表現出来ないくらいにもう本当に河童そのもの。
同じ病気を患った人に会ったことがないので、もしかしたらこの姿も個人差があるのかもしれませんし、もしかしたら河童のように見えたのは、頭髪ではなく顔面のせいかもしれませんけれどもね。

よくよく思い出してみると、幼稚園に入る前に一度、中学2年生の夏休みにもう一度、手術をしているんですよね。
範囲が大きかったので本当は3回くらい必要だったのを、2回にまけてもらいました。
太っ腹がいますね。

最初の手術は小さかったこともあり、記憶が飛び飛びになっていると思うんですが、入院はしたものの、多分そんなに滞在してはいないと思うんですが、大人の目を盗んではアチコチを徘徊していました。

今考えると恐ろしいですね。
そのままいなくなっていてもおかしくないくらいしつこく大人の目を盗みまくっていました。

以前、お話したことがあるかもしれませんし、ないかもしれませんが、3歳で一度行方不明になり捜索願いを出されているんですよね。
昔からそういう癖があるんでしょうか。
最近もそれでちょっと恥ずかしいことがあったんですけれど、それはまた別の機会に。

5歳で幼稚園に入園して、それ以前だったはずなので、4歳くらいでしょうか?
何度か看護師さんに怒られた記憶もあるんですが、あまり気にしていなかったようです。
怒られて以降も病室を抜け出して、長期入院している子たちが使用する部屋に忍び込んだり、外まで出て救急車を見に行ったり触ってみたり💦

こうやって語っていると自分で自分がとんでもない子供に見えてきました。
母はよく私を育てあげてくれたものです。
我が子だったら根を上げていたやもしれません。
いくら感謝しても足りませんね💦

その手術自体は幼い子供だったからか、凄ーく大きな注射器を見せられて、お尻に注射された記憶、その注射が痛かった記憶しかありません。

後は目覚めた時に、電灯やお布団、白い部分に大量の透明な芋虫がひしめき合って蠢いていた幻覚を見た記憶くらいでしょうか。

一度目の手術を終え、脂腺母斑の範囲がやや小さくなったため、周りの髪の毛を寄せ集めて結ぶことで、周りからはそれが見えなくなりました。
幼稚園入園を目の前にして、母は私にこう言いました。

「外で髪の毛ほどいたらいけんよ。




河童っち言われるけんね。」

我が子が他の子と違う部分があることで、イジメられるんじゃないかと心配しているのは分かりますが、かなり衝撃の言葉ですよね。
対して私の反応は




(笑)

大ウケです。
それもちょっとね💦

続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?