映画：グランツーリスモ

　もう15年ほど昔になると思う。ある日ふと夜中にされていたF1中継を見た。次の週同じような時間、またF1が中継されていた。あぁ、F1はこれくらいの時間に中継されいるんだ。という驚きと共に、前週とは全く違うロケーションでレースが用意されていることにとても驚いた。それはまるで簡単に設定を変えられるゲームの世界のようだったが、こんなことが現実で行われているのかということにとても衝撃を受けたと思う。レース自体も、ピットインでのチームワークをはじめ、ひとつひとつの真剣勝負がとてもかっこよかった。それでも、基本的に夜型でなかった私は次第にF1中継を見ることから遠ざかっていた。しかし、今年ネットフリックスでフォーミュラ1のドキュメンタリーがシーズン5まで放送されていることを知って私のモータースポーツへの熱が俄かに高まっていた。そこへ映画「グランツーリスモ」公開であった。種々様々な特徴を持ったコースの走行、スピード感と緊迫感の中、映画だからこそのカメラワーク。それぞれがモータースポーツに熱中し魅了されている姿は見応え十分の映像だった。