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「エリオット・アーウィットの世界Elliott Erwitt展」何必館・京都現代美術館

京都マラソンだった日曜日、そのままパラパラと雨の降る京都を歩きながら、四条通りまで出ると、通りがけに目に入ったのが、
美しく濃淡のついたモノクロ写真が大きく印刷された垂れ幕、
Elliott Erwitt展でした。
好評につき会期延長の文字もついていて、
どうしても、他の作品も見たくなり、立ち寄ることになりました。美しい白から黒への濃淡のついたものや、鏡越しに移る印象的な女性、並木道の自転車の後ろに乗ってにやっと笑う少年。
それぞれの被写体そのものの美しさや、愛らしさもさることながら、それが、フレームの中に美しく配されていました。どうやって、この瞬間を切り取るのだろう。どうして、こんなに綺麗な遠近感が出るのだろう、ファインダーからはどのように見えているのだろう。動いていないものや、セットされたものなどを見ているのではなくて、これはシャッターが切られた後も動き続けているはずの場面たち。それが、画面を測って慎重に配置を決めたかのようなバランスで収まっている美しい写真の数々に圧倒されたのでした。
京都では2月26日まで開催されているそうです。
とてもおすすめです。感動した展覧会でした。

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