◆松岡和子訳『夏の夜の夢・間違いの喜劇 シェイクスピア全集』ちくま文庫 から 『間違いの喜劇』

おはようございます。

喜劇!と気持ちよく言い切ってくれている、『間違いの喜劇』。2組の双子が周囲を巻き込み、巻き込まれていく物語はそのまま楽しいリズム感で進行し、最後の全てが明らかになる部分は特に軽快で目を離すのが難しいほどでした。あとがきにはシェイクスピア初期の作品とのことで、数え方にもよるとは書いてありましたが、短い作品であり、1つの筋、1つの場所、1日の出来事と古典的な劇作の法則に則ったものだと考察されているところがあり、シェイクスピアもこういうところから始めたのかなぁと思え、ホッコリとした後味でした。

今日のようなよく晴れた麗かな日にもぴったりです。ピンときた方は1度、楽しんでみてはいかがでしょうか。

今日も良い1日をお過ごし下さい。


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