大人の階段のぼってるんだなぁという話

最近は、運動会、音楽会とイベントがいろいろとあり、ずっと会えなかったママ友にも久しぶりに会えました。

運動会の後、そのママ友と一緒に子どもが出てくるのを待っていると、そのママ友の娘ちゃん、出てくるや否や「友達と帰るから一緒に来ないで」とだけ言い残しサーッと去っていってしまいました。

ママ友は予想していたようですが、私は久しぶりに会った娘ちゃんの成長に驚いていました。

「もう買い物とか行っても、誰かに見られたら恥ずかしいとか言って離れて歩くんだよ〜。一緒に歩きたくないんだって」

「えー、それは寂しいね」

とはいえ、自分もそういう時期がありました。だからそういう時が来るのわかってはいるんですが、わかっていたって寂しく感じてしまいます。


息子を送りに行ったり迎えに行ったり、週に何度も学校に行っていると、確かに最近対応が変わったなぁと思う子が何人もいます。

近所の遊び友達の男の子も、学校で会うと目を合わせないのできっと声をかけられたくないんだなと察してわたしも知らん顔をします。

今まで懐っこく話しかけてくれていた子が急に他人行儀な敬語で話したりします。

友達の手前声をかけるのが恥ずかしい女の子は、モジモジしながら目を合わせてくれるので、こっそり手を振ればこっそり返してくれます。

その反面、今でも会う度にハイタッチをしてくれる子や、どんなに遠くからでも声をかけてくれる子もいます。

できるならウザがられてもハグしちゃいたいし、ウザいくらい声かけまくりたいし、派手に手を振りたいし、ワーワーしたいけど、さすがに最近は本気で嫌われそうなので少し自粛しています。


小4の壁という言葉があるそうです。

どんどん成長してるんだなぁ、と喜ばしく思う反面、やっぱりちょっと寂しいと思ってしまいます。

息子はママ大好き甘えん坊なので、まだベースは変わっていませんが、それでも最近は学校内を歩く時はちょっと距離を取るようになりました。

急にハグをすると、居心地悪そうに「ちょっと痛い」とか言って避ける時が増えました。

うん、高学年にもなってそんなスリスリされても嫌だよね。

わかってはいても、長い間こうやってスリスリしたりハグをしたりして生活してきたので、その癖がなかなか抜けないのです。


先日、調べ学習が市のコンクールで入賞した日、息子は過去最大レベルのネガティブモードでした。

なんとか気持ちを切り替えて欲しいなと思った母は道化と化し、息子の手を取り思いつきのおめでとうダンスをした所、意外にも一緒になって楽しんでくれた息子さん。

まだまだこんなレベルの事で喜んでくれるんだなぁと嬉しくなりました。

そして今日、3日振りの学校に行き久しぶりに担任の先生に会った時、息子が先生にその報告をしました。

そして「嬉しくて踊ったんだよ」と言いおもむろにわたしの手を取ります。瞬時に察したわたしは仕方なく腹を決め、職員室前の廊下でへんてこ踊りを披露しました。

我が家の息子さん、小4の壁はまだまだ大丈夫そうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?