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ITエンジニアの採用は営業強化が肝?!

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

前回は「採用の見地から考える、テレワーク導入の重要性」というタイトルで、ITエンジニア採用にとってテレワークの導入が生命線になるという内容を書きました。
中小企業で採用に苦戦されている企業様は、採用トレンドの一つでもあるテレワークについて、この機会に考えてみてください。
https://note.com/_amulet/n/n002646b8ee28

さて今回は、ITエンジニアの給与について取り上げたく思います。

9月22日の日経新聞で
「セブン・ユニクロもDX人材争奪 転職で半数が非IT企業へ」という見出しで、IT人材争奪戦の記事がありました。
要約すると、転職先にIT業界以外を選ぶ人の割合が、10年前は全体の64%だったが、20年には53%に減少。
採用熱は賃金上昇にも表れていて、リクルートのデータから前職より1割以上賃金が増えたIT人材は21年4~6月期に33.4%。前年同期比2.7ポイント増で過去最高を記録しました。
(元ネタ記事はこちら)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC160ZZ0W1A910C2000000/?unlock=1
以前の私がnoteでも取り上げたことがある、内製化は着々と進行しています。

この内製化は給与にも反映されていて、同時期にユニクロのアプリケーションエンジニアの年収レンジが 960万〜上限なし で話題になりました。
他にも多くの企業で同様のニュースが流れています。

人手不足が久しく需給バランスから言えば当然の結果です。ただこの流れが加速すればするほど、IT企業はエンジニアの給与を上げ続ける必要があります。

また、給与について考える時、IT業界の 多重下請け構造 の話が挙げられます。多重構造では、間に入る会社がそれぞれマージンを取るため、下請けにいくほど利益が薄くなり、給与も低くなります。
多くのソフトハウスが抱える構造的な問題が、給与格差を生んでいると私は感じています。

当然、給与を改善するためには原資が必要になり、そのためにはクライアントからより高い対価を得る必要があります。解決策は商流を上げていく、これがシンプルかつ重要です。

ひと昔前に比べると、ベンチャー企業が発注企業と直接契約を結ぶこと随分と増えました。
弊社のクライアント企業様でもそういう取引が多くなってきています。
そういう企業様は比較的安定して 採用もうまくいって います。

採用のことを考えていくと営業に行き着きます。最近私が仕事を通じて直面している事象です。
いい人を採用するためには相応の給与が必要になる。そのためにはいかに高単価のクライアントを複数掴めるか。

採用にお悩みの企業様は、今一度クライアント企業様を増やしたり、単価を上げる方法、営業を強化するためにすべきことを考えてみましょう。

次回はいよいよ12月に突入します。歳をとると1年が早いなんて言いますが、ほんと早いですね。年末に差し掛かると色んな振り返りをされると思いますが、私も少し振り返ることがあり、その時、「なぜIT業界にいるのか」という問いに辿り着きました。就活生からも時々質問される内容だし、いい機会なので書いてみようと思います。お楽しみに!

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