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顔出ししないアーティストが増えている?!その理由に迫ってみた(個人の見解です)

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

先日日経の記事にこんなのがありました。

「変わるヒット曲の常識」
〜顔出ししないアーティスト 上位100曲の1割に〜

ビルボードジャパンのデータで、記事にはヒット曲の常識が変わってきたとのことで、
いろんなアーティストが書かれていたんですが、私疎くって、、、誰?ってなりました笑
うちの子ども(小学生)に「Ado、Eve、etc…知ってる?」って聞いたら全部知っていたので、多分有名のようですw
調べてみると、Ado、Eveともにライブでは顔出ししてるみたいですね。
しかし、顔出し云々の話には少し違和感がありました。
それは後ほどご説明します。

それでは記事に戻ります。顔出ししないアーティストのランクインについてですが、2008年は100曲中、1曲。それが、2021年には15曲になったそうです。
では、どうやって有名になったかを調べてみると、SNS(YouTube、TikTok)の活用がメインで、顔がわかるアーティストに比べて
テンポの速い迫力のある曲が特徴で、SNS で拡散したくなるようなテイストのものが多いそうです。

また、日本では2000年以降ボーカロイド文化の蓄積もあり、諸外国に比べて容易に受け入れられたというコメントもありました。
記事の最後には、
「顔を出さないアーティストが世界全体で当たり前の存在になるかは未知数だが、”誰でも自由に楽曲を発信できる時代”になった」と。

いい時代になったような感覚もありますが、一方で私が育った音楽文化とは違いすぎて何だか釈然としません。

ウェブで調べてみると、どんな顔なの?とたくさんの投稿があり、顔出ししないことでより興味を引く、一種のチラリズム的な効果がありそうに思いました。
しかし、もっと深い理由があるように感じたので、もう少し深く考えてみようと思います。

冒頭にも少し記載した違和感についてですが、子供たちに確認したところ、彼らはアーティスト名より、曲名の方をよく知っていました。
そして、アーティスト自体にはさほど興味がない。
 ※ 迫頭調べなので母数が少ないことはご容赦頂きたくw

これって私(40代)が若い頃に音楽を聴いていた時とは大きく異なります。あくまで主観ですが、私はサブスクで音楽を楽しむということがこの変化をもたらしたと思います。
我が家でもアレクサがいろんな流行曲を流してくれます。いろんな曲を聴くというハードルは低くなり、同時にテレビを見ないのでそのアーティストを見る機会がないんですよね。
結果、曲は知ってるけどという現象が起こる。アーティストにファンがつくという構図から、曲にファンがついている感じです。
そうなると、顔出しの有無はあまり重要ではないのかもしれません。

さらに、こう考えることもできます。

アーティスト側も顔を出さずに売れることができると知っているため、リスクを取ってまでわざわざ公にしない。こんな考えのアーティストがいてもおかしくないと思いました。
テレビよりもインターネットが主流になり、SNSで活発に誰でも自由に情報発信できるようになったことで、バッシングも格段に増えたことへの対策も取れるってわけです。

誰でも自由にって話は、テクノロジーが寄与していることは間違いありません。一方で、そのテクノロジーが自由を奪っているとも考えられます。

まだ10%なのか、もう10%なのか。小さな音楽業界が今度どうなっていくのか。注目しておこうと思います。

こんな事象に限らず、少し違った角度から見てみると面白い考察に繋がることもあるかもしれません。
たまには穿った見方をしてみてもらってw

また来週お目にかかりたく思います。

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