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島耕作が教えてくれた、仕事を楽しむスキルとは

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

前回は 書斎の掃除 の話を書きました。
片付けながらあれこれ出てくるモノに思いを馳せ、リラックスするというお話。身の回りを片付けてみるのも脳の切り替えになります。
まだ読んでない方はこちらからどうぞ!
https://note.com/_amulet/n/n208a485bee2f

今回、書斎を片付けていた時に目に入った
「課長・島耕作」

久々にペラペラしてたら読み込んでしまってですねw
ビジネス漫画なので参考になるものも多く、今回はそんな中からお話します。

せっかくの機会なので、「島耕作」について調べてみました。1983年から続いている漫画で、なんと今なお連載中です。1980年代前半のバブル期から始まり、パナソニックがモデルの初芝電器産業という会社が舞台になっています。
主人公は題名にもなっている島耕作。英語が堪能というスキルはあるものの、それ以外はごく一般的なサラリーマンとして描かれています。課長、部長、取締役と紆余曲折ありながらも昇進し、現在の連載では相談役になっています。
コロナで初の緊急事態宣言が出る前の昨年2月。島がコロナに罹患して宿泊施設で療養生活を送るという展開が話題となり、ニュースサイトでも報じられていました。
時代とリンクしているところもこの漫画の魅力であり、その時代の問題提起をフィクションとして表現しているところが面白くタメになります。

そんな大手企業で相談役にまでなった島耕作ですが、若手時代は相当苦労しています。派閥への誘いを断ってどこにも属さないスタンスを守り続けた結果、それを疎ましく思う上役から出向を言い渡されたりと、あの手この手で虐げらるような事件が起こります。

出向先は電器とは全く関係のない貿易会社でワインを扱ったり、レコード業界でミュージシャンの発掘をしたりと、新しいビジネスの開拓を命じられます。当時のメーカーでいうところの左遷ですね。同期からはもう出世はないだろうと思われている中、コツコツと取り組み成果を出していきます。

「出向で冷や飯食わされてるな〜」

と同期から言われるシーンがあるのですが、

「俺は出向が冷や飯だと思ってないさ。いろいろ仕事が変わるたびに新鮮な気持ちになる、何年も同じことをやるより刺激があって面白いじゃないか」

と答えます。
同期はそのプラス志向に感心するという場面。

実は私の周りにも、リアル島耕作ばりの状況から出世している人がいます。

本筋から外れたビジネスであっても精一杯打ち込み、時代が追い風になり、気がつけば上役にと同じような流れの人を何人も見てきました。
そしてその方々もやっぱり、楽しそうに仕事をしているのです。

そして私にも、近しい経験があります。島耕作と同様に上司に睨まれての左遷でしたw
私は新しいことが好きなので、部署が変わっても新しい出会いやボキャブラリーも増えるし、捉え方次第で楽しい時間を過ごすことができました。

私が思うに、与えられた仕事を楽しめるってスキルは仕事をする上で最上位だと思います。

将来のキャリアを考える上で、あれこれ悩みことはあるでしょう。
上司ガチャ、仕事ガチャで希望と違っても、腐ることなく今その与えられた仕事にまっすぐに取り組むというのは、キャリア形成において非常に重要なことだと思います。

小林一三(阪急・東宝グループ創始者)の言葉に

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」

というものがあります。

何を任せても必死に成果を出す人だってことがわかれば、周りが放っておきません。
まさに島耕作もそうですし、そういうマインドが道を開くのではないでしょうか。

私が社会に出て約20年、とんでもないスピードで世の中は変化しています。
VUCAと言われる時代だからこそ、仕事を楽しみながら置かれた状況の中で精一杯頑張ってキャリアを形成し、
変化の激しい世の中を楽しんで渡り歩んでいきたい。そう思います。

余談ですが、島耕作のもう一つの楽しみは行く先々の女性と関係を持つところ。仕事のスタンスとはおよそかけ離れた世界観も醍醐味です。
漫画だから許されるのですが、そういう人間臭さがいいですねw

島耕作の生き様、ぜひみなさんも読んでみてください!

次回は、コロナ禍におけるコミュニケーションの取り方について書きます。
タイトルの雰囲気は真面目な感じですが、ゆるーい話なのでラクに読んでもらえたらと思います。お楽しみに!

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