ナム・ジュン・パイク展 at Stedelijk Museum
今回はアムステルダムでコンテンポラリーアートを見るなら、ここは外せないステデリックミュージアム。そこで行われているナム・ジュン・パイク展です。
ゴッホミュージアムとライクスミュージアムが近くにあります。TOPの画像は通称バスタブと呼ばれている、ステデリックミュージアムの外観です。(こちらの写真は去年撮影しました)
展示ともう一つおすすめなのがshopにあるセール本コーナーです。たまにCy Twomblyとか日本で高く売れそうなレア本がセール価格で売られています。しかし一期一会なので迷ったら購入しましょう!次はありません。それで何度後悔したことか、、、。オリジナルグッズもオシャレなの多いのでお土産にも喜ばれます。
もはや展示よりもこっちについて話したい気も出てきましたが、今回はサクッとNJP(ナムジュンパイクの略)を紹介します。
NJPに関してはリニューアル前の都現美のコレクションと数年前ワタリウム美術館でやっていた展示で拝見しました。そのときの印象としては歴史的に重要だろうけど、当時のテクノロジーがもはや古く感じてあまりピンと来ませんでした。
セール本チェックのついでに見たと言ったら怒られそうだが、こう言う事ができるのがミュージアムカードの素晴らしいところです。
ネットで予約した時間に行くと外で1.5m離れて人々が並んでいて、外入口がエントランスになっていた。自分の番になり予約した画像を見せるとあなたはコロナにかかっていますか?的なことを聞かれNOと言って中に入ります。
入ってすぐに手の滅菌ジェルで手を擦りミュージアムカードを見せて入場。
以前ならここは大きなクロークがあってスタッフに預けるのだが、現在では接触なし。自分でフックに引っ掛ける。これ簡単に盗られそうなので心配だったがリュックの中は貴重品入ってないのでとりあえず郷に従う。
ステデリックは会場が大きく、地下が常設0階と1階が特別展。NJP以外にはドキュメンタリー写真の展示の様子。後で調べたら古谷誠一の写真も展示されていた様子で見逃してしまった、、、。今回はNJPのみでお届けします。
各会場の空間に最大何人までと書かれたシールが床に貼ってあり、入口出口も分けられています。入ってすぐに仏像がテレビに映っている自分と見つめ合う作品(これが一番見たかった!!!)がありました。長居したかったが次の人が待っているので泣く泣く去る。そして写真を撮り忘れる。写真は入って次の部屋にある沢山のモニタと観葉植物のインスタレーション。イメージのジャングルといったところか。
Nam June Paik, TV-Buddha, 1974. Collection Stedelijk Museum Amsterdam. Photo: Stedelijk Museum Amsterdam.
これです!(公式サイトから拝借)
写真は入って次の部屋にある沢山のモニタと観葉植物のインスタレーション。イメージのジャングルといったところか。
NJPは元々音楽を学んでいたようで、いろんな方法で音について試作していたのだろう。なんかジョン・ケージっぽいなと思ったら
隣の空間にはジョン・ケージとの関連作が。(この写真が素敵で作品撮るの忘れた。)
所々空間上部に彼の言葉が記されています。彼は裕福な家庭に生まれ育ったので二重の意味に感じてしまいました。次に彼の活動の一つである
FLUXUS(フルクサス)。フルクサスはとにかくビジュアルデザインがめちゃくちゃカッコいい。
たまりません。
こんなのや坂本龍一も出演したNYとの中継の映像など映像作家だけあっていろんな映像がありました。SONYのテレビなど今では懐かしい古いブラウン管を使用した作品が多々あり、そのテレビ自体がもはや珍しくそれだけで彫刻作品のように感じた。NJPはテレビ自体も彫刻になる未来を想像していたのだろうか。
最後のこのインスタレーションは圧巻でした。大量消費時代の象徴として映像を用いていたのか、そのような暴力性を感じるインスタレーションでした。(時々ヨーゼフ・ボイスが映っていたり。)
ステデリックのような大空間では初めて見ましたがなかなか面白かったです。
逆にワタリウムの空間は展示するものの技量が試されるようでそっちはまた違う意味で構成が難しいんだろうなと考えさせられました。
常設に関してはまた機会があれば。
公式HP
https://www.stedelijk.nl/en
追記、コロナ対策でどうやら写真撮影NGだったみたいですがみんな通常通り取っていたのでご遠慮くださいていどなのかな。(わかりません)
それと預けていたリュックが見つからず焦ってウロウロしていたら、ハンガーごと少し離れたところに置かれてて発見一安心。気が抜けません。
あと目当てのセールコーナーでマーティンクリードの本をGET!
ありがとうございます。