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あこの、はじまり

皆さん2年前って何してましたか?

あこは、介護のお仕事をしてました。大学でマーケティングを学び、就活に向けて広く社会を見たときに、自分が生きる理由である「いい年の重ね方をした素敵なおばあちゃん」になっても、あまりにずさんな扱われ方をしそうだって思ったからです。

けど、

会社の期待に応えようと思っても、現場では、たかが数ヶ月の新人に言われたくないと先輩方に一蹴される日々。あこが入居者様に気に入っていただけたことを良いことに押し付けられる仕事。
入居者様を守りたい気持ちでお仕事に行っていた身体が、突然言うことを聞かず死ぬことしか考えてくれなくなったのが1年半ほど前です。
あこのことを知っている方なら、あこが無理やり先輩方に怒りをぶつけたりせず、論理的な話し合いで解決しようとしたことを、わかってくださるのではないでしょうか。

今考えれば、一つの施設に1人配属される新卒だけで、現場の空気の入れ替えや丁寧な介護の浸透が行えるわけなかったんです。味方を作ろうと、会社の研修で教わった介護方針をお話しても、「そんなの知らない。聞いてない。だからやらないから。」と、お話が難しい入居者さんのお部屋を選んでベランダに出て、タバコを吸う先輩方。
人事に話しても、「正直どの現場でも変わらないから、今の現場に戻って新卒から変えていってほしい」の一点張り。

あこは精神障害者手帳をもつことになりました。
天気や気圧、湿度によって身体のリズムが崩れたりすると、所構わずゲロゲロ始まってしまうので、定職に就きたくてもまだ医師の許可がおりない状況です。
正直、また戻って入居者さんたちを労わりたい気持ちや、あの介護が続けられていることへの不安、嫌悪感は残っています。でも戻ることは現実的ではない。あこはいま、あことして最大限の力を発揮できる場所、お仕事を探しています。

そんな中でも被写体は、

どうしても続けたいことで、

叶えたい夢で、生きる希望です。

叶えてくれるカメラマンさん方、仲良くしてくださる被写体モデルさん、いつもいつもありがとうございます。

もっとたくさん頑張りたいです。体調も自分でコントロールできるように努力してます。

あこは、あこを生きていたいです。
もう少し、いや、もっとずっと、あこでいさせてください。

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