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暮らしと移住

ここ数年で岡山に足を運ぶようになったのは、岡山に住む人々とのつながりができたのが大きい。

友人の1人は2017年に移住した。
場所は和気町(わけちょう)。
実際は彼に聞くまで耳にしたことがなかった地名で、おためし移住や移住促進のキーパーソンがいて年間100人ほどの移住者がいるというのを知ったのはまたしばらく経ってからのこと。

彼は『蒔く』という屋号で季節の移ろいを観察しながら、自然と向き合うことを何より楽しんでいる。

蒔く

在来種のルーツや成長の様子を語る姿からいろいろ伝わってくる。

夏野菜はすでに終わっている頃
刈り取らずに朽ちていくのを見守る
朽ちていくかつを菜
食べ頃の黒田五寸にんじん
凛々しいオクラ

そんな場所を訪れるきっかけになったのは、出会って15年越えの友人(とパートナー)も和気町に住まいを移したことが大きかった。

彼女とは3ヶ月ほど一緒に住んでいたことがある。
両親と住み、兄弟と住み、シェアハウスや海外の共同宿泊施設に暮らし、WWOOFで共同生活をしてきた経験のある私にとって無理せずにいられる本当に気が置けない存在で、ふとした時に会ったり話を聞いて欲しくなる人。
転居の前も毎年のように会いに行っていた人。

彼女のパートナーは農的暮らしや自然と共に在ることに興味がある人で、和気町には先述の友人との繋がりで移住を決めた。

朝早くの畑でのひととき
パートナー・表くんの畑で味見

表くんの畑には滋賀の友人チシンくんのデザインしたコンポスト・HIPPOが設置されていた。
日々畑の様子を見にいって、家庭からの残食をコンポストに運んでいる。義務感より畑での楽しさが毎日の習慣につながっている様子が微笑ましい。

和気町を代表するピザ屋さん
オーナーはイランの方
タイルが美しいお店

岡山を訪れるのは秋から冬の季節ばかり。
また季節の移ろいと共に彼らに会いに行きたくなる。


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