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【パーマカルチャーデザイナー vol.24】Chishin Ueno

これはパーマカルチャーデザインコース(以下、PDC)を修了したパーマカルチャーデザイナーたちのリレーコラムです。

※パーマカルチャーとは
"Permaculture is a dance with nature, in which nature leads."
パーマカルチャーとは自然に導かれる自然とのダンスのようなもの。
Bill Mollison

ビル・モリソン


#24 Chishin Ueno

#23 中桐由起子 からのバトンは #24 ウエノチシン へ。

穏やかさの中に溢れる情熱はたぶん彼に出会った誰もが感じるものじゃないかなと思う。
その人を魅きつける言葉と親しみを覚えるユーモアセンスがチシンくんの持ち味で、離れていても連絡がご無沙汰になっても気の置けない存在である。

Q1.あなたについておしえてください

©︎Chishin Ueno

「鶏が大好きなFOXです。
猟師に尻尾を切られて元の姿に戻れなくなりました。とりあえず人間のフリをして、自然に還る方法を探しています」

滋賀県東部の山麓にある古民家で妻と猫、鶏4羽と暮らしています。
(琵琶湖からは遠いです!)

百姓、庭師、猟師、先生、ヨガインストラクター、アーティスト、プロのフリーター、意味不明、変態、変人…ごく稀にパーマカルチャーデザイナーと言われたりする時もありますが、肩書きにこだわりはなくTPO?時代?に合わせて、なんとなく使い分けながら生きています。

10年間ぐらいは整体とヨガを基に活動していましたが、今は日替わりでいろんな仕事をしています。

今週は個人庭の剪定や福祉施設の菜園づくりをサポートしています。
週末になればコミュニティでのお米づくりが始まります。
春は野良仕事が繁忙期になるので、毎年ワクワク、ソワソワしてます。

2022年度の主な生業は

FARDEN(小規模分散型自然菜園)デザイン・管理

©︎Chishin Ueno

HIPPO(生ゴミコンポスター)製作・W.S.企画

©︎Chishin Ueno

BASE FOR REST(複合型カフェ)運営

©︎Chishin Ueno

パーマカルチャーデザイン指導

©︎Chishin Ueno

SHARE WILD PROJECT (有害廃棄獣引獲&植樹計画)指揮

©︎Chishin Ueno

ノラノコ(自然栽培米コミュニティ)運営

©︎Chishin Ueno

野生的身体トレーニング指導

etc

複数の仕事を有機的に絡ませながら展開しています。

いろんな人達の心と身体が心地よく、健康的な状態で過ごすことができるように周りの環境・コミュニティから少しずつ整えています。

今はFARDEN を10000m2、 HIPPOを10000台、体験型ファームパークデザイン、SWPのタブロイド紙のことなどをサウナの中でいつも妄想しています。

いつのまにか僕もおじさんの年頃になり、氷川きよしさんのようにそろそろ自分を貫きたくなる年頃になりました。FOXはそんな感じでこれからも自然やコミュニティと戯れ、尻尾を探しながら生きていきたいなぁと思っています。

Q2.パーマカルチャー デザインコースを通して

at PAWA

講師陣はもちろん、愛にあふれたスタッフ達、刺激的な同級生達に出会えたおかげで、ぼんやり描いていた懐かしい未来が実現できるかも!と思えるようになりました。

実際、個人的な思いで立ち上げた『SHARE WILD PROJECT』はPDCに参加しなければ踏み出せなかったと思います。計画は無謀な挑戦だったこともあり、あいかわらず苦戦しておりますが、まだしつこく持ち堪えられているのもPDCコミュニティの存在のおかげかなと。

小・中・高・大学と同じで、PDCもちゃんと学んでおけば良かったと後悔しています。午後はいつも睡魔に襲われていたし…。またPDCメンバー達とどこかで会える日を楽しみにしてます♡

Q3.あなたにとってパーマカルチャー って

©︎Chishin Ueno

今から15年ぐらい前、僕はYOGAを学ぶためにインドいました。

ヨガを学びながらエコビレッジを巡ったり、自然の中での暮らし方にとても興味を持つようになり、その時に出会ったのがパーマカルチャーという思想でした。

地球上で生きる為の基本的な知識・技術・いろんな繋がりを再発見することができ、その思想の基に築かれていく暮らし方にどんどん惹かれていきました。ようやく内面の美しさと深さに気づき始めたところです。

個人レベルで小さく実践しても日々の暮らしはカラフルになるし、歪んでしまった社会構造に光の矢を放つチカラも持っている。

公共に新しいカルチャーを定着させるのはとても難しいことだけど、日々の暮らしを丁寧に紡ぎ、懐かしい未来を小さなコミュニティと共に描いていくことができれば、それはやがて小さな革命に繋がると思う。だから僕はいつまでもパーマカルチャーの実践者でありたいと思う。あいかわらず本は読めてないけどね。笑

Q4.PDCの中で次にバトンをつなぎたい人

at PAWA

本間・フィル・キャッシュマンさん。

僕は英語が得意じゃないので細かいニュアンスがわからないし、こちらの想いも伝えきれてないのだけど、愛を伝えるも受け取るのも上手なフィルとは今も繋がっている気がしてる。

僕も含めてウィルスや戦争で不安になってる人達に、お天道様の愛をたっぷり注いでもらおうかな。

また穏やかな陽射しのあたたかい春がやって来る。

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ウエノチシン
Chishin Ueno
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#24 ウエノチシン からのバトンは #25 フィル・キャッシュマンへ。 
お楽しみに!

2022/3/5 啓蟄