教育学部卒デザイナーが半年間で学んだこと
こんばんは〜コノタビデザインです。
私は2022年3月にとある大学の教育学部を卒業しました。それから1年、紆余曲折ありながらもデザイナーとして働いていく中で勉強になったことをまとめます。
Illustratorを使えたらデザイナーだと思っていた
私はデザイナーという職種を知った時に、まず、Adobeの Illustratorというツールが必要不可欠だと知りました。そこで独学でソフトをいじって勉強したわけですが、Illustratorをちょっと使えて、ちょっとチラシを作れる(ほんと、作れるっていう言葉通りの意味)だけでデザイナーになったと思ってた。
まさか。そんなわけあるかい。
「形を作るだけなら誰でもできる」ほんとそうです。
クライアントさんは、「デザインがほしいのではない、それによる効果(売り上げ)がほしいのだ」
とよく言いますよね。
結局はツールもそのツールで作ったデザインでさえも、手段でしかない。
それと同様に、Twitterやら広告やらで
「未経験から3ヶ月でフリーランスWEBデザイナー!!✨」
「始めて1ヶ月で月収30万!前職超え!✨」
というのがよくありますよね、、あるある
ん〜まあ開業届を出せばそれは個人事業主になれるわけで、フリーランスになるのに資格もなにもいりませんし、教員や、看護師と違ってデザイナーには資格もいりません。名乗るだけでデザイナー。
デザイナーを名乗ることがどうとかって話ではなく、、なんだろう、モヤモヤ。
3ヶ月ってやっとIllustratorの使い方がわかってきたぐらいの段階なのでは、、??
という独り言でした。私はまだ1年目ですが、正直個人事業主の収入だけで、生計は立てられていません。それこそアルバイトをしながらどうにか家賃などの固定費を払ってるわけですね。
ここについては、またお話します!!!
印刷について学ぶ
印刷会社に数ヶ月勤めていた時は、
印刷のいろはについて基本中の基本から学びました。
私は、Illustratorをようやく少しだけ使えるようになったころ、デザインを見せてくださいって言われた時、AIデータをそのまま送っていたんです!
今考えたらゾッとする。。。。
3ミリやガイドライン、アウトライン化、などなど、
実務を通してやっと知りました。
これを全く知らなくて名刺だったら91×55のギリギリまでデザインして気付いたらはみでてる💦なんてことも。。。
コミュニケーションもデザイン
クライアントさんと打ち合わせをしている時に、例えば「スタイリッシュな感じで」と伝えられたとします。
でも、クライアントさんが思うスタイリッシュと、私がそれを聞いて思い浮かぶスタイリッシュって少なからず誤差があります
それを全くすり合わせせずに、デザインに取りかかってしまうと、初稿を提出した時に、「あれ?」とここで初めて認識違いが発覚します
そんなことがないように、私は、事例を何個か提示しながら話を進めています
意図を伝える
初稿したり、クライアントさんにデザインを見せる上で、「ご確認お願いいたします。」とだけ以前まで送っていました。
それじゃなにをご確認なんだ??って話ですよね。
打ち合わせで話したことを踏まえた上で、どういうことを工夫して、どう言う意図での配置で、というのをドキュメント化してPDFにして添付すると親切ですよね
相手に「これはどう言う意図でこうしたの?」という質問をさせない、というのは
相手に手間をかけさせない、という意味で大事です
提案するときは、3案以上出す
A案… 相手の要件に合わせたもの
B案…相手の要件を聞いた上で自分だったらこうしたらもっといいのでは?と思うもの
C案…A案B案を合わせたもの
これで!と言われて、その通りに作るのでは、ただのオペレーターです。私は印刷会社に勤めていた時に、尊敬する上司に何度も言われた言葉です。
「きみははオペレーターになりたいの?」と。
ちがう。私はデザイナーだ!!と号泣した日を思い出す、、(まだあれから1年も経っていない)
あの時の上司にはかなりお世話になりました
いつかもっと自分のデザインで何かを変えた時には会いに行きたい、、
長くなりましたが、私がこの1年で学んだことでした
#デザイナー #新卒デザイナー#新米デザイナー#Illustrator#印刷会社#要件定義
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