生後10ヶ月 食物アレルギーで救急車で運ばれました
生後10ヶ月の末っ子には、
食物アレルギーがあります。
数値的には、
卵、牛乳のアレルギー値が高く、
大豆、小麦も通常の人よりは値が高い、という感じ。
そんな末っ子が、
先日、食物アレルギー症状で救急車で運ばれました。
そのときの話を書こうと思います。
ただ、
私自身は、医療従事者でも医療関係者でもなく、
体験談と、医師から聞いた話を元に書くので、
もし、医学的にそれは違うんじゃない?というようなことがあれば、
コメントやメッセージよりお知らせいただけるとうれしいです。
■食物アレルギーの検査■
末っ子は、生後3ヶ月頃からアトピーがあり、
アトピーがあると食物アレルギーも持っている可能性が高いからということで、
生後5ヶ月頃に、
食物アレルギーの検査を受けていました。
その結果が、
冒頭でもお伝えした通り、
数値的には、
卵、牛乳のアレルギー値が高く、
大豆、小麦も通常の人よりは値が高い。
でした。
■大豆と小麦について■
大豆と小麦に関しては、
それほど高い値ではないので、
少しずつ食べて様子を見ましょうとのことで、
豆腐やパンなどを、
少しずつ食べていました。
これまでは、
アレルギー反応は出ておらず、
このまま量を増やしていきましょうという段階。
■卵について■
卵に関しては、
ゆで卵の黄身をほんの少しずつから食べ始めるように指示があり、
その指示通りに食べていました。
ずっとアレルギー反応はなかったのですが、
卵の黄身を食べ始めてから約2週間後、
じんましんが出ました。
じんましんは、
お腹を中心に出て、1時間ほどでひいていった感じ。
その日は、朝に黄身を食べて、
じんましんが出たのは午後。
食べて約4時間ぐらい経っていたと思います。
通常の食物アレルギーは食べてすぐに出ることが多いと思うので、
4時間も経過してから出たことにびっくりでした。
しかも、食べる量はいつもと同じぐらいだったんです。
なんでその日はじんましんが出たんだろうって考えてみると、
いつもは、卵を茹でてすぐに食べさせていたんだけど、
その日は、前日に茹でて、冷蔵庫に1日置いたゆで卵を食べさせたんです。
原因としてはこれしか考えられないと思って、
先生に確認すると、
やっぱりゆで卵の状態で1日置いておいたことがよくなかったのではないかとのことでした。
卵の黄身よりも白身の方が、アレルギーの数値が高く、
ゆで卵を食べさせるときにも、
できるだけ黄身の中心部分を食べさせてくださいと言われていたのだけど、
ゆで卵の状態で置いておくと、
白身の成分が黄身にしみこんできてしまうらしい。
それが原因で今回のじんましんにつながったのではないかということでした。
じんましんは1時間ほどでひいたし、
そこまで酷い症状ではなかったものの、痒がっている姿は見ていて辛いものがありました。
■救急車で運ばれた■
救急車に乗ることになったのは、牛乳が原因。
というか、完全に私の不注意。
末っ子は、
牛乳はアレルギー値が高く、
まだ食べられる状況じゃないので、
ヨーグルトは食べさせたことがなく、
その日は、それまでにも何度か食べたことのある豆乳ヨーグルトを食べさせるつもりでした。
それを、間違えて普通のヨーグルトを食べさせてしまったんです。
食べて10分後ぐらいから顔が赤くなり、
痒がり始め、
30分後ぐらいには、唇が腫れてきました。
===唇が腫れるのは危険===
というのを、何かで読んだことがあったのですが、
すぐに救急車を呼んでよいのか自信がなく、
仕事中の夫に電話したところ、
(普段は仕事中に電話なんてしませんが緊急事態なので電話しました)
「119にかけて状況を話したらいい。
もし救急車を呼ぶほどじゃなかったら、そう教えてくれるから。」
と言われ、
即119に電話。
「赤ちゃんのアレルギーで唇が腫れてるんです」
と言った瞬間、
「唇が腫れてるなら、すぐに救急車出しますね」
と言われました。
あ、やっぱり救急車レベルだったんだ。
119にかけてよかった。
と思うと同時に、それほどの緊急事態であることに不安でいっぱいに。
「ドクターカーも行きますので、
2台で行きますね。」
と言われました。
夫にもすぐに連絡し、できるだけ早く帰ってきてもらうように伝え、
(と言っても職場から家まで1時間半もかかるんだけど)
末っ子を抱っこしながら出かける準備をしていると、
救急車が到着。
救急車に乗り込むと、血圧や脈の状態などをチェック。
ドクターカーが来るのを待つとのこと。
そうこうしている間にドクターカーが到着し、ドクターカーで来た小児科の先生も救急車に乗り込んで診てくださりました。
まずは点滴のルート確保。(というのかな?)
まだ赤ちゃんなので、
点滴の針を刺すのが大変そうで、
末っ子も押さえ付けられて大泣きしているし、
母としては見ているのが辛い状況。
針を刺し、その針の固定が終わると、
点滴からステロイド剤などが投与されました。
ある程度の処置が終わるまでは、救急車は止まったままで、
処置が終わった後に
救急車が走り出し病院に到着。
病院到着後にも、
点滴からお薬が投与されて、
そこからは腫れがひいてくるのを待つとのこと。
末っ子もちょっと寝てくれて、
とりあえずは大事に至らなかったことにほっとしたのと同時に、
私のせいでこんなことになってしまったと大反省。
そのときの写真がこちら。
かなり唇が腫れています。
同じ日の午前中に撮った写真がこちら。
見比べると、全然違います。
救急車で運ばれた病院が、
食物アレルギーで以前から通っていた病院で、
担当の先生もおられたので、担当の先生にも診てもらえました。
きっとこのまま顔の赤みはひいてくるだろうけど、
唇の腫れがひくのは2~3日かかるかもしれないとのこと。
そして、アレルギー症状の第二波がくる可能性がゼロではないから、
念のため一泊入院して様子を見る方がよいと言われました。
幸いその日は夫の出張もなく、
すぐに職場を出られたようだったので、
上の子たちは、夫に任せて、
一泊入院することに。
末っ子の点滴の針は刺したままで一泊を過ごしました。
長引くだろうと言われた唇の腫れも、その日のうちにおさまり、
結果的には、第二波もなく、
そのまま落ち着いていってくれました。
一晩中、1時間に1回看護士さんが様子を見に来てくれて、
そんな中、
末っ子くんは夜もぐっすり寝てくれて、すっかり元気になりました。
翌朝の写真がこちら。
右手の包帯は、点滴を固定しているものです。
唇はすっかり元通りです。
先生に診てもらって、退院しても大丈夫とのことで、無事に退院となりました。
そして退院が土曜日だったので、
月曜日に再度診察を受け、
もう問題ないと言われて今に至ります。
■救急車を呼ぶかどうか■
今回のアレルギーは、
アナフィラキシーまではいかないけど、
救急車を呼んで全く問題ないレベルだったと言われました。
唇が腫れるということは、
もしかしたら喉の奥が腫れている、もしくはこれから腫れるかもしれない。
喉の奥が腫れると、呼吸ができなくなる可能性がある。
だから早く対処した方がよい。
と先生から説明されました。
特に、赤ちゃんは自分で話すことができないし、
余計に気をつけなくてはいけないと。
唇が腫れると危険だと、
過去にどこかで読んでいたことが本当によかった。
じんましんなどの皮膚だけの症状だと、救急でなくてもよい場合もあるけど、
病院には行った方がよい、
でも、じんましんが全身に出ているような場合、特に赤ちゃんは気をつけた方がいいし、
心配しすぎるぐらいで問題ないとも言われました。
ゼイゼイしているなど、呼吸がおかしいときには即救急車だけど、
そうでなくても、
心配なら、救急車を呼んでよいと。
アレルギー症状は急激に悪化する場合があるし、
車で病院に行こうと思うと、
自分が運転してしまうと赤ちゃんの様子を見られないから、不安なら救急車で大丈夫だそうです。
心配しすぎて救急車を呼んだけど、
今回はたいしたことなかったね。よかったね。
ぐらいでも大丈夫だからねって言ってもらいました。
そして、もう1つ、
今回はドクターカーも同時に来てくれたんですが、
それがなぜかというと、
救急隊員は、子どもには注射を打てないそうです。
なので、
子どもで緊急の場合には、
ドクターカーも同時に来てくれるのだそうです。
ですが、ドクターカーが待機しているのは平日昼間のみ。
(これは地域によって違いがあるようですが)
ドクターカーが待機していない時間帯は、
救急車がすぐに来てくれたとしても、救急隊員は注射を打てないし、
病院に着くまでに時間がかかる可能性もあり、
そうすると処置が遅くなってしまうので、
やっぱり早めに、
心配しすぎるぐらいの対応でも問題ないのだということでした。
※ちなみに、アレルギーには、「エピペン」というアナフィラキシー症状の進行を緩和する注射がありますが、
体重15kg以上でないと使用できないらしく、
末っ子はまだ体重15kgに満たないので処方されていません。
アレルギー症状の出方は、
その子によっても違うし、
食べたものや食べる量によっても違うそうです。
だから、前回はじんましんだけだったとしても、
次回は別の出方がするかもしれません。
今回は、完全に私の不注意が原因で末っ子に痛い思いをさせてしまいました。
アレルギーがあることがわかっているのに。
母親失格ぐらいのことだし、
本当は誰にも言わずに隠しておきたいぐらいなのですが、
私がどこかで、唇が腫れるのは危険だと読んでいた経験が役に立ったように、
私のこの経験も、
どなたかのお役に立てばと思い、noteに書きました。
末っ子が、すっかり元気になってくれたことに感謝して、
手当をしてくださった救急隊員、医師、看護士、みなさんに感謝して、
今後は末っ子の口に入るもの、
これまで以上に気をつけていきたいと思います。
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