求人広告の営業辞めた。

 
「新卒営業マンは悪いこと言わないからキャリアチェンジ視野に入れて勉強しておけ。」
 
自戒も含めて自分は良くこのようなことを話します。
 
将来の夢を大っぴらに発信するのは少し恥ずかしいですが、ぼくの夢はお金持ちになることなんですよね。
 
中学生のころから思っていました。
 
まあ当時は お金持ち=社長 だったので本当に漠然とした夢でしたけど。
 
というか、夢はお金持ちってあまり応援されないというか、ぼくの親なんかは常々「安定した企業に就職しなさい」とか言ってくるタイプでした。
 
今となっては意味もわかるし、ぼくも子供ができたら同じことを言うのだろうなと。
 
話は若干それましたけど、今も夢は変わっていなくて「じゃあどうするの?」って考えた結果、やっぱり社長になりたかったんですよね。
 
社長になる→じゃあ営業は経験しておいたほうがよくね?
 
このような簡単な理由で営業始めました。(あまりにも浅はかw)
 
 
 
 
求人広告の営業
 
所謂リクルートプランナーですね。
 
当時まともな社会人経験のなかった僕はこのような業界があることすら知りませんでした。
 
まあ要するに人手が足りなくて求人出したい企業に歩み寄って「この媒体で求人出しませんか?お安くしますし、若手の採用には強いですよ。」ってやるわけです。
 
タウンワークとかエン転職とか、今だとindeedとか。
 
経験者なら分かると思うんですけど、求人の広告を打つのってめちゃくちゃ高いんです。
 
正社員を採用するってなると平気で一人当たり20万30万するんですよね。
 
もちろん紹介ではなく、広告なので運が悪いと100万払っても採用できない場合とかあります。
 
そこを代理店としてのノウハウ活かして確率を上げてやるわけですよ。
 
と、まあ本質でありながら理想論話しました。
 
実際のところは求人広告の売り手がどれだけ確率を上げようと買い手(採用担当、社長)は成功か失敗かでしか判断してくれないんですよね。
 
厳格に数値化されないものなので買い手の判断を攻めるわけではないですが、結局「この人に頼んでおけばまあ悪いようにはならないだろう。」とか「付き合いあるしこの人でいいか。」みたいな閉鎖的な市場なんですよね。
 
分かりやすく言えば人脈ゲーです。
 
そんな中人脈もない若手がテレアポして、訪問して担当とか社長に会って話して契約を取るなんてできると思いますか?
 
ほとんどの人が無理だと思います。
 
稀に採用の度に代理店を替える企業もあるのでそういうのに運良くあたれば契約は取れますが。。。(自分は運よく取れました)
 
中には半ば強引に取ってくる人もいますけどね、そういう人は多分自分が営業に向いていると自覚しているしこの記事も読まないと思うので特に触れないですが。
 
で、うちは求人広告代理店でもありながら総合商社だったので他にも商材があったのでそっちも勉強して何とか食いつないではきましたが
 
「普通に会話できれば商材が良ければ誰でも売れる」ことに気付きました。
 
何故営業マンが必要かって自社の商品に競合が多く、唯一無二ではないからなんですよね。
 
要は本当に良いものを売る仕事ではなかったんです。
 
何処か引け目を持ちながらも自社の商品の有用性を伝えて買ってもらう、そりゃ自分みたいな社会人経験もなく、どちらかと言うと少し弱気な人間が契約取れるわけないですよね。
 
インターネットの営業向けの記事は良いことばかり書いてあります。
 
怖いぐらいに。
 
僕は将来お金持ちになりたいです、楽して。
 
総合商社として、様々な商材取り扱って社長の自分含め、強い営業マン数人抱えてってすれば確かに儲かります。
 
実際商談先もそのような企業が多かったです。
 
でもそのような企業の未来は?
 
唯一無二を作れない企業の未来は?
 
いや、まあそれでも周りの営業マンに揉まれてなんとなく成長を実感してきた時期ではあったんですけどね、
 
このまま2年3年、10年と続けていれば強い営業マンになれていたのかもしれません。
 
厳しいことを言うと、未経験で営業として入社できる会社なんて大したもの売ってません。
 
どこも同じで、営業がなんとかして売らなければ儲けが出ないから営業を募集しているんです。
 
営業を経験して、世の中の大半の企業がどのように稼いでいるのか理解できたのは良かったです
 
唯一無二の商品を売り出せる会社なんてそうそうありません。
 
営業マンを極めたからと言ってそのようなものを営業することができる企業に入社することはできないでしょう。
 
だってあなたを欲しているのは、「営業マンがいなければ自社の商品を売れない企業」なのだから。
 
自社の商品を売れない小さな企業→自社の商品を売れないそれなりの企業→自社の商品を売れない大きな企業
 
って結局やってることはどこでもおなじやーーーん
 
というわけで営業マンとしてのキャリアアップは見込みが薄いとして、退職しました。
 
今はプログラムの勉強と並行しながら、フリーランスとして求人広告での営業経験を活かし、求人広告のコピーライターやってます。
 
前置き長くなりすぎでもし次回があればしっかりまとめることを意識したいと思いますごめんなさい。。。
 
一番言いたいことは、営業をやるにしてもやっぱり飛びぬけていない限りどこかで限界が見えてくるので
まじめにキャリアチェンジ考えて勉強してたほうが良いよ。ということです。
 
営業をした経験って言うのは、期間が短ろうが良い経験にはなっているので自分の場合は唯一無二を自分で作ることのできる制作側に視野を広げてプログラムの勉強をひっそり始めていました。
 
起業ブームの流れでHP制作や求人専用ページの制作に需要があるのも決め手でしたが、
求人広告のこれからの流れについてはまた後日記したいと思います。
 
ではまたどこかで。