The Get Up kids の『Something to Write Home About』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は The Get Up kids の『Something to Write Home About』を聴いてみた編をお届けします。
2021年1発目のディスクレビュー!

清々しいほどの疾走感と、感情的なボーカルに胸が高鳴るポップなサウンド。

煌めく青春時代の空気を封じ込めたような一枚です。

是非読んでみて、聴いてみて下さい!

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1.Holiday

閃光のようなギターの一撃と、勢いよく疾走感が襲いかかってくるイントロ。パワー。一体感がある。ギターの音色がギラギラに輝いている。1:07〜優しい疾走感に変わるの凄い。1分間の情報が多い。2:29〜ドラムのリズムが良い…そこからの怒涛のギター。最後まで爽やかに、そして青くさく駆け抜けていく。

2.Action & Action

イントロは堅く格好良く決まっているのに、歌い出すと少し空気が少し緩む感じ好き。やはりエネルギッシュ。眩しい青春。ひたすらポップなメロディーが踊る。ジャギジャギにギターが掻き鳴らされている後ろでピコピコ鳴っている。2:44〜少しシリアスな雰囲気になる。幻想的なぽわぽわ音。3:30〜最上級の高まり。純粋に明るくて、元気が出る…泣ける。

3.Valentine

柔らかく暖かい陽だまりみたいなイントロ。春っぽい。サビでポロンポロン鳴っているキーボードの音が優しい。1:50〜好き。サビのハモリが爽やか。3:29〜胸が締め付けられるゾーン。甘酸っぱい。

4.Red Letter Day

眩しい…。若さ独特のエネルギーに満ち溢れている。0:44〜ドラムの刻むリズムが絶妙。そこから加速していく感じが堪らない。1:02〜ジャリジャリギター格好良い。とんでもない疾走感。1:55〜滅茶苦茶泣きそうになるほど良いメロディー。歌声がパワフル。

5.Out Of Reach

生っぽい?アコギの音。哀愁。弦のキィーって音がまた切ない。キーボードの音が感動的。美しい。段々と色んな音が加わって厚みが出る。ラスサビでコーラスが入り、より美しくなる。シャンシャン煌めいている音が冬の夜みたい。

6.Ten Minutes

1音目から溢れ出るポジティヴさに元気が出る。楽しくて、無条件にワクワクしてしまう。サビの高音を歌い上げる感じ気持ちいい。1:43〜ギターのメロディー格好良い。2:16〜しっとりとした雰囲気に変化。2:38〜ギターーーー!
ここまで全部が全部良い曲なの、一体どういうことだ・・・

7.The Company Dime

0:04〜視界良好感が爽快。0:33〜こういう詰め寄り、迫ってくるドラム好き。キーボードの音で曲が色鮮やかになる。爽やか。曲の構成がどれもドラマチック。美しくフェードアウトしていくアウトロ。

8.My Apology

底抜けに明るくない雰囲気が新鮮。0:24〜この一秒間の音にグッときた。音数が多いところから、突然ふっと減るのドキッとする。メロディーが天才だ…。静寂と疾走感を自由自在に操る。「read and rewrite」の発音が癖になるほど気持ち良い。

9.I'm A Loner Dottie, A Rebel

ドラムの連打。イントロだけで終わっても満足できるくらい充実感あるイントロ(歌が入ると当たり前にもっと良くなる)。1:01〜「ジャカジャカジャーン」のギター格好良い。ハモリによって高音のメロディーがより映えるサビ。2:00〜お茶目な音が良いアクセントになってる。ベースに耳を澄ますと恋に落ちる。

10.Long Goodnight

ゆっくりとフェードインしてくる。寂しげな雰囲気。静かな情熱。溢れ出しそうな感情を抑えているような感じ。2:32〜壮大で美しい間奏。感情的に歌ったり、静かに語りかけるように歌ったり、歌の表現力が豊か。4:07〜ギターのメロディーが深く沁みる。最後まで切ない。

11.Close To Home

カムバック若さと元気。屋上の階段を駆け上がる高校生が見える。1:17〜キラキラと優しさがある音色のギター堪らない。相変わらず疾走感がある。2:32〜「フー⤴︎」が楽しさを物語っている。2:50〜ここからの盛り上がりが眩しすぎる。

12.I'll Catch You

繋がって始まるも、全く違う雰囲気。ピアノの静かなイントロ。夢見心地のような、ゆるりとした時間の流れ。2:08〜流れ星みたいな音が可愛らしい。2:47〜力強く、エネルギーが放たれる。最後の一撃もダイナミック。

13. Forgive & Forget

すこぶる元気。よりハツラツと、生き生きとしているイントロ。疾走感の英才教育を受けて13曲目、この疾走感無しじゃいられなくなる。病みつき。2:14〜さり気なくノイジー。ハモリがずっと爽快。「ジャーン」って終わるのスッキリする。

14.Regret

New Order のカバー曲。本家からバブリーさを抜き取り、人間味を増量させた感じ。The Get Up kidsらしい疾走感や勢いを落とし込んでいるのが凄い。2:37〜ゲームの音みたいな電子音が珍しくて新鮮。ゆっくりフェードアウトしながら歪み、幻想的な電子音の世界へ。

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The Get Up kids は、1995年にアメリカ合衆国で結成されたロックバンド。2005年に一度解散するが、2009年、アルバム『Something to Write Home About』の発売10周年記念盤の発売を期に再結成する。ジャンルとしては、オルタナティヴ・ロック、エモなど。


こういう眩しい青春系大好きです。ポジティブだけど、どこか切なげなサウンドに終始胸のあたりがヴッ…となっていました。

前回のMineralの時にも まさか…とは思ったのですが、今回のThe Get Up kidsで”エモ”が好きだと確信しました。

エモ、サイコー!


次回は D.A.F. の『ALLES IST GUT』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに!

最後まで読んで下さり有難う御座いました。

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