Primal Scream の『Screamadelica』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は Primal Scream の『Screamadelica』を聴いてみた編をお届けします。

ダンサブルなビート、ロックンロールとの化学反応で生み出された独創的なサウンドがドラッギー!

アシッド・ハウス・ムーブメントの空気が封じ込められた一枚です。
   

ぜひ、読んでみて聴いてみて下さい!

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1.Movin' On Up

アコースティックな雰囲気からどんどんお祭りじみてくる。爽やかににぎやか。コーラス、ゴスペル感ある。ゴスペル・ハウスというらしい。ボーカルの歌い上げ方格好良い。1:45〜予想外のギャリギャリギターの登場。爽快。湿度高めで気温も高そう。後半の歌唱の盛り上がり高まる。

2.Slip Inside This House

トライバル……!60年代後半に活躍したサイケ・ロック・グループThe 13th Floor Elevatorsのカバー曲。1:04〜飛んだ。これは飛んでる。崇拝。全てがビビッドでぐにゃぐにゃに歪んだ催眠映像見せられてるみたい。シタールが取り入れられてる…!?ボーカルのぐんにゃり加減がスーパーサイケ。後半tripとしか言ってない。既にトリップしているのに、さらなるトリップの高みを目指す向上心凄い。

3.Don't Fight It, Feel It

「ラマラマラマ・ファファファ~」って…何!?これはヤバそう。一音目からなんだかヤバい。ヤバくて高揚。セクシーな女性ボーカル。セクシーさをよそに、電子音が好き勝手暴れ出す。1:30〜連れていかれる…。段々とビートが強くなる。ダンスダンス。ずっと繰り返されるから気がおかしくなりそう。「ラマラマラマ・ファファファ~」…楽しい…♡

4.Higher Than The Sun

ファンタジーの世界。全てが歪んで曖昧でふわふわで気持ち良い。何もわからなくなれる。メロディラインが不気味。鼓動のようなキック、洞窟みたいな、夜空に浮かぶ星空見たいなシンセ。宇宙にただ1人。1:48〜ここの流れ好き。幻想的。ナイスドラッギー。

5.Inner Flight

警告音に合わせて、天国からの迎えが来る。色んなことが同時に起こりすぎ。小さな明かりが灯っては消え、灯っては消え…みたいな音楽。聖なるコーラスによって別世界に行ってしまいそうになる、危険。

6.Come Together

可愛らしい泡?シャボン玉?魔法少女とかが魔法かける時に聞こえそうな音がぽわぽわ鳴っている。その後ろでは力強い演説をしているような男性の声。冒頭の演説っぽい声が終始サンプリングとして使用されていて面白い。オルガンの音が素敵。中盤でゴスペル感満載の女性コーラスたちが登場。ハッピーオーラが物凄い。曲の長さが10分近くもある。

7.Loaded

また男性の喋る声が聞こえる。とても陽気で楽しげな雰囲気。なかなか踊りたい。パーカッションに混ざりたい。3:32〜びっくりした…急に切り刻むようなヘヴィなギター入ってきた。展開が目まぐるしい。ゴスペルな女性たち。拍手と演説で終了。なんかとても良いことを言っている気がする。

8.Damaged

違うアーティストの曲が流れたのかと思った…!アコギとピアノの作り出すしっとりとした美しい雰囲気が素敵。歌声も優しく寄り添うよう…ふにゃふにゃ。中盤のエレキギターがとても感動的。涙を誘ってる。

9.I'm Comin' Down

煙を噴射しているような、なんか凄い音が聞こえる。荘厳で金色。静かだけど立派で壮大。サックスのような音が、自由自在に動き回っている。生きてる。お寺をこの曲鳴らしてそれっぽく歩きたい。幻想的。逆再生チックな音で時空が歪む感覚。サックス大暴れ。

10.Higher Than The Sun (A Dub Symphony In Two Parts)

とんでもなくヤバい怪物の呼吸音…?ドキドキする。リバーブがめちゃくちゃ深くかけられたボーカル、ひたすら同じ言葉を連呼していて、催眠にかかりそうになる。3:30〜ここからの展開読めなすぎて面白い。インダストリアル感もある。5:00〜またまた凄い展開。金色。ギラギラ…かと思えば怪獣の声…?7:00〜ヤバい、宇宙にさらわ…れ、、る。

11.Shine Like Stars

スピリチュアルな雰囲気。ソワソワする。最後まで気が抜けない。歌声が入ると警戒心が解けてしまったけどこれは罠かもしれない…優しい…。波の音も聞こえる気がする。これは夢だったのか…?夢なの…?

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Primal Scream は、1982年にスコットランドのグラスゴーで結成されたロックバンド。本作は3作目。アルバムは全英チャート8位にランクインし、バンドにとって初のヒット作となった。アンドリュー・ウェザオールやジ・オーブ、The Rolling Stonesとの仕事で知られるジミー・ミラーなど、多彩なプロデューサーを起用している。元Public Image Ltdのジャー・ウォブルもゲストとして参加している。

●アシッドハウス・ムーブメント:アシッドハウスとは、アナログシンセサイザーの変調効果を多く用いたエレクトロニック・ミュージックのこと。1980年代後半から1990年代初頭の、「セカンド・サマー・オブ・ラブ」から始まり、レイヴ・カルチャー、アシッドハウスリバイバルへと進化した。

● セカンド・サマー・オブ・ラヴ:80年代後半にイギリスで起きた、当時のイギリスの音楽シーンを象徴するダンス・ミュージックムーブメント。名称は60年代後半のヒッピー・ムーブメント「サマー・オブ・ラブ」に由来する。



めっちゃ楽しくて危なかった…これが本物のダンス…(?)

『Screamadelica』のジャケ写のイラストだけめちゃくちゃ目にしたことがあったので、謎の親近感もありました。

今年の 11月にこんなものも発売されるみたいです!可愛い!!!

「Screamadelica 30th Anniversary Stratocaster」

ギターが欲しくて本当にMy Bloody Valentineのケヴィンを加入させたり、元Happy Mondaysのダンサー、ベズに加入を打診したり、凄いエピソードもわんさか…!!人脈が凄い!

まだまだマッドチェスター突き進みます!一緒にヘロヘロになりましょう。

次回は The Charlatans の『Between 10th and 11th』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!


最後まで読んでくださり、有難う御座いました。

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