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詩をあわせて

やさしさだけで生きられない世界を憎んだ
おもいやりだけで笑えない世界を恨んだ

ノートに書き連ねた文字たちは
いつのまにか掠れて読めなくなっていた

「人にやさしくされたなら
その優しさを誰かに返そうと
自分も優しくなろうと
全人類そうであればいい」
君はそう言って笑った

誰も聞いてくれやしない
他人という言葉が大嫌いだ
すれ違う、見知らぬ相手
2秒後には忘れ去る
そんなあなたのしあわせを願うだけ

全人類のしあわせを願うだけ

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