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人材業界

業界規模

⑴人材派遣業市場:6兆6,800億円(前年度比 4.7%増)
⑵人材紹介業市場:3,080億円(前年度比 1.7%増)
⑶再就職支援業市場:248億円(前年度比 3.3%増)

ビジネスモデル

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まず大きく分けてこの4つに分かれている。
混ざりやすい3つは図にして説明しちゃう。

①人材紹介

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人材紹介は、人材紹介会社が企業に人材を紹介する事業。「仕事を探している人」と「人材を確保したい企業」の仲介をすることに関しては、後述する人材派遣と同じだが、人材派遣と違うのは「紹介した人材が直接、企業に雇用されること」だ(人材派遣の場合、人材は派遣会社に雇用されています)。 人材紹介会社は、人と企業をマッチングして、就職・雇用が決まったら企業から紹介料を得る。人材紹介は完全成功報酬制。

②人材派遣

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人材派遣は、派遣会社が仲介役となり、「仕事を探している人」と「人材を確保したい企業」のマッチングを図る事業。派遣会社が、自社サービスの登録者のなかから、企業のニーズに合致する人材を派遣するというのが基本的なビジネスモデル。登録者は企業に派遣されて働くが、派遣会社と雇用関係にあるのが特徴だ。 派遣会社は企業に人材を派遣する。(完全紹介報酬制ではない)

③求人広告

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人材広告とは、「求人ポータルサイト」と呼ばれるWebメディアや、求人情報誌、フリーペーパーなどの運営を通して求職者と企業をつなげる事業。 人材広告の運営企業は、企業に求人広告を出してもらうことで広告収入を得る。バイトを応募するときに使うサービスや今あなたが登録したであろうマイナビなどがその例に当たる。
(サービス例:マイナビ、バイトル、エン転職)

④人材コンサルティング

人材コンサルティングの業務は大きく分けて2つある。
⑴採用コンサルタント(BtoB)
→人材を探している企業向けの業務
⑵キャリアアドバイザー(BtoC)
→仕事を探している求職者向けの業務。
企業の採用問題を解決することで、企業の成長に携わりたいのか
求職者の人生に携わりたいのかで決めると良い。

業界予測・成長性

・景気が後退すると企業は採用の抑制や派遣の削減に動くため、人材サービスは景気の影響を受けやすい。→コロナ禍で先行き不透明感強く、採用抑制に動く企業が続出。人材派遣も契約終了のケースも増え調整局面に

・少子高齢化によって採用数自体が減っていってしまう。
だからこそ人材という枠組みの中で採用にとらわれない形を模索している企業も多い。

→人材と他業界を組み合わせる事で付加価値をつける。
例)IT、ヘルスケア、医療、HR tech(「Human Resources=人事・人材」と「Technology=技術」を掛け合わせたもの)など
エンジニアを増やしている人材会社も多く、IT化が進んでいる。
採用管理や勤怠管理、給与計算、人事評価などの業務改善をするためのシステムやソフトウェアで、クラウドサービスが普及しており、近年ではAIやビッグデータの解析を応用して、人事コストの削減や人材の確保、人材育成にも役立てられている。


見ていた経験者が語る、理解しといたほうがいい事

ビジネスモデルの違いを理解しているかは見られていた気がした。
人材業界と人材派遣が特に似ているようでビジネスモデルが異なる。
雇用の関係とお金の流れが異なるので、上記のビジネスモデルの違いを
よく見て欲しい。ガンバて作った。

人材紹介は完全成功報酬制。
紹介者の年収35%がだいたい入る。
マッチングまで時間を要することが多い。

人材派遣は違う。規模が大きくなればスタッフの経費がかさみ引かれる分も多い。

紹介の場合は求職者の採用後のフォローの手厚さが企業によって違う。
全くしないところもあるし、しているところもある。
差別化するときに便利。

(OB訪問や座談会、選考を通して感じた完全に主観です。)

⑴メリット、やりがい
困ってる人を助けたい、という想いは人と人が人を助けるというビジネスだからこそ達成感を感じられる。
採用に携わることで企業の成長に貢献できるのがやりがいに感じる。
採用サービスだったら人の人生を背負う、人の人生を変えるきっかけに携われる。人材業界に関わる事で、人材のスペシャリストになれるため、今後のキャリアとして人事になることができる。
いろんな業界と関わる機会が多いため、他業界についても知識が増える。転職の時のチャンスが増える。ような気がする。(OB訪問などを通して聞いた話)

⑵デメリット、ギャップ
入社後のギャップに悩みやすい。
お金を企業側からもらって紹介するからこそ、完全に求職者の立場に立って考えられる訳では無い。

人材紹介のビジネスモデル上、そもそもエージェントは
①求職者に対して、転職に誘導するようなコミュニケーションをとりやすい(無意識的にも)

②企業に対して、採用要件から多少外れていても採用してもらうよう「ねじ込む」コミュニケーションとりやすい
という構造をどう捉えるか?でギャップが生まれるかもしれない。

その条件の中でも徹底的に顧客志向のエージェントもいるし、数字のことしか考えていないエージェントもいるので、その人のスタンス次第になる。

大事だなと思う観点として、そもそも企業の事業目的は慈善ではなく利潤追求だってこと。(人材に限らず)

(人材業界の新卒採用って、そこの期待値調整をせずにキラキラした部分を前面に出すから、入社後のギャップに悩む若手が多いのと、理想が高すぎる人間ほどやめてしまう。OB情報です。。。)

代表的な企業

1人材紹介
 ⑴株式会社リクルート
 ⑵パーソルキャリア株式会社
 ⑶アデコ株式会社

2人材派遣
 ⑴株式会社パソナ
 ⑵パーソルテンプスタッフ株式会社
 ⑶株式会社スタッフサービス

3求人広告
 ⑴株式会社リクルートキャリア
 ⑵株式会社マイナビ
 ⑶indeed japan株式会社

4人材コンサル
 ⑴株式会社リンクアンドモチベーション
 ⑵株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
 ⑶マーサージャパン株式会社

総合人材サービス企業 国内順位

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参考文献

https://campus.doda.jp/career/company/000296.html
https://unistyleinc.com/techniques/1625

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