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広告業界

業界規模

業界規模 7.3兆円
成長率  2.3 %
平均年収 603万円
(既存マスコミからインターネット広告費がシフトしていっている!)

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引用:https://gyokai-search.com/3-ads.htm

ビジネスモデル

広告代理店と広告主、メディア、消費者との関係

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出典:https://gaishishukatsu.com/archives/144591

広告代理店と制作会社等の関係性

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出典:https://job.rikunabi.com/contents/industry/1052/

広告代理店とPRの違い

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出典:https://pr-genic.com/1653

PR会社はメディアに出稿費を払わない

現在の課題・現状

【広告業界全体の動向】
ネット広告がテレビ超え、競争激化でも市場は伸びる
2020年の新型コロナ拡大の影響により、日本の総広告費は6兆1,594億円(前年比88.8%)
◆インターネット広告費
・新型コロナの影響を受けたものの成長を続け、総広告費全体の36.2%の市場に
・ソーシャル広告や動画広告の増加(運用型広告のさらなる拡大や巣ごもり需要による)
・ネット広告でも、アフィリエイトなどで業績を伸ばせていない企業もある。新規参入、新手法を開発する企業は多く、市場が伸びる中でも競争はさらに激化していくとみられる。

参考:「2020年 日本の広告費」(電通調べ)

https://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/2020/
「2020年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」(電通調べ) https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/0310-010348.html

【総合広告代理店】
・コンサルティング会社と総合広告代理店の境界線が曖昧になってきており、コンペでもコンサルと代理店がぶつかることがある。実際にマッキンゼーやアクセンチュアはデザイン会社を買収しており、上流から下流まで一気通貫で対応する体制を整えている。また、総合広告代理店側もコンサル業界出身の人材を揃えるなど、代理店からマーケティングエージェンシーへの転身を図っている。(特に電通では広告をやりたいだけの人は採らない、とも言われているくらいその傾向は顕著)

【デジタル広告】
・「CM絶対主義」のクライアントが一定数いる
マス広告にブランド認知の強さは勝てないという事実がある
・個人情報保護の観点から、脱クッキーの動きが進んでおり、これまでクッキーを使うことによって取得できていたサイトの訪問履歴やECサイトの商品の閲覧履歴を得られなくなると予想される。そのため、リターゲティング広告と呼ばれる追跡型の広告は打撃を受ける可能性があり、各社はクッキーに変わる新たな識別子を開発して広告配信に活用し始めている。
(参照:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00421/00003/
・メディアレップとネット広告代理店の違いがなくなりつつある。従来の枠売りだけでなく、データ分析を行うなど、マーケティング会社や広告代理店としての役割も求められている。

【ハウスエージェンシー(鉄道系)】
リモートワーク促進により、電車を利用する人が減っていくのが課題。
しかし、鉄道系が親会社であるため、親会社の持つ枠を使えるのは
変わらず強みであり、付近駅を利用した街を動かすプロモーションが
出来るのはハウスならではではある(日本語)

就活生が感じたリアルなメリットデメリット

メリット
様々な業界のクライアントと関われる、広告を通じて色んな資産に影響を与えられる。華やか。服装自由。
メーカー等の企画職は狭き門だが、広告業界では最初から企画に関わることができる。
【デジタル】転職の際に活かしやすい。

デメリット
激務。クライアントに振り回される。電博(総合代理店)が多く持って行っているイメージがある。クライアントによって求められる専門性が変わるから、1つに特化した専門的なスキルが付かない。広告のマーケターもプロモーションメインのマーケになってしまうから、4Pのうちの1つに特化したもになってしまう。あと転職しにくいからこそ独立志向の人が多い。無形だからこそ参入障壁が低く、個人の知名度を企業であげて独立で案件受けるORスカウトが多い(OB情報)

業界内の分類

総合広告代理店
広告からPRまで一括受注する会社。

ハウスエージェンシー系
特定企業の広告を主に作る会社(鉄道系、メーカー系、メディア系)
駅周りの物が多い。

PR会社
PR(=パブリックリレーションズ・広報)を専門に請け負う会社
メディアの広告枠に対して広告費を払って宣伝するのではなく、メディアに記事や特集 を組んでもらえるよう動く。口コミみたいな感じで第3者の意見を入れる事で客観性を だす。

SP会社
SP(=セールスプロモーション・販売促進)を専門に請け負う会社
(あまりSP専業で有名な企業はない印象。総合広告会社のSP部門や、印刷会社のSP部門でもSPの仕事はできる)
消費者を購買行動へ動かすことを目的とし、店内POPや店内チラシ、キャンペーン、イベントなど幅広い手段で顧客の課題を解決する

ネット広告代理店
メディアレップから仕入れた広告枠を広告主に販売する役目。ユーザーの履歴やデータ を活用し、より効率的なターゲティングが出来る、PDCAを回しやすい数字に強い代理 店。個人としては独立しやすい。

メディアレップ(媒体代理店)
ネット広告代理店にとっては広告の買い付け先。媒体側にとっては広告枠を販売する窓口

アフィリエイト(成果報酬型
ユーザーによる購入や申し込みの行動があった場合、金額などに応じて費用が発生する

アドテクノロジー
インターネット広告の売買や配信に関連した技術

職種と働き方

①営業
クライアントと内勤をつなぐ窓口的な役割。

②プランナー
⑴メディアプランナー
メディアを使った戦略を考える。どのメディアを使いどのように展開するか、クライアントのニーズや予算感、予想されうる効果なども予測し考える。
⑵ストラテジックプランナー
クライアントに対して最も効果のある広告の打ち出し方を企画立案する。全てのプロダクトや業界・トレンドを理解した上で戦略に落とし込む提案の要で、コンペのために戦略を設計してクライアントに提案する。

③クリエイティブ
コピーライターやグラフィック、映像などアイデアを形する職種。


代表的な企業



総合広告代理店
電通・・・5兆3572億円
博報堂・・・1兆4456億円
ADKホールディングス・・・3528億円
大広・・・1598億円
読売広告社・・・710億円

鉄道系(ハウスエージェンシー)
JR東日本企画・・・1190億円
東急エージェンシー・・・1078億円
小田急エージェンシー
京王エージェンシー
メトロアド

メーカー系
ソニー&電通:フロンテッジ
トヨタ:デルフィス
エヌ・ティ・ティ・アド
ホンダ:ホンダコムテック
サントリー:サン・アド
明治アドエージェンシー

メディア系
日本経済社
日本経済広告社
朝日広告社
毎日広告社
フジサンケイグループ:クオラス

外資の大手代理店
マッキャンエリクソン、Wunderman Thompson Tokyo合同会社、I&S BBDOなど
(日系との合弁会社)
ビーコンコミュニケーションズ、TBWA/ HAKUHODO、電通ダイレクトマーケティングなど

地方の有名代理店
三晃社、新東通信など

制作会社
東北新社、博報堂プロダクツ、AOI Pro.

PR会社
ベクトル(375億円)、サニーサイドアップ(146億円)、電通パブリックリレーションズ(110億円)、プラップジャパン(61億円)、共同ピーアール(57億円)
※2020年5月時点
出典:https://proten.jp/magazine/knowledge/5

デジタル広告代理店
サイバーエージント・・・2414億円
デジタルホールディングス・・・820億円
アドウェイズ・・・369億円
電通デジタル、アイレップ、GMOアドパートナーズ、セプテー二、サイバーコミュニケーションズ

メディアレップ
DAC(2083億円)、サイバー・コミュニケーションズ(844億円)、D2C
https://gaishishukatsu.com/archives/161394

アフィリエイト
アドウェイズ(369億)
ファンコミュニケーションズ(353億)

オススメベンチャー(これから成長しそう)
ワンスター、スターティアラボ(15億)、ネットマーケティング(40億)、マイクロアド、株式会社No.

おすすめの広告メディア3選

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その業界を見てる後輩へのメッセージ

他の業界と比べて変わった人が多い(主観)
広告は華やかで楽しいイメージがあるけどそれ以上に激務。
だからこそ自分の中で広告の何に惹かれているか明確化されることが
大事だと感じた。業界についての質問はあんまりされない、それより個人が何をしたいのか、何に興味があるのか、野望とその実現性を見られている気がした。あと、論理的思考力。コンサルとしての広告感はやっぱりある。課題解決の手段の1つにすぎないからこそ、キラキラしているからだけではなく、何故広告という手法に惹かれるのかそれを伝えられたら良いね!


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