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料理が楽しくなってきた

最近一人暮らしを始めてから、料理が楽しくなってきたので、「なんで料理が楽しいと感じるのだろう?」という純粋な疑問を今日は紐解いていこうと思います。

「自炊しなさそう」

一人暮らしを始めるというと、決まって友人たちに言われるセリフがこれでした。「自炊しなさそう」(笑)。

きっと私の面倒くさがりな性格とか、大雑把な性格がそう連想させるのだと思います。

そんな私が、まあ節約しなきゃどうしようもないという状況も理由の一つなのですが、実は結構自炊しています。

しかも、案外楽しい。

私は仕事を終えて家に帰ってからキッチンに立つほどの元気はないので、「今日何作ろう」から料理をするというより、週末にまとめて野菜を切っておいたり、作り置きを作るのですが、結構それが楽しいのです。

食材を買う→つくる→食べるのプロセスが楽しい

恥ずかしながら、これまで私は25年間ずっと、母が作ってくれた料理、つまり「誰かが作った料理」を食べ続けてきました。

たまに一緒にスーパーについて行くことや、必要な物を取りにキッチンに足を踏み入れることはあっても、料理が食卓に運ばれるまでのプロセス、つまり「母が食材を買い、料理をする」という工程をすべて見ていたことはほぼないです。

食卓に並ぶ料理しか知らない。それまでにどんなプロセスがあったかは知らない。

そんな状態で、ずっとご飯を食べてきました。

だからそれがどれだけ大変なことかとか、なぜ今日の料理はこれになったのかとか、当たり前だけどそんなことは知る由もなかった。

一方で今は、待っていても料理は運ばれてこない。

週末には決まって、近くのスーパーより少し安いので歩いて10分ほどスーパーへ行き、持って行った特大のエコバッグをパンパンにして、それを背負うように持ちながら、とぼとぼ歩いて帰宅します。

ネットで作りたかったレシピを調べて、その通りにやってみて、買い忘れたものに気づいたり、切った野菜を落としてしまったり。たくさん失敗しながら、なんとか料理を完成させます。

そこで一度、「できた!」という達成感を得ることができます。

そして一口味見してみると、「おいしい!」という喜びが得られます。

「できた!」→「おいしい!」→「嬉しい!」

このプロセスを経験できることが、料理の楽しさの本質なのではないかと思います。

そして料理には、「スーパーから重い荷物を持って帰る」「分量を測る」「調理に時間がかかる」といったネガティブな要素があるのも、上記の達成感やおいしさ、嬉しさを倍増させるのではないかと思います。

もちろん誰かに作ってもらった料理もおいしいし、外食だっておいしい。

でも、自分でつくる料理には、それとはまた違うおいしさや喜びがある。そんな気がします。

いつまで続くかわかりませんが、これからも楽しく料理がしたいです。

今はとりあえず、おいしくてきれいな卵焼きをうまく作れるようになりたい。


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