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ドラマ「カルテット」の私的響くセリフ集

先日友人2人から、坂元裕二脚本のドラマ「カルテット」をおすすめされた。以前から気になってはいたが、見始めたら長いよな、となかなか行動に移せず。思い立ったが吉日ということで、さっそく見ることにした。

ドラマ「カルテット」は、30歳を過ぎた4人の男女が偶然出会い、共同生活を送りながら、夢であったカルテット(弦楽四重奏)を組んで活動を開始する物語である。

2017年のドラマ放送時より面白いと感じるのは、ある程度自分がその年齢になってきているからだろうか。ドラマ内で私が良いなと思ったセリフをここに残しておく。


みんなの面白いところをみんなで面白がって欠点で繋がっているの、だめねぇ〜だめねぇ〜って言って。

早乙女真紀/ドラマ「カルテット」

人の欠点を面白がるなんて、人によっては怒られそう!(笑)と思うけれど。人は相手の長所は伝えるけれども、欠点はあえて口にしなかったりするじゃないですか。でもそこを面白がれるって、相手の存在を認めてあげてるってことじゃないかな。一緒にだめねぇって言い合いながら、でもそれがあなたなんだよねって。

ふと、マイペースな友人のことを思い出した。彼女はマイペースで、自分の思ったことはすぐに言う裏表がないタイプ。私がなにかに集中していても「ジュース買いにいきたいから一緒にコンビニについてきてぇ、お願い〜」と言ってくる。でも、そういう時「〇〇ちゃんだからしょうがないなぁ。許したるや〜ん」ってなっちゃうよねという話を本人とした。それに対し、「許したるや〜ん」ってなっちゃうおっちーが好き♡という彼女。

良いところを褒め合える関係も確かに良いけれども、欠点をも面白がれる関係は、ありがたく貴重な存在。まずは自分でトレーニング。自分の欠点を面白がり、人に紹介するところから始めようかな。

ただ、自分にしろ相手にしろ、欠点を真面目にはっきり言われてもちょっと傷つくので、面白がるところがポイント。

みんながみんな向上心を持つ必要ないと思います。みんながみんなお金持ちを目指しているわけじゃないし、みんながみんな競争しているわけじゃないし。ひとりひとりちょうどいい場所ってあるんだと思います。

別府司/ドラマ「カルテット」

本当にその通り、解説不要!「置かれた場所で咲きなさい」という本ならぬ、「自分のちょうど良い場所で咲かせよう」という感じ。(語尾も柔らかめに)

ちょうど良い場所で、等身大の自分でいる。ちょっと挑戦してみるか、無理して挑戦しないかは本人の決めること。自分が周りと比べてどうかというより、みんながみんな同じ土俵に立っていないことに気づかさせられる、良いセリフだなと思った。

最後に、このセリフも。

どうして天気って悪いって言うんですかね。良いも悪いも曇りは曇りですよね。私は青空より曇った空のほうが好きです。

世吹すずめ/ドラマ「カルテット」

ごめんなさい!今まで天気が曇りだと、「天気悪いなぁ」と言っていました!

そうか、確かに曇りが好きな人はいるもんね。勝手に私が悪いものにしていたよ。曇りは曇りで過ごしやすいし、雨は雨で家でしっとりコーヒー飲んで過ごせるからいいもんね。でも私はカメラが趣味なので、やっぱり晴れている方が好きです。


私が「カルテット」を見てくれるのを楽しみにしている友人たちがこのnoteを見てくれていると信じ、また次会った時にあーだこーだ言い合いたい。 

20代後半になり、ドラマや映画、本の作品に触れることの良さを知る。あなたが生きたその世界線を見せて、あなたの持っている価値観を教えて。作品に触れれということは、そういうことなのかなと私の中で解釈してみる。

今からでも作品に触れるのは遅くない、そう言ったのは同い年の友人だった。次はRRR。RRRを3時間見るのと見ないのでは、人生の楽しさが全然変わるから!絶対踊りだりたくなるから!と言われて、そこまで言うならという感じ。私の良いところは人の言葉を聞き入れる素直さ、欠点としては騙されやすさ。

見てみるよ、RRR。

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