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自分が一番自分の味方でいたい




年越しの瞬間の感動は年々薄れていく。「もう慣れちゃったよ年越し、だって28回目なんだもん。」と言ったら、「それはベテランだね〜」と適当に反応する母に、新年初笑いを奪われた。年越しの瞬間にジャンプして、「年越しの瞬間はこの世界にいなかった!!」と無邪気にはしゃいでいたあの頃に、少しだけ戻りたい。



2022年。昨年は何となく「27歳」という年齢に節目を感じていたけれど、本当に節目というか転換期というか、自分の人生観がガラッと変わる、そんな1年を過ごした。

2023年。今年は「自分が一番自分の味方でいる」ことにしたいと思う。自己中心的に物事を考え進めていくのではなくて、もちろん他の人の思考や感情を大切にした上での、「自分」。

昨年、自分の気持ちを確認するために、人間関係や社会生活の中で感じた憤りやモヤモヤ、怒りや寂しさを、一人部屋で、自分の心と対話をしながら、整理していく、ということを何度もしていた。夜中まで、寝る時間も削って、永遠と一人で言葉にして、確かめていった。その感情をnoteに殴り書きしたこともある。

最初は自分本位ではなく、他人を軸にして考えてしまう自分が嫌になって(良いことでもあるんだけど)、本当の気持ちがわからなくなってしまったことから、意識的にするようにしていたことだけれど、段々と自分が大切にしたいもの、感情、言葉、軸を再確認できる有益な時間になった。

そのような時間を過ごしたことで、誰かと常に繋がっていないと不安に感じてしまう性格が、一人の時間を大切にできる性格に変わったし、携帯をあまり触らなくなった。

「誰かのために」の意味を履き違えることなく、人間関係を構築できるようになった気がする。人と話す中で感じる、「私はこう思うけど、この人はこう思っている」という感情をありのまま受け入れられること、自分や相手のことを悪者にしなくて良いこと、それもとても有難く、息がしやすい感情構築ができるようになった。

そして、本や漫画、ドラマや映画に触れた時に、真っ先にSNSでエゴサして人の感想を読み漁ることもなくなった。自分が感じた作品そのものの感想だけで、それだけで良い、他の人と感じたことが違うものでも良いと思えるようになった。

だから今年も「自分が一番自分の味方でいてあげる」ことにしたい。自分のことを大切にできてこその相手。自分が自分を惨めに思っていてはいけない。自分の心の機嫌が良くないと、相手にも愛を与えられないから。



不安定な情勢の中、生きていくことはとても大変なことで、世界の解像度が上がれば上がるほど、息苦しさを増す国に住んでいることも事実だけど、少しの鈍感さ、物事を多面的に捉える聡明さを持ち合わせていたい。目まぐるしく変わる日々の中、自分の感情が変化していくことも当たり前のこと。だからこそ、自分が一番自分の味方でいられますように。

今年もよろしくお願いします。












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