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いろいろあるよね


ここ数週間、夕方散歩に出かけると空を記録しておきたくなってしまう。夏の暑さは憎らしいほど嫌いだけど、夏の夕暮れの空が2番目に好き。(1番はもちろん冬の夜空。)心から「綺麗だな〜」と思う。川辺にいると、涼しい風が吹いてきて、しばらく立ち止まって空を眺める。あの瞬間がとても好きで、今の場所に住んでいるのかもしれないとさえ思っている。

金曜日(2022/06/24)の空

山と田んぼが綺麗だね。この時期の、田んぼの水面に映る夕焼けや山を見るのも好きです。田舎の夕方の散歩はこれが楽しいの。

そんな私はここ最近、ドラマ「ロングバケーション」にハマって、暇さえあればロンバケ、ロンバケ。そんな日々を過ごしていた。1996年のドラマ。携帯などはなく、連絡手段は家電か公衆電話というアナログな世界で、今でさえ考えられないけど、家にいなきゃ連絡が取れない、もう会いたかったら行っちゃう!奇跡を願っちゃう!みたいな状況が逆に新鮮だった。最高で語りたいことはいっぱいあるんだけど、とにかく南が本当に良い女だった。素直になれないところがちょっと意地らしくて可愛かったけど、ところどころに出てくる瀬名を励ます姿は本当に素敵だった。私も南みたいな人になりたい。周りの大事な人のために全力で笑ったり泣いたり怒ったりできる南になりたい。

YouTubeを見ていると奇跡のような出会いをすることがある。私は昔からaikoさんが大好きで、初めて買ったCDもaikoさんというおませガールだった。大好きな曲はいっぱいあるし、気に入った曲を何回も繰り返して聴く習性もあるから、しばらく忘れたようにある曲を聴かないなんてことはよくある。いつものYouTubeサーフィン中に、aikoさんの「キラキラ」のLive映像に出会った。「キラキラ」は正直盲点だったから、その映像を見てなぜか私はボロボロ泣いた。題名そのもの、本当にキラキラしていたから。今もずっと繰り返して見ている。その度、うるっときてしまう。「キラキラ」は明るい曲調なんだけど、ちょっと寂しい曲なんだよね。それがセンチメンタルで、強がっているようにも聞こえて、可愛くて愛おしくて健気で大好きなの。これからも、あなたと私の世界を大切に描いているaikoさんの曲を聴き続けます。

突然、西加奈子さんの「きりこについて」を読み返したいという衝動に駆られた。だから直様読んだんだけど、こればかりはもう号泣しながら読んだ。大学時代「きりこについて」を初めて読んで、あまりしっくりきていなかった私を少し叱りたくなった。(しっくりきていなかったくせに、なぜか友達にいいよって勧めたことがある。潜在的に良いと思ったのかな。)「自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん。」社会的な地位とか、自分の心の中にある「鏡(=誰かにこう見られたいという理想の自分)」に囚われることなく、自分らしく生きていきたいという全ての人の背中を押してくれる、応援してくれるような物語。容れ物(外見)も中身も今まで生きてきた人生そのものが私なのだ。また絶対に読み返します。読み返したい。ブックカバーごと抱きしめて、胸に小説ごと埋め込みたかったです。

ざっくばらんな日々の記録。




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