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誰と接するかで変化する自分

「本当の自分」というものは存在せず、様々な自分が集まることによって、私という人間が形成されているという「分人」という概念に出会った時は衝撃だった。

以前は、学生時代から変化していく自分、接する人によって変化する自分を素直に受け入れられなかった。「本当の自分はこんなんじゃないのに」そんな風に、自分自身にストレスを感じていた。

しかし、様々な自分が存在することを知ってからは、ストレスから全て解放された。生きるステージが変化するとともに、関わる人が変化する。様々な自分が生まれて当たり前。接する人によって、自分が変化するのも当たり前。それが社会で生きていくということ。

私は上司に「あなたはサポート力に欠ける。周囲に対して思いやりが足りない」と言われた。しかし次の日、別の上司から「自分の業務じゃないのに、頑張ってくれて有難う」と言われた。もうこれだけで一目瞭然。どちらの私も私であって、正解などない。

誰と接するかで自分は変化して当然。

これを受け入れると、他人との接し方も変わる。「相手はこういう人間だ」と決めつける前に、「どうして自分は、相手に対してこういう振る舞いなんだろう?」と一度、自分自身を振り返ってみる。何事もまずは自分。自分を知ることは、他人を知ること。自分を大事にすることは、他人を大事にすること。



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