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ねこ脱走、起きてからじゃ遅い!

「うちの子は絶対脱走なんてしないから大丈夫」
なんて思ってはいけない。絶対なんてないんだから。

うちの子も3回くらい本当にあぶねぇ!っていう脱走があった。

1回目は、母が外に出た瞬間を狙って脱走。
お隣さんに「お宅の猫ちゃんが裏で歩いているけど」と言われてようやく気が付いた。

2回目は、窓を開けたら勢いよく庭に脱走。過去2回出てしまったんだけど、そのうち1回は妹が一人でいる時で、相当大変だったらしい。車の下に隠れてくれたからすぐに確保できたけど、車がなかったらどこかに行ってしまったかもしれない。

3回目は、母が満月を見ようと屋上に出たら脱走。まだ隙間にネットを張ったりしていなくて、普段はリードをつけて出入りしていたから、その時の母は大焦りだった。

今はこんな感じにネット付けてる


私がお手伝いしている保護猫団体の譲渡会では「脱走防止対策をしてください」ってお願いをしている。
ケージやフェンスの設置とか、脱走例まで載せて必要性を訴えていた。

でも、うちの子を引き取った時(7年前)は何も言われなくて、
私たち家族も全く意識していなかった。
多分どうして必要なのかを知らなかったんだと思う。
脱走防止対策をする理由を知ると、「ああなるほど」と思った。

例えば、猫はネズミを狩りする捕食動物。だから獲物をたくさんとるために狩猟範囲が広い。だから狩猟範囲のパトロールをしたり、異性と出会うために外に出たりすることがあるんだって。特に発情期のオス。

脱走した後(屋外飼育も同じく)も決して安全ではない。
交通事故に遭ってしまった話は結構聞くし、猫どうしのケンカでケガをしたり感染したりすることだってある。
猫の視野って犬よりも狭くて、危険を感じた時に立ち止まってしまうんだって。だから交通事故に遭遇しやすいみたい。

いま愛玩動物飼養管理士の勉強をしていて、その中で知った事だったり、
実際に譲渡会で聴いたりして、脱走防止対策は必要だと思う。
動物番組で預かりをしている芸能人の方々もやっていることがよく理解できた。

一方で、譲渡会に来た人の中には脱走防止対策になかなか納得しない人や、それが理由で譲渡を断念しペットショップで購入する人もいるみたい。
私の知り合いもそれが理由でペットショップで購入した。

どうして必要なのか?を話すと、大体の人は理解してくれる。
ってことは、脱走防止対策が普通になるように、伝えて、広めていくしかないのかなと思う。
本当は、ブリーダーやペットショップから購入する場合にも、脱走防止対策を義務にできたらいいんだけど。

ペットも家族の一員っていうけど、たとえそれが家族であるペットのためになるのに、脱走防止対策はやらないのはどうしてだろう。
子どもの危険を守るために携帯を持たせたり、認知症で徘徊してしまう場合に個人情報が分かるものを身に着けたりするのと同じことなんじゃないかなと思う。

大事な家族のために、脱走防止対策はした方が絶対にいい。


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