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once
いつかの昏い森の中 きみを好きになった
色褪せた過去(ゆめ)に憧れて 夜を待ち続けた
あの頃は終わりなど知らないで抱きしめた
咎めても きみだけが世界(すべて)だと思った
ずっときみをここに閉じこめたくても
それは夜が魅せた遠い日の出来事
"Nevermore..."
懐かしい声で囁いたおぼろげな想い出
愛した痕をなぞっても二度と戻りはしない
掴めない夢は霧の向こうへ
一度だけきみに触れてみたかった
朝を呼ぶ三日月がきみをさらっていく
鈴の音に呼ばれて きみは去っていく
僕に一夜だけの恋を残していく
明日 光を浴びて僕は生きていく
きみのキスも声も名前も忘れて