満ち欠け

日々のこと、いろいろ。

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  • 満ち欠ける日々

    満ち欠けの日記です。

最近の記事

2022.9.7 自然体で生きていけたらいいのに

 身体がだるい。眠たい。平日も休日も、ひたすらこんな感覚が続いている。転職を決意してから、仕事へのモチベーションも下がっていく一方だ。  最近、外部から職場に不審な電話がかかってくる。あまりにもしつこくかかってくるので恐怖を感じ、周囲は私が電話に出ないよう配慮してくれているが、担当の社員は何も対策をしない。以前にも似たような事例があったのに会社は何もせず、見限って退職した人がいると耳にして、私も今の会社を見限った。業務は嫌いじゃないけど、今年いっぱいで辞めるつもりだ。  も

    • ビー玉

      肌をさすような陽射しをそっと覗いた 透き通る海 決して届かない世界 ソーダのようなはじけた泡を見つめて 昔のきみをまねて空へかざしてみた 隣りにいるだけで苦しくなってた 凍えそうな水面 いたずらに蹴ったら 光の向こう きみが笑ってた きみの睛と同じくらい きらきらしてたまあるいガラス玉に 夏の数だけ封じ込めた 云えない想いを 誰もいない線路の上ではしゃいだ 哀しい予感 どこかで忘れていたかった きみがいなくなるって信じたくなかった 大きな入道雲が淋しさつれてきて いつ

      • 2022.7.21 オランダ絵画とピーター・ラビット

         労働で心を病み、週4にお仕事を短縮して数ヶ月。上司が変わり、労働環境が改善されたとはいえ、心身にたまる疲労はあまり軽くならない。けれどその日はどうしても見たい展示があったから、重い身体を起こして出かけた。そう、『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』だ。フェルメールの初期の作品『窓辺で手紙を読む女』が修復されて、ドレスデン国立古典絵画館から日本へやって来た。当時に近い姿を目にすることができるのは、修復されたばかりのダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を見て以来。  音声ガイドがど

        • 2022.7.18 たまにはホラーやミステリーも

           ミニシアターに行かなくなって数年が経つ(前回に続き、ごぶさたばかりの出だしだな)。実家住まいで、高齢の父と同居しているので、自分が油断をしてはいけないと気を引き締めていたら、映画すら観なくなって久しくなってしまった。高校生の頃から、他人と世界と関わりたくないときは、必ずといっていいほど映画館へ足を運んでいたのに。世の中は、本当に今までの生活をがらりと変えてしまう。  ただ最近になって、huluなどに登録したこともあり、映像をじっくり観る機会が増えた。Prime Video

        2022.9.7 自然体で生きていけたらいいのに

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          4本

        記事

          2022.7.14 一方通行

           Twitterやinstagramを休んで数日が経つ。  投稿したくなるときもあるけれど、「別にいっか」と思い直して止めることができているので、案外無くても困らないみたい。  わたしがTwitterを始めたのは、単に自分が書きたいことを書くためだった。  誰かとつながりたいというような、そういった理由は無かった。フォロワーが少ないことがストレスになっている、という海外の記事かコラムを見たことがあるけれど、わたし個人はそういったものとは無縁で、自分がすきなアカウントの投稿を

          2022.7.14 一方通行

          向日葵

          動けなくなってた 笑いかけられると 空に負けないくらいに無邪気なその睛 視線そらしたとき 少し拗ねてたけど ぼくはいつもきみだけを見つめていたくて 一度きりの夏休み 今日も夏が通り過ぎる いつもいつも同じ場所で 咲かせたまま佇んでる きみを見てるぼくに気付いて 夏が越えて ぼくが倒れ 崩れていくそのときまで 顔を上げて待っているよ この場所から離れはしない 心折れるように膝を抱えたとき 両手で包んでくれる そんな存在(ひと)だった 空は滲みしぼんでいく 通り過ぎる子

          once

          いつかの昏い森の中 きみを好きになった 色褪せた過去(ゆめ)に憧れて 夜を待ち続けた あの頃は終わりなど知らないで抱きしめた 咎めても きみだけが世界(すべて)だと思った ずっときみをここに閉じこめたくても それは夜が魅せた遠い日の出来事 "Nevermore..." 懐かしい声で囁いたおぼろげな想い出 愛した痕をなぞっても二度と戻りはしない 掴めない夢は霧の向こうへ 一度だけきみに触れてみたかった 朝を呼ぶ三日月がきみをさらっていく 鈴の音に呼ばれて きみは去って