見出し画像

私の好きはこれ

娘にはお気に入りのぬいぐるみがいるのですが、

就寝前、布団でごろごろしていた時、

「〇〇ちゃん、〇〇(ぬいぐるみの名前)がだいすき」
「このこがだーいすきなのよ」

と言いながら、そのぬいぐるみを抱きしめていました。

私が、
「大好きなものが見つかって、よかったね」
「ずっとずっと一緒にいれてうれしいね」と伝えると、
照れたような顔で嬉しそうに頷いていました。


私は幼い頃、自分の“好き“を素直に声に出して言えないタイプでした。
好きなことや物はもちろんありました。
でもそれを口にするよりも、周りに合わせた方が、自分が我慢した方が上手くいくんじゃないかって思っていたような気がします。

(まぁ娘と同じ2歳の頃は言っていたかもしれませんが。)

自分より周りを気にして、周りの意見に合わせたり、
親や先生の提案を心の中では嫌なのにっと思いながら受け入れていたり、
とそんな子どもでした。

大人になった今は、いろいろあれこれ……葛藤しながら生きていく過程で、自分と向き合った結果、“私の好きはこれ“が大切にできるようになりました。


だから、今日の娘の素直な「だーいすき」を聞いたとき、
あぁこれからも娘が自分を大切に表現して生きていってほしいなと感じたのでした。

そして、それを今現在、娘ができているということに、母親としての自分が少し誇らしくもなりました。



この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?